ラテン語はキリスト教でも「聖なる言語」とされており、
西洋魔術でも重視され、ノーシスでもその響きそのものが重視されています。
60年代初頭のローマカトリック教会の変革により、教会の祭儀や祈祷における
ラテン語の使用が廃止されていきました。
それ以前の時代では、神父になる為には必ずラテン語を修めなければ
ならなかった為、互いの国や人種が違っても、神父同士でラテン語で会話することが
出来たそうです。
今では、ラテン語の使用が認められている一部の派を除いて、
ラテン語を読める神父も非常に少なくなってしまいましたが、
高齢の神父の場合、新しい祈祷文は全く記憶出来なくでも、若い頃に
学習したラテン語は全く忘れる事がないという人もあり、そのような神父は
ラテン語を使ったりしていました。
以下、ラテン語を呪文として使用する魔術です。
このような魔術は、ラテン語とその祈祷文が有する魔術的な力を期待するので、
それ以外に煩雑な儀式や道具の準備がないのが特徴的です。
魔術でラテン語を使用する場合、信仰心や畏敬の念を持っている事が
重要であるとされます。
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【黒魔術や邪術から身を守るための中世のラテン語の護符】
この護符を白い紙に書写して常に持ち歩くようにする。
【幸運や幸福を招き寄せる中世ラテン語の護符】
満月の後の最初の火曜日の日没から3時間後の時に、
白い紙片にこの護符を書写する。
常に持ち歩くようにする。
【悪霊から身を守る呪文】
霊的な作業を行う前に行う事も出来る。
この呪文は、日の出後から日没前に毎日唱える事が出来る。
東を向いて足をそろえて立ち、目を閉じて白い光に自分が囲まれているのを
視覚化する。
そしてしっかりと声に出して、次の呪文を唱える。
こうすれば、悪霊はあなたにダメージを与える事は出来ない。