東京スタジアムの改修工事について、都議会文教委員会で質問しました。
■ラグビーワールドカップと東京2020大会を視野に
今回の工事の目的については、⑴アクセシビリティ・ガイドラインへの対応、⑵施設老朽化への対応及び⑶施設の機能向上──の3点だとしています。
アクセシビリティ・ガイドラインの基準に基づいて、例えば車椅子席を増やしたり、同伴者が一緒に観戦できるスペースを広げたり、オストメイトトイレを増やすなどの対応を行います。30人乗りのエレベーターを2機設置することで、車椅子の方の移動がこれまでよりも確保されることになります。
このアクセシビリティ・ガイドラインを進めるために、当事者が入ったアクセシビリティ・ワークショップ(より障害者の目線に立って設計を行うよう、大会競技施設の設計段階において、障害のある方や学識経験者、障害者スポーツ団体から直接意見を聴取するもの)がおこなれています。
東京スタジアムは、この第4回で意見交換が行われていますが、そこでは、例えばエレベーターについて「視覚障害者にはどちらに出てよいのかわからないという問題があるため、音声のアナウンスが重要」「改修が不可能な点を明らかにすることで、ハードの不備を補うソフト面の対策も具体的に見えてくるのではないかと思う。ソフト面について、大会主催者等との連携を図ってほしい」など、意見が出されています。
また、東京スタジアムの具体的な改善要求として「夕日が差し込んだ時に。大型スクリーンについても見えにくい」という指摘がなされています。「検討する」と回答しているわけですが、ワークショップで出されたものについて、前向きに取り入れていただきたいということも求めました。
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