ナポリタン

月曜日はラジオの仕事です。

今日もまちなかのサテライトスタジオ。
ガラスを挟んだ向かいのフロアはカフェになっています。
入り口にはお料理の写真が映し出されるモニターが看板代わりに置かれていて、
アップルパイやナポリタンなど、次々に写真が変化していきます。
生放送でしゃべりながら、横目でちらりとカフェのモニターの写真を見ると…
これが実に美味しそうなんですよね…。
今度ここのナポリタンを食べてみよう。
そんなことを考えながら、今日も無事、生放送終了。

そういえば…
生まれて初めて食べた「スパゲティ」は、子供の頃、たまに、ほんとにたまーに連れて行ってもらったデパートのレストランで食べた
お子様ランチに添えられているやつ。
具のないケチャップだけの、それがスパゲティだと思っていたんですよね。

その後、給食で出たスパゲティも、うにょうにょの柔らかい麺だし、
それほど美味しいものだとは思っていませんでした。

高校時代のある日、通っていた手話サークルの皆さんに喫茶店に連れて行ってもらって、
そこで初めて「ナポリタン」を食べたんです。
衝撃でした。
世の中にこんなに美味しい食べ物があるとは！！！！

さらに喫茶店のミートソースのスパゲティの美味しいこと。
カレーも、トーストも…喫茶店のメニューはどれもキラキラと輝いて感じました。
でも、ナポリタンが一番好きでした。

だからかなあ。
この年齢になった今では、もっと本格的なイタリアンのパスタの味も知っているはずなのに、
昭和の喫茶店のナポリタンの味がふと恋しくなることがあります。

ナポリタンが恋しいというよりも、
伸び伸びと好きなことをしていた、あの時代の自分が恋しいだけなのかもしれませんけどね(;^_^A

うむ。今度、喫茶店のナポリタン、食べに行ってこようっと。