”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

少量の小松菜

2019-08-29 09:56:14 | 野菜

昨日の中日新聞に、

浜松の森島農園が、少量の小松菜の新包装袋を導入した

という記事が載っていました。

  

最近、かわいい小松菜の袋が並んでいるなとは思っていたのですよ。

写真の左が新しいパッケージ。

右が従来のものです。

  

   

袋から取り出してみましょう。

従来のものが230g入りなのに対し、

左の少量パックには、100gしか入っていません。

  

  

少子高齢化で単身世帯や夫婦二人の世帯が増えていることを受け、

二人が数回で食べ切れるサイズを・・・

ということらしいです。

  

  

この100gの小松菜を茹でたら、ホントにわずかの量になり、

作り置きのきのこのマリネと合わせて、

小鉢が2皿できました。

  

   

核家族化で、大根、キャベツ、白菜のような重量野菜が

丸ごとでは売れなくなり、1/2、1/4とカットされて売られています。

少人数の家族では、トマトの大玉も食べなくなり、

ミディサイズのトマトが一番売れていると聞きました。

    

大根、キャベツ、白菜は確かに重いので、

持ち運びのことも考えると、カットされたものが好まれるのも

わからないではありません。

しかし、ついに葉物野菜まで・・・。

  

この少量の小松菜でさえ、数回に分けて食べたいとは・・・。

野菜の摂取量はどうなっているのかしら?

ここ10年くらい、1日の摂取量はずっと290g前後を推移していますが・・・。

   

そして、新しい包装にするということは、

その分、コストがかかるわけですが、

新しい袋は、素材のポリプロピレンの厚みを2割薄くし、

1枚の単価を3割削減したとのこと。

  

袋が薄くなっても、中の小松菜は取り出しやすかったです。

  

最近、色々な商品が価格を据え置くために、

量を減らしたり、包装資材を安いものに変更したりしていますが、

そのために、商品が取り出しにくくなったり、

袋が開けにくくなったり・・・。

納豆のパックなど、かき回しているうちに穴を開けてしまったことも

一度や二度ではありません。

  

でも、この小松菜はスルッと、取り出せました。

 

それにしても、野菜の摂取量がこれ以上減少してしまわないか

とても気になります。

 


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