お隣の福井県で、民謡舞台の司会の仕事でした。
バッグの中に着物&着付けにいるもの一式詰め込んで、早朝出発。
2時間ほどのひとりドライブです。
今日の着物。
わりとおとなしめです。
楽屋にて。
民謡会のかたが、楽屋にお菓子をいろいろ置いてくださっていました。
その中に見つけたのが、これ!
昔ながらのゼリー菓子です。
私がまだ小学校にあがる前の小さい頃、我が家では、おやつといえば母が一斗缶で買っていた大量の「煎り米」。
または、同じく一斗缶に入った、大量の「魚の形のオレンジ色した、みりん味のあられ菓子」。
これを、缶の中からお皿にすくって、来る日も来る日もなくなるまで同じおやつが出てくるんですよね。。。。
なぜかこの時代のおやつといえば、母が缶から出してきた姿が思い出されます。
今思うと、どこかから業務用のお菓子を大量に購入していたのかなあ。
からっぽになると、またちゃんと補充されていましたから。
で。
あまりにもずっと食べ続けたせいか、今では、煎り米と、あの魚のかたちのあられは、もう二度と食べたくないと思うくらい苦手になってしまいました。
そんなある日、近所に、若い新婚のおにいさんとおねえさんが引っ越してきて、
私が家の前でひとりで遊んでいると、おねえさんが、いつも手招きしてお菓子をくれたんです。
おねえさんがくれるお菓子はどれも、私が食べたことのないようなものばかりでした。
そんな中、感動したのが、いちご味のゼリー菓子!!
今まで食べたことのないような食感で、甘くて香りがよくて、しかも可愛らしくて。。。
家に帰って、こんなのまた食べたい!と言っても、買ってもらえるわけもなく…。
その後、おねえさんがまた引っ越してしまい、夢のようなおやつも、それっきりになってしまいました。
今でも、このゼリー菓子を見つけると、つい懐かしくなって食べてしまいます。