こちらは時差のため未だ大晦日で、もう数時間したらお蕎麦を
頂こうというところですが、日本はもう新年を迎えられましたね。
明けましておめでとうございます。
今年一年が皆さまにとって幸運と祝福に満ちた年となりますように
お祈り致します。
以下、スーフィーの御話しです。
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離れた土地で死んだ有る男が、遺産の配分について、次のような遺言を残した。
「私の所有地に住む人々は、私の財産から欲しいものを取り、
彼らの望むものを謙虚なアリーフに与えよ。」
アリーフとは、当時年端もいかない若者で、村の中で誰よりも権威がないと
思われていた。
そこで長老たちは、遺された土地から自分たちの欲しいものを取り、
アリーフには誰も欲しがらない、僅かなものだけを与えることにした。
その後何年かが過ぎ、成長して知恵と力を身につけたアリーフが、
自分の遺産を受け取りに帰ってきた時、長老たちは
「遺言に従って、これらのものをおまえに分け与える。」とアリーフに言った。
「自分たちの欲しいものを取ってもよい」と遺言に書かれていたので、
彼らはアリーフの取り分を不当に奪っているなどとは、夢にも思っていなかった。
ところが話し合いが行われている最中に、威厳のある、人を圧する風貌をした
見知らぬ人物が現われて、こう言ったのであった。
「その遺言は、あなたたちが自分のものにしたいと思っているものを
アリーフに与えよ、という意味なのだ。
と言うのも、彼こそそれを最も有効に使うことができるからだ。」
この賢者のもたらした一瞬の閃光によって、長老たちは
「彼らの望むものをアリーフに与えよ」という言葉の真の意味を知った。
この不思議な人物は、更に話しを続けた。
「その遺言を遺した男は、アリーフをはっきりと相続人に指名した場合、
自分の財産を村人たちに奪われてしまうような状況で亡くなった、ということを
理解しなさい。
少なくともそれは、争いの原因になっただろう。
そこで彼は、遺産の保護と受け渡しに関する賢明な指示を書き残して、
遺産をあなたたちに分け与えたのだ。
人は自分の所有物だと考えているものは大切に扱うからな。
しかし今こそ、それを正しく用いるために、返す時が来た。」
こうして遺産はアリーフのものとなり、長老たちは真理を悟った。
【祝福を受ける】
「ヤー・ラオーフ」のみ名を沢山唱える者は
アラーより祝福されるだろう。
【幸福を見つける】
「ヤー・モンタアレイ」
このみ名をしばしば唱える者は、全能のアラーにおける
幸福を見つけるだろう。
【真理を見出す】
「ヤー・バアチン」
このみ名を毎日3度ずつ唱える者は、万象における真理を見出す。
【心が照らされる】
「ヤー・ザーヒル」
もしあなたがこのみ名を15度、 金曜日の正午の礼拝の後に唱えるならば、
アラーはあなたの心を照らし出されるだろう。
【現世と臨終の幸福】
「ヤー・アーキル」
このみ名を豊かに唱える者は、良き人生に導かれ、更に良き死をも迎えるだろう。
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「天皇陛下「絆を大切に」…新年の御感想発表」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110101-OYT1T00159.htm
天皇陛下は、新年を迎えるに当たっての感想を発表された。
感想では、昨年は猛暑が続き、経済状況も厳しかったことに触れ、
「人々の生活には さまざまの苦労があったことと察しています」と
国民の暮らしぶりを案じられた。
その 上で、「家族や社会の絆を大切にし、国民皆が支え合ってこれらの
困難を克服するとと もに、世界の人々とも相携え、その安寧のために
力を尽くすことを切に願っています」
とメッセージを送られた。