日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

#最低賃金時給1500円 に。 #賃上げのための中小企業支援は1000倍 に──共産党都議団で申し入れを行いました。

2019-06-25 | 東京都政・都議会のこと

 25日、日本共産党都議団は、東京労働局長と東京地方最低賃金審議会会長あてに、「最低賃金を大幅に引き上げ、速やかに時給1500円以上の実現を目指すことを求める申し入れ」を行いました。

 1500円の時給でフルタイムで働いても月給は24万円です。そこから税と社会保険料が引かれて手取りになります。

 ただ、中小企業・小規模企業の経営者の方からは、「賃上げしたいけど厳しい」という率直な声もいただいています。

 共産党の提案は、中小企業の賃上げ支援予算を1000倍の7000億円に増額し、社会保険料の事業主負担分を減免するなどして賃上げを応援するというものです。諸外国では、政府が賃上げのための支援を行うことによって、賃上げを実現しています。

 申し入れの中では、共産党都議団として毎年申し入れてきた課題が前進しました。

 今年度から東京地方最低賃金審議会(本審)は公開とすることになったのです。一歩前進です。

 ただ、具体的な議論をしている専門部会の公開と、意見陳述を行う場の設定など、さらなる課題があります。

 引き続き、最低賃金時給1500円を目指して、参院選でも大きく訴えていきたいと思います。

 

 

 

 以下、申し入れ全文です。

東京労働局長        前田 芳延 殿
東京地方最低賃金審議会会長 都留 康  殿

2019年6月25日
日本共産党東京都議会議員団

最低賃金を大幅に引き上げ、速やかに時給1500円以上の実現を目指すことを求める申し入れ

 内閣府の景気動向指数は、2ヵ月連続で景気の「悪化」を認め、実質消費支出も実質賃金も1年前に比べマイナスとなっています。2014年4月、消費税の税率を8%に引き上げて以来の消費の低迷が続いています。
 こうした景気悪化を打開するためにも、GDPの6割を占める個人消費を拡大する最低賃金の大幅引き上げは待ったなしの課題です。しかし政府は最低賃金の引き上げを毎年3%のペースで引き上げるとする立場を変えていません。
 全国労働組合総連合は19道府県で「労働者がふつうの暮らしをするにはどのくらい費用がかかるのか」を明らかにするため、最低生計費について調査を行いました。最低賃金が全国最下位の761円である鹿児島県でも、ひとり暮らしの若者がふつうに暮らすためには、時給約1600円ほど(税・社会保険料込み)が必要との試算結果が出ました。
 調査によって、全国どこでも月額22~24万円ほど(時給約1500円、税・社会保険料込み)が必要との試算結果が出ており、地域別の最低賃金に合理性がない事が示されました。また、現在の最低賃金額と必要な生計費が大きく乖離していることが明らかになっています。
 同時に中小・零細企業がしっかりと賃金を払えるよう支援の拡充を行うことが必要です。政府は、中小企業の賃上げ支援策の予算を2014年度の35.9億円から2019年度には6.9億円へと5分の1に削減しました。社会保険料の中小企業負担の軽減など直接支援、「公契約法」の制定など、中小企業が最低賃金を引き上げることができるようにする環境づくり、支援策が不可欠です。
 以上の立場から、日本共産党都議団は、東京労働局と東京地方最低賃金審議会に対し、下記項目を要望するものです。

1. 最低賃金を大幅に引き上げ、速やかに時給1500円以上の実現を目指すこと。

2. 最低賃金は全国一律とし、格差を解消するよう政府に提言を行うこと。

3. 最低賃金の引き上げは中小・零細企業支援策の強化・拡充と一体で行うこと。

4. 東京地方最低賃金審議会は、全面公開で行うこと。

5. 労働者代表委員は様々な職種、雇用形態の組合などから選出すること。

6. 東京地方最低賃金審議会で、労働者などが意見陳述する場を設けること。

以上

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都議会で取り上げた子どもの権利と校則に関する質問に「子どもたちが声を上げているのは希望ですね」──東京民報に掲載されました

2019-06-23 | 東京都政・都議会のこと

 都議会で行なった子どもの権利についての質問が、23日付「東京民報」に報道されました。

 下着の色が指定され検査を受ける、生まれつきの髪を黒く染めさせる、日焼け止めやリップクリームは禁止など、社会から見て明らかにおかしい校則や生徒心得、学校独自のルールである「ブラック校則」が社会問題となっています。

 実は、この質問のあと、複数のマスコミから反響が寄せられています。

 「子どもたちが声を上げているのは希望ですね」「一人ひとりの意見を尊重することが、こんなに困難だとは」「追加で取材をしたいので、実態について教えてほしい」などなど。

 社会的には、「ブラック校則問題プロジェクト」や「#この髪どうしてダメですかプロジェクト」などがクローズアップされていますが、大々的でなくともローカルに学校のルールを改善している動きが広がっていることにこそ、希望があるなと思います。

 一つの質問で、紹介した事例は氷山の一角ですが、「これはおかしい」という実態とともに、「こうやってよくした」という事例もたくさん集めていきたいと考えています。

 ぜひ、ご意見をお寄せください。

 質問全文はコチラ→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2019/0612_1270

 画像をクリックするとPDFが開きます。

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【告知】6月30日、町田駅でトークセッションやります

2019-06-22 | ごあいさつ・告知・紹介

 参院選目前。

 町田駅でトークセッションやります。

 ゲストは、米倉春奈都議会議員(豊島区選出)。その他にもスペシャルゲストが来る予定です。

 テーマは、働き方、学費と奨学金、子どもの権利と校則、政治は変えられるのかなどを考えています。

 参加型のイベント。いろんな人のスピーチも予定しています。チラシまきなど大歓迎です。

 日時 6月30日(日)14時〜
 場所 町田駅まほろデッキ 

 

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都議会で「選択的夫婦別姓」の法制化を求める請願が採択

2019-06-20 | 東京都政・都議会のこと

 19日は、第2回定例会の最終日。都議会本会議が行われました。

 山形県沖を震源とする地震の被害にあわれた方々に、心からお見舞い申し上げます。

 日本共産党都議団は、藤田りょうこ都議が討論に立ちました。(討論全文はコチラ→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2019/0619_1284

 また、大山幹事長の「談話」も発表しました。(談話全文はコチラ→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2019/0619_1285

 お伝えしたいことはいくつもありますが、取り急ぎ以下の点についてご報告します。

■「選択的夫婦別姓」の法制化を求める請願が採択

 注目すべき請願が採択されました。

 「選択的夫婦別姓制度の法制化を求める意見書の提出に関する請願」です。

 この請願に、都議会自民党だけが反対し、残りのすべての会派が賛成して採択されたのです。

 参考①:「通称使用も、事実婚も「夫婦同氏姓」を前提としているシステムでは不利益がある──早期に民法改正を」
 参考②:「新たな論点を提起した選択的夫婦別姓問題──当事者として思うこと」
 参考③:「一つひとつ障壁を取り除いていくこと」 

■高齢者の移動権についても今後に生きる

 高齢者の運転や移動の権利について次のように談話では書かれています。

 高齢運転者による交通事故防止にむけ、都民のだれもが車を運転しなくても、安全で便利に移動できるようにすることを提案しました。知事が「実効性ある対策を包括的に検討する」と表明し、都として「公共交通の充実や、誰もが移動しやすいまちづくり等に取り組んでいく」との前向きの答弁がありました。

 また、シルバーパスの役割について知事が、多くの高齢者の社会参加と生きがいの活動に活用されているとの認識を表明し、コミュニティバスの役割について、「地域の高齢者、障害者等の有効な交通手段の一助になっている」という都の答弁があったことは、今後に生きるものです。

 この点を最大限生かして、今後の議論につなげていきたいと思っています。

■私立高校の授業料負担軽減も大事な答弁

 私立高校の都独自の授業料補助について、所得制限を引き上げることを求めました。

 わが党は代表質問で、私立高校の授業料の負担軽減にむけ、都独自の授業料補助の所得制限を、現在の760万円未満から910万円まで引き上げるよう求めました。これに都が、「子どもたちの学びたいという気持ちに応えていく」と答弁したことは重要です。
 教育に関する経済的負担軽減は都議会の多数の意見であり、直ちに具体化に踏み出すことが必要です。

 この答弁は、とても大事です。実行を求めて奮闘していきます。

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市民とつながる、都政につなぐ──池川友一活動報告ニュース「都政への架け橋」(第65号)

2019-06-19 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 「池川友一活動報告ニュース 都政への架け橋」の第65号ができました。

 今週のニュースは、

  • 都議会一般質問──加齢性難聴の支援を知事に迫る「補聴器購入補助を提案」
  • 6・30町田駅トークセッションのお知らせ

 について記事を書いています。

 以下、画像をクリックしていただくと、PDFファイルが開きます。

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