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明治時代の「神人」の一人に、有名な「長南年恵(画像)」がおり、
90年代初め頃に出版された、学生を対象とした幽界譚・神人譚の中で、、
しばしば彼女について読む機会があって、わたくし自身、それらを読んで、
彼女の存在について知った経緯があります。
当時、彼女の人生を描いた短い漫画も描かれ、それが丁度わたくしの手元に
ありますので、今回こちらを抄掲させて頂きます。
彼女は、1863年の山形県生まれ、性格は、「人並み外れて寡黙で、
母親や目上の者に対しては極めて従順、無欲ぶりは痴呆状態に近い
ほどで、誰かが彼女の欲しいと言えば、髪に挿しているかんざしだろうが、
着ている羽織であろうが、惜しげもなく与えてしまうほどであった一方、
常に明るく陽気で、人を疑わない性格であった」と伝えられています。
彼女は成人しても月経はなく、食事を殆ど口にしなくても平気であった
一方、大の男にも劣らぬほどの怪力を発揮し、しかもその怪力は、誰かが
彼女の背後に立つと、消えてしまったそうです。
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その彼女が19歳の時、夢の中に御先祖さまが現れ、氏神さまの神社に
参拝に行くように告げられ、それから神秘的な力を発揮するようになりました。
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21歳になった時、原因不明の吐血を起こし、それからは更に霊的なお告げや
招きを受けるようになり、25歳になってからは、少量の生のサツマイモと
生水だけをわずかに飲むだけの生活となり、やがて生水のみ、そして完全な
絶食生活となったものの、体がやせ衰えたりする事はなく、頑健であった
との事です。
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煮炊きをしたものは体が一切受け付けないとの事で、それを疑った弟が、偽って
湯冷ましを彼女に飲ました所、彼女はその度に吐血し、懐疑的であった弟も、
ついには姉を認めざるを得なくなったとの事です。
また絶食に近づく度に、彼女の人助けの霊力も増し、彼女が数分間祈願すると、
何十本もの空き瓶の中に一度に霊水が充満し、それが病気の治癒に大変な霊験が
あり、当時は非常に遠い地であった北海道からでさえも、霊水を求める者が殺到した
そうです。
彼女はまた、全く無教養であったに関わらず、一回降神があると、奇跡的な書道の
腕前を発揮し、また降臨される神によって異なる、笛や箏(しょう)の音、鈴の音が、
その場に居合わせた人間全員にも聞こえたそうです。
いわゆる神人・聖者と呼ばれる人の多くが、冤罪や中傷や愚法によって追放されたり、
場合によっては投獄される事を経験していますが、彼女もまた、「妄(みだ)りに吉凶
禍福を説き、愚民を惑わし、世を茶毒する詐欺行為」という、現在の民法では全く
問題とされないない罪状で捕えられ、従順な性格であった彼女はただそのまま
従い、計67日間投獄されますが、弟がそれに憤慨し、「姉の起こした奇跡は事実であり、
それを証明して、彼女を監獄から出して欲しい」と訴えますが、中々聞き入れられません
でした。
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とうとう裁判となり、彼女は裁判官に、法廷で「御霊水」を出現させて証拠とするように
命じられ、完全に密封した瓶の中に出現させる事に成功し、「無罪」を言い渡されますが、
これはまた、彼女の霊的な力が、初めて公式の場で認められた事になりました。
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彼女は自らの予告通り、1907年(明治40年)、44歳の生涯を閉じますが、その体は、
20歳の頃と変わらなく、周囲の印象では、もっと若くさえ見えたとの事です。
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「小沢民主党が、外国人参政権を急ぐ理由」
http://www.youtube.com/watch?v=9QxuJY0N8f0
「【移民】オランダの悲劇「多文化共生がもたらしたもの」
http://www.youtube.com/watch?v=Sotg-wxvvLc
かつて、資源の豊かなインドネシアで過酷な植民地政策を行い、豊かさを享受した
オランダが、今では移民自由化政策の為、反対にオランダ人が、政策反対への
言論の自由や思想を奪われ、移民の犯罪などの脅威を恐れねばならないように
なりました。
来年の参院選でも民主党が勝利した場合、日本はオランダ以上の悲劇的な状態に
陥る事になります。