内和農園ドタバタ日記

夫婦で農業の備忘録てきなことを綴ります。

色選作業一日したら嫌になった 僕たちはロボットじゃな~い!

2018年11月05日 19時30分00秒 | 田んぼ
今日は、お師匠様と息子様のJV作業です。
農協出荷状態のはえぬきとヒメノモチを全量色選処理後、飯米分を引いた全量出荷する段取りです。
システマティックな作業体系を構築しましたが、こんな作業一秋したら廃人確定だと実感しました。

まずは、うるち米から処理します。
出荷米保管倉庫から、荷受けしておいたうるち米パレット全部を小屋へフォークリフトにて運びます。
このままでは、袋開けが大変なのでオセロのように反転させます。
書くと簡単そうですが30kgを全部ひっくり返すのは重労働です。
お米は1パレット7袋を1段として6段積みです。


パターン1:短辺へ向かうときの心構え
こんな袋は、奥に手をかけて手前に2/3程度手前に引き出します。


スクワットするような感じで体全体でポンとひっくり返します。

奥に手をかけて手前にずるずると移動させます。


パターン2:長辺へ向かうときの心構え
これは意外と楽です。フンコロガシのように転がすとよいです。

クルリンパ。


7袋全部裏返しました。
これで、準備おわり。


昇降台車へ載せます。
移動先の台車よりもお米が高く積んである間は重力さんありがとうと楽します。
1段、2段はフォークリフトでパレットを上げて重力さんありがとうと楽します。

耐荷重よりも10kgオーバーするけど、まぁ良いとします。


先に4本をこんな感じに積んであげます。
頭の1袋をお師匠様が口をほどいてざーとあけます。

作業の妨げにならない左側へ残り3袋をのんびり積みます。
その間にも台車は上昇します。
流石に210kgを上昇させるには僕が両足でペタルに乗ってやっとあげられます。


色選の表示では31俵(30kg袋x2)/1時間の処理スピード
計量機の表示では33俵/1時間の処理スピードで作業すると。


こんな感じでカメムシお米、クサネムの豆、石などを抜いていきます。


正直、三人でもいっぱいいっぱいな作業です。今日だけだからいいけどこれを7.5時間x30日作業させられたらブラック農家だと訴えられます。

僕は、未処理前を運んでひっくり返して、くず米片づけて、処理済みお米がパレット一杯になったら、空パレットと交換して、出荷パレットを出荷倉庫へ運んでを繰り返す。
お師匠様は、袋を開けお米を張りこむ、処理済みお米が出てきたら空袋と交換を繰り返す。
息子様は、出来たお米袋を縛り直してパレットへ積むを繰り返す。
30俵以上のペースだとお米をパレットに置いて戻ってくると次のお米が出来上がってるので休む暇がない。

終わったのは夜7時半。

機械に使われてる感プンプンな一日でした。
こな作業してると昔の農家はいいな!一冬かけてお米を作って売って暮らしてたんだもんな。
田舎暮らしって雑誌でよむとスローライフ満喫って書いてあったな。
そんな桃源郷は何処にあるんだろうな。
誰か教えて。