礼拝や供養を捧げて
合掌して 薬指を左が上になるようにして内縛し、
人差し指の間を開けて誦します。
「ナマー・サマンタ・ブッダーナム
ヤムヤ・ソダラヤ・スヴァーハー。」
礼拝や供養を捧げて
合掌して 薬指を左が上になるようにして内縛し、
人差し指の間を開けて誦します。
「ナマー・サマンタ・ブッダーナム
ヤムヤ・ソダラヤ・スヴァーハー。」
「大随求陀羅尼」は聴くのみで
業障の消除や 悪趣に転生しない事や
大富貴が得られるとあり
「若人須由得聞此眞言(にゃくにんすゆとくもんししんごん)
千劫已来積造悪業重障(せんごういらいしゃくぞうあくごうじゅうしょう)
応受種種流転生死(おうじゅしゅじゅるてんしょうじ)
地獄餓鬼畜生(じごくがきちくしょう)
閻羅王界阿修羅身(えんらおうかいあしゅらしん)
夜叉羅刹鬼神(やしゃらせつきじん)
布単那阿波沙摩羅(ふだんなあはさまら)
蚊龍亀狗蟒蛇(こうりゅうきくもうだ)
一切諸鳥及諸猛獣(いっさいしょちょうぎゅしょもうじゅう)
一切蠢動含霊(いっさいしゅんどうがんれい)
乃至蟻子之身(ないしぎしししん)
不更重受(ふこうじゅうじゅ)
即得転生(そくとくてんしょう)
諸仏如来一生補処(しょぶつにょらいいっしょうほしょ)
菩薩同会処生(ぼさつどうえしょしょう)
或得大姓婆羅門家生(こくとくだいしょうばらもんかしょう)
或得大刹利種家生(こくとくだいせつりしゅかしょう)
或得豪貴最勝家生(こくとくふうきさいしょうかしょう)
滅悪趣(めつあくしゅ)
此人得如上貴処生者(しにんとくにょじょうきしょしょうしゃ)
皆由聞此眞言故(かいゆうもんししんごんこ)
転所生処皆得清浄無退転(てんしょしょうしょかいとくしょうじょうむたいてん)
滅悪趣(めつあくしゅ)
乃至得到菩提道場(ないしとくとうぼだいどうじょう)
最勝之処皆由讃美(さいしょうししょかいゆうさんび)
是眞言功徳如是(ぜしんごんくどくにょぜ)。」
上の動画を再生されて
「大随求陀羅尼」を聴かれる事で
業障の消除や 悪趣に転生しない事や
大富貴が得られます。
(ボロン字)
「智拳印」を結んで
自己の胸の中央に 月輪を観じ、
その月輪の中央に「ボロン字」が輝く様子を観じる。
それから
両手を外縛して 中指を立てて 指先同士をつけ
人差し指は 中指の背につけて
親指は 右指を上にして交差させる。
そして 手印を結んだ両手を
胸の中央→額→喉元→頭頂の順番に運びながら
各処で1遍
「オン・ブッカム。」と誦して 計4遍誦す事になる。
両手を頭頂に持ち上げてから
頭上で手印を解いて 両手をゆっくり降ろす。
それから再び「智拳印」を結んで
途中で途絶えないように 連続して21遍誦す。
「ナマ・サマンタ・ブッダーナム・オン・ブルム・ウム。」
シーク教における修練で、
ヴィラーサナ
(正座して 両足を尻の下に置かずに 尻の横に置く座法)
によって座し
★「ワヘー・グル
ワヘー・グル
ワヘー・グル
ワヘー・ジョ。」
と誦しながら 右脚のみを前に出して
床に膝をつけて
片膝をつくようにして 胸の前で合掌します。
ここまでを1セットとして、
正式には22分間繰り返す事になっていますが、
22分間ではなくても ある程度の効果が得られるようです。
「かけまくも かしこき
速素戔嗚命(はやすさのをのみこと)添(そ)へて
祝(いは)ひまつる
柿本人麻呂命(かきのもとのひとまろのみこと)
紀貫之命(きのつらゆきのみこと)の御霊(みたま)を
招(をき)まつりませ奉(まつ)りて
かしこみ かしこみも白(まを)さく
今世(いまのよ)に行(おこな)はるる
三十一文字(みそひともじ)の歌(うた)はしも
素戔嗚命(すさのをのみこと)の
八雲(やくも)の御詠(みうた)に始まりて
人麻呂命(ひとまろのみこと)
此(この)道(みち)に秀(ひい)でまして
長くも短くも 詠(よ)み出(い)でたまひし
歌(うた)はしも こよなく世に勝(すぐ)れたまへり
さるに貫之命(つらゆきのみこと)は
古今和歌集(こきんわかしゅう)を撰(えら)びて
此(この)道(みち)を
堅(かた)めたまひし 御功(みいさを)しは
永代(ながきよ)の規範(のり)となりて
その恩頼(みたまのふゆ)を蒙(かがふら)ざる者なし
かれここに
令和の〇年 〇月〇日(祭祀する年月日)を
生日(いくひ)の足日(たりひ)と祝(いは)ひ定めて
三柱(みはしら)の御霊(みたま)を合わせ奉(まつ)りて
和歌(うた)の神と崇(あが)め敬(いやま)ひ
斎祭(いつきまる)ると御酒(みき)御食(みけ)
雑雑(くさぐさ)の物(もの)を置高(おきたか)なして
仕(つか)へまつらくを
御心(みこころ)明(あきらか)に聞こしめし 受けたまひて
今も去前(ゆくさき)も 此(この)道(みち)に
入(い)りたらむ人は 身心(みこころ)も正しく
直(すなほ)にして 世に秀(ひい)でたる言葉(ことのは)も
思(おも)ひ得(え)せしめたまひて
千代に八千代に 守り恵み幸(さきは)へたまへと
かしこみ かしこみも白(まを)す。」
(伏魔多聞天)
伏魔多聞天に
礼拝や供養を捧げて誦す事で
加持が得られます。
「オン・ニラン・ヴァラ・タラ
ベンザル・パーニ・マハー・ズチャレサ・グウェラ。」
【神の慈しみに依りすがる祈り】
「ああ主 我らの天主よ
御身に我らの信頼を置きまつるは
御身は慈しみそのものにましますゆえにして
我らは己の罪を悔(く)い改め
御身に慈しみを願いたてまつる。
我らは 聖旨(みむね)に従いて
我らの願えるあらゆる事が与えらるると信じたてまつる。
御身が我らを赦(ゆる)したまうごとく
我らが他人を赦(ゆる)すを助けたまえ。
我らは 己の行い 言葉 祈りによりて
慈しみ深き者になる事を約束し、
我らは人性(じんせい)の弱さゆえに恐(おそ)るるとも
御身の尽きざる善と慈しみに任せ、
我らの星と公教会 国 同胞(はらから)と願える事を
御身に委(ゆだ)ねたてまつる。
我らは 我らと全世界に
御身の慈しみをこいねがいて大きく叫びまつれば、
御姿(みすがた)に似せて創られし 我らを顧(かえり)みたまえ。
聖霊の力によりて
マリアの御心(みこころ)において
この慈しみの生ける模(かたどり)に
我らが 形作られんことを。
すべての者が 御身の慈しみの深きを知りて、
永遠に 御身の慈しみの賛美を歌うを得せしめたまえ アーメン。」
+++++++++++++++
■ 裏天理時報 ■
【第一面:真柱室だより】
(中山善司)
( `m´) 「…昨日も 趣味の自転車に乗りましたよ!」
【第二面:天理教校だより】
(中山善平)
( `m´) 「…また久しぶりに会った友達と 食べに行きました」
+++++++++++++++
| ■□ 天理幼稚園 ■□ |
ζ~( `m´)~ζ 「…皆さん
母の日が 近づいてきましたね。
そこで今日は お母さんの似顔絵を描いて
玄関の壁に貼り、
母の日に プレゼントするようにしましょう」
ζ~( `m´)~ζつ|画用紙| 「…それでは
画用紙に 水彩絵の具で
上手に描いて下さい」
\ はーーーーーーーい! /
ζ~( `m´)~ζζ~( `m´)~ζ( `m´)|・)し
(中山はるえ)
|・)し |ζ~(`m´ )~ζ|
<パレット>
ζ~( `m´)~ζつ 「…そして今日は
真柱様と 婦人会会長様が 来園されて
皆さんが学んでいる様子を
御視察くださる事になっています。」
(中山善司) (中山はるえ)
( `m´)ζ~( `m´)~ζつ| ガラッ
(中山はるえ)
ζ~( `m´)~ζ 「…園児の皆さん こんにちは。
今日は 絵の具の使い方を習って、
皆さんのお母さんの似顔絵を
描いているんですか?」
(中山はるえ) (中山はるえ)
ζ~( `m´)~ζ |ζ~(`m´ )~ζ|
(中山はるえ)
ζ~( `m´)~ζつ 「…クソガキ!!!!!!!!!! |・)し!
私は クソガキなんて産んでいない!!
私の橋本家の血が入った子に
クソガキなんていないのだ!!!!!!!!!!!」
(中山善司)
( `m´)つ 「…はるえ!!!
せっかく小さい娘が出来たのに
何ていう事を言うのだ!」
(中山善司)
( `m´)つ=筆 「…それでは 私も1つ
<パレット> 母の似顔絵を描いてみる事にするか」
(中山善司) (中山まさ)
( `m´)つ |ζ~(`m´ )~ζ|
|・)し
(中山善司)
( つ ⊂ ) 「…ママー!
ハンカチ
ジー君の味方だったママがいなくなって
ジー君 辛いよー!」
( `m´)つ 「…あれ
真柱様が お母さんを思い出して
泣き出してしまったようだ!
みんなで真柱様のために
お母さんの歌を 歌ってあげよう!」
\ ♪ おかーさん なーに おかあさんて いい匂い♪ /
ζ~( `m´)~ζζ~( `m´)~ζ( `m´)
(中山善司)
( `m´)つハンカチ 「…みんな どうもありがとう」
|・)し
♪ブルー・シャトウ
https://www.youtube.com/watch?v=jzRphgmA4J8
|・)し♪「恋愛も化粧も禁じられて
異端に走る 愛実町の布教所
夏でも半袖 禁じている
カルトらしい 愛実町の布教所
きっとようぼくは 男尊女卑の
極端な指導が苦しくて
涙をそっと流すでしょう
小西梅代を 勝手に祀って
異端に走る 愛実町の布教所
きっとようぼくは 家庭軽視の
極端な指導が苦しくて
涙をそっと流すでしょう
「辞めたら不幸になる」と言って
ようぼくを脅す 愛実町の布教所」
(中田善亮)
( `m´)つ| ガラッ
ζ~( `m´)~ζつ 「…まあ これは
表統領先生も 御来園くださいまして」
(中田善亮)
( `m´) |・)し!
(中田善亮)
( `m´)つ 「…今日こそ クソガキを捕獲せねば」 |・)し!
(中山善司)
( `m´)つ 「…善亮!!!!!!
娘を捕獲などと 何を言っているのや!!!」
(中田善亮)
( `m´)つ 「…おや 兄さんも来ていたとは。
では 私が
兄さんの金玉に 先制パンチすれば
私の永久的勝利になるだろう」
(中山善司) ブーーーーーッ!! (中田善亮)
(`m´ ) ===================================3 (`m´ )
(中山善司)
( `m´)
~ガス~
(中田善亮) ~ガス~
( `m´)つ… カクッ
ζ~( `m´)~ζつ 「…皆さん 上手に描けましたね」
(中山善司)
( `m´) |・)し
(中山善司)
⊂( `m´)つ 「…月江は パパの乳首を吸って |・)し!
大本教から ログアウトするのや」
(中山はるえ)
ζ~( `m´)~ζつ 「…クソガキ!!! |・)し!
お前のほっぺを ビンタしてから
お前を 布留川に捨ててやります!!!!!!」
|ミ サッ!
ロシア「モルドバにも戦争仕掛けるから」
EUとぶつかって三次大戦になるのは時間の問題だろう
***
東の最前線は北海道に決まりやな!
***
3月1日の時点でルカシェンコが侵攻計画バラしてたろ
最初からモルドバ侵攻は予定されている
***
いずれロシアと全面戦争しないと止まらんねこれ
他の手段はプーチン暗殺か国内のクーデターか
***
ロシア人ユーチューバーの友達がモルドバの人で
動画で「次はモルドバだ」って言ってた
当たらない事を祈る
***
ロシア人街が出来る
→ 数年後に保護名目ロスケが攻めて来る
なんやこの白アリ…
***
アメリカとやるならともかく
euとやるならロシア圧勝でしょ
***
日本軍が援蒋ルートを寸断しようと大迂回し始めたのと同じか
ルーマニアハンガリースロバキア、そしてポーランド
日中戦争とほんとよく似ている
そのうち真珠湾攻撃的なことになるだろうな
(無虚龍王)
無虚龍王に礼拝や供養を捧げて誦す事で 加持が得られます。
「オン・ププ・ボタ・ボタ・マハー・クロタ・ウン。」
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
+++++++++++++++++++++++
俺 田舎の高校二年生
霊感ゼロ
身長低いフツメン
趣味はゲーム
兄 大学2年生
本人曰く若干霊感あり(よく金縛りに合うらしい)
身長低いフツメン
趣味はPCいじり
母 専業主婦
霊感ゼロ
しっかりしている
父 公務員
霊感ゼロだが、本人曰く若いころは霊感あったらしい
結構抜けているところがある
近所のおじいさん 詳しくは後程
事の発端はさっき紹介した近所のおじいさんが亡くなったところから始まる。
その近所のおじいさんってのは家の近所に住んでいた普通のおじいさん。そのまんまだな。
人当たりがすごく良くて、俺たち兄弟がガキの頃はよく一緒に遊んでくれていた。
たまに家に上げてもらってスイカとかごちそうになってた。
近所との付き合いも広い人で、うちはもちろんのこと、他の近所の人たちとも仲が良かった。
ただ身寄りがなく、俺が高校に入学するころには体調を崩してあまり外には出てこなくなっていた。
そのころはヘルパーのおばさんがおじいさんの家をよく出入りしているのを見かけた。
そんなある休日のことだったんだが、そのヘルパーさんがうちに訪ねてきた。
何だろうと思うと、おじいさんが亡くなったから葬式に参加してほしいとの知らせだった。
死因はよく覚えてないんだけど、なんかの病気だったと思う。
ヘルパーさんの話だと、おじいさんは亡くなる前に遺書をしっかり書いていたそうで、
死んだ後の遺産のことや、家屋の処理についてヘルパーさんに頼んでいたとのことだった。
その遺書の中に、家の家具や食器などは近所のほしい人にあげてもいいと書いていたそうで、
欲しいものがあれば家屋を解体する前に持っていってくれとのことだった。
うちの両親は別に行かなくてもいいと言っていたので、俺と兄で家を見に行くことになった。
俺はおじいさんとの思い出の品でもあればいいなと思っていたが、兄は売れそうなものを見つけて
お金にしようとしていたらしい。
実際におじいさんの家に行ってみると先客が結構いて、めぼしいものはほとんど残ってなかった。
俺は庭に置いてあったおじいさんが大切に育てたであろう盆栽を1つ頂いて帰ったんだが、
兄はもう少し探索してから帰ると言っていた。
俺が家に帰って盆栽の管理方法について調べていると兄が意気揚々と帰ってきた。
なんでもおじいさんの家で面白いものを見つけたと言っていた。
兄は布に包んだ棒状の物を俺に渡してきた。
布を取ってみると中にはなんと立派な刀が入っていた。
かっこええ!と思うと同時に、これ銃刀法違反とかで違法なんじゃね?と心配になった思い出。
鞘から刀を抜いてみると刀身は結構さびてて、銀色の部分のほうが少なかったと思う。
兄「めっちゃカッコいいだろ?オークションで高く売れそうじゃん?」
俺「売れるかもしれないけど、法律上いろいろまずいんじゃない?」
兄「すぐ売れば大丈夫でしょ!」
うろ覚えだけどこんな感じの会話をしたと思う。
この日の夜からうちで不可解な現象が起きるようになる。
その日の夜のことだった。
家族みんなで晩飯を食べていると誰もいないはずの玄関のライトがぱっとついた。
家の玄関のライトはセンサー式で人が通ったりしたら明かりが点くんだが、
家族は全員居間にいるから玄関に誰もいないのは明確だった。
その時は家族みんなで「不思議だねえ」「虫にでも反応したんだろ」みたいな話をしたと思う。
そのあとは普通にテレビ見て、風呂に入って寝た。
俺はその日寝てから人生の中で1番最悪な夢を見た。今でもはっきり思い出せるくらい。
俺は知らない部屋の中でぶっ倒れてた。
脇腹が痛くて痛くて動くことができなかった。頑張って脇腹を見てみると服が血で真っ赤になってた。
頭の上のほうから謎の言語で叫んでいる声が聞こえたんだが、知らない言語なのに「たすけて!」
「いやだ!」と言っているのが分かった。
声のする方を見ると、俺の妹が軍人らしき人たちに暴行されていた。
ちなみに現実の俺に妹なんていない。
でもそこにいるのは間違いなく俺の妹だった。もう訳わからんな。
俺はもうね、マジで怒りに震えてた。その軍人どもが憎くて憎くて仕方なかった。
さっきまで幸せな家庭だったのに、こんなの酷すぎるって。
たとえこの命が尽きても、絶対にこいつらをぶっころす。
まだ年端もいかない妹をこんな目に合わせている奴らを許しはしない。
俺はもう怒りと憎しみだけで立ち上がってた。
脇腹は死ぬほど痛かったけど、
口の中は血だらけで声も出なかったけど、そんなことはどうでもよかった。
妹は俺に必死に助けを求めて抵抗していたが、
軍人数名に押さえつけられ、殴られ、本当に無力な抵抗だったと思う。
そうして妹に群がる軍人どもに飛びかかろうとしたとき、背中に激痛が走ってまた倒れた。
もう訳が分からなかったがとにかく憎かった。
背中の方からははっきりと日本語で
「下衆ながらあっぱれなものだな。誇って氏ぬがいい。」と聞こえた。
でもその時の俺にはこれがなんて言っているのか分からなかった。
視界が暗くなっていく中、ただただ憎くて憎くて悔しくて情けなくて。
俺は汗だくで飛び起きた。
もう訳が分からな過ぎて、憎い感情も収まってなくて、今のが夢だと気付くのに3分くらいかかった。
高校生のくせに怖くなってしまった俺は一人で暗い部屋にいることができずに、
とりあえずお茶でも飲もうと思って居間に行った。
居間に行くと深夜にもかかわらず母親が起きていた。母親はなぜか洗面器にゲロ吐いてた。
俺「どうしたん?体調でも悪い?」
母「いやね、そういうわけじゃないけど嫌な夢を見てね・・・」ゲロゲロ
話しながらゲロを吐き続ける母親。なぜか俺ももらいゲロをしてしまった。
俺は床にしてしまったゲロを処理しながら俺も嫌な夢を見たことを話した。
お互い見た夢の内容が内容だっただけに詳しい内容までは話さなかった。
母親に後日聞いた話だと、夢の中では母親は妊婦で、何かから逃げるように川の中を歩いていたらしい。
ようやく岸にたどり着いて、助かったと思った途端に何者かに刀でざっくりと切られたそうだ。
その後その何者かは母親の腹を裂いて赤子を取り出し、母親の前で斬殺したとのことだ。
その赤子ってのが結構大きかったみたいで産声をあげていて、その産声が頭から離れないって言った。
まあ、この母親の話は全部事が終わってから聞いた話で、このときは嫌な夢とだけ言ってたと思う。
そんなこんなでゲロの処理が終わるころ、兄の部屋から奇声が聞こえてきた。
何事かと思って兄の部屋に直行したら、そこにはとんでもない光景が広がっていた。
兄の部屋を見ると、全裸で鬼気迫る表情の兄が奇声を発しながら自分のケツをパシパシ叩いてた。
俺はこれはヤバいと思って全力で兄を押さえつけた。
兄は思いのほか全然抵抗とかしないであっさりと取り押さえられた。
俺は兄が何かに取り憑かれたか、気が狂ってしまったのかと思っていたんだが、信じられないことに兄は正気だった。
何でも兄も怖い夢を見たらしく、全裸でケツを叩いていたのは除霊のおまじないだと言っていた。
後で調べて分かったんだけど「ビックリするほどユートピア」っていう割と有名なおまじないだった。
こんな話だけどギャグとかじゃなくてマジな話だからな
びっくりするほどユートピア!
「びっくりするほどユートピア!」 とは、気分がふさぎ込んでいる時、落ち込んでいる時に、
自分のお尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき、
ベッドを昇降しながら大声で唱えると気分が晴れやかになり、
部屋にたまっている女の悪霊も退散して幸せになれるという、
ありがたいおまじない (と、その一連のやり方) のことです。
次の日、兄と昨日見た夢の内容について語った。
兄は何でも処刑される夢を見たとか。
処刑された理由は「目つきが鋭いから」
むちゃくちゃ訳わからんけど兄は夢の中で目つきが鋭いゆえに処刑されたらしい。
お互いの夢を語っていくうちに共通点がいくつかあった。
お互いに殺される夢であること。
夢の中で自分たちの言語が未知の言語であること。
死ぬ直前に日本語を聞いているが、夢の中では日本語を理解できていないこと。
こういった共通点が見つかった。
兄はこれは心霊的なものじゃないかって言ってた。
俺は幽霊とか信じてなかったけど、実際怖かったしそーゆーのもあり得るんじゃないかって思い始めてた。
ではこのような怪奇現状?が起きている原因と言えば思い当たる節は1つしかない。
おじいさんの家から持ってきた刀だ。
あの刀絶対呪われてんだろって結論が出た。
問題は刀をどうするか。
俺はおじいさんの家に返して来ればいいと思ったんだけど、
兄はどうしても売りたいと言っていて、その日のうちにオークションに出すことになった。
でも刀は落札されることなくまた夜を迎えた。
この日は玄関のセンサーが大暴れだった。
昨日は1回だったのが今日は数分おきにライトが光る光る。
父親以外はもうガクブルでした。
父親はセンサーがぶっ壊れたんだなって言ってライトの電源を落としてた。
そのあとは家じゅうラップ音がバッシバシ。
兄は刀を家に置いたまま友達の家に泊まりに行った。まじ兄ふぁっく。
その日も仕方なしに寝ることになって絶対寝れないわって思ったけど普通に寝てしまった。
そして案の定また最悪な夢を見てしまう。
今度の夢は前回の夢とはまた違った夢だった。
俺は河川敷にいて、手と足を手錠みたいなので固定されて正座してた。
それでなぜか体はビショビショ。
水ではなく、灯油?みたいなのでビチョビチョ。
で、俺の周りにも同じように手錠されてビチョビチョの人が何人かいた。
それで数人の軍人らしき人たちに銃を向けられた状態で無言でみんなで正座してた。
これはもう火を点けられる以外の選択肢はない状況だろうと思った。
だったらせめて軍人を一人でも道ずれにしてやろうと考えていた。
そのうち案の定、数名の軍人が火のついた松明みたいなのを持ってきて俺達のほうに投げてきた。
もちろん俺たちは大炎上した。
最初はヒリヒリするだけで割と大丈夫だったんだけど、すぐに全身が痛くて死にそうになった。
やるなら今だと思って近くにいた軍人に向かってジャンプ。
でも、足にも手錠されてるから当然上手く移動できずに転倒。
それでも一矢報いようともがいてみるも、もう痛すぎて一矢報いろうって考えを忘れた。
痛すぎてのたうち回っているうちに段々目が見えなくなってきた。
眼球っていうか、顔の内側が焼けてるような感じがして死ぬかと思った。
もう死ぬ思いで薄れていく視界の中で軍人っぽいシルエットに向かって全力で転がった。
もう少しで届くかもしれないと思ったときに、何か冷たいものが俺の胸を貫いていた。
ああ、ここまでかって思ったところで目が覚めた。
もう夢だってすぐに分かったんだけど全身ヒリヒリするし、
胸の所が冷たい感覚も残ってて気分は最悪だった。
また居間に行ってみたら母親も起きてて録画したドラマを見てた。
母親はそもそも寝る気がなく、オールするつもりだった。
母「また怖い夢見たんでしょ?」
俺「うん」
母「兄はそれが嫌で逃げ出したのかもね」
俺「それ以外ありえないでしょ」
この日は母親とドラマを見て夜を明かしました。
ドラマを見ながら俺はいろいろと考えた。
俺達の見た夢は、おそらく日本軍に殺された、それもあの刀で殺されたどっかの国の人たちの怨念が
俺達に死んだときの夢を見せてるんじゃないかって。
そう考えれば辻褄が合うような気がしてた。
ではなぜそんな刀がおじいさんの家にあったのか。
おじいさんは怖い夢を毎晩見ていたのか?
そんな疑問が出てきた。
次の日はおじいさんの葬式だったので、俺はそこでヘルパーさんに話を聞きてみようと思った。
おじいさんの葬式に行く前に俺は父親に変な夢を見てないか聞いてみた。
父「夢?ああ、そういえば二日連続で似たような夢を見たな。」
俺「どんな夢?」
父「知らない国でな、立派な刀を持ってな、悪いやつらをズバッと切ってく夢だよ。
妙にリアルな夢でな、夢の中では父さんはヒーローなんだよ。」
俺「マジか」
信じられないことに父親は斬る側の視点から夢を見ているようだった。
変な話だけど俺は父親に対して物凄い殺意を感じたよ。
夢の中では俺は斬られる側の視点にいるわけだからね。
と言うことはだよ、この刀には切られた人の怨念だけじゃなくて斬った人の魂も籠ってるの?
ってことになってしまう。
まあヘルパーさんに聞いてみれば分かるかって思って、このときは考えるのをやめた。
そして始まったおじいさんの葬式。
参列者は少なくて半分くらいは近所の人たちだったと思う。
ちなみに兄は来なかった。マジふぁっく。
葬式は何事もなく淡々と行われた。
葬式が終わってすぐにヘルパーさんを捕まえて刀について聞いてみたが、
ヘルパーさんはなんと刀の存在自体知らなかった。
マジかよって思ってたら近くで話を聞いていた知らないおじさんに
「そういうのは神社さもっていげ」って言われた。
俺はおじいさんに言われたとおりに神社に持っていくことにした。
一旦家に戻ってから刀を持って、俺は自転車で近所の神社へ向かった。
オークションの出品を取り下げようと思ったけどパスワードが分からずログインできなかったので
そのままオークションは放置した。
兄はまだ帰ってこない。
近所の神社に行くと30歳くらいの神主さんが快く迎えてくれた。
事情を話している間は神主さんはうんうんと話を聞いてくれた。
神主「これはもしかしたらそういう曰くつきの刀かもしれないけどさ、
そのおじいさんの家から勝手に持ってきちゃったんだよね?
それならここじゃなくて、まずはケーサツに届け出を出したらいいんじゃないかな。」
俺「なるほど。」
神主様のありがたいお言葉をいただいた俺は警察に連絡をした。
ケーサツ「あー今日はもう担当の窓口終わってるので明日また連絡もらえますか?」
俺「はい。」
こうして俺はもう一日この刀と夜を明かすことになった。
俺は苦肉の策で刀を家の小屋に置いた。
同じ敷地でも建物が違えばひょっとすると・・・って思って。
昨日オールしただけあって俺と母親はめちゃくちゃ眠かった。
小屋に置いておけば大丈夫だろっていう思考停止作戦で俺たちは寝ることにした。
ちなみに寝る前に兄から電話があった。
兄「刀どうなった?」
俺「明日警察に持っていくことになった。」
兄「ふーん。それじゃ俺はもう一晩友達んちに泊まってくわ!」ブチッ
まじ兄ふぁっく。
俺はこの日は悪夢を見ることはなかった。
正確に言えば悪夢を見る前に母親にたたき起こされた。
突然起こされて何事かと思ったら居間の方から変な声が聞こえてくる。
「私の刀はどこだ!?」と。
母「ヤバいよ!ヤバいよ!父がおかしくなっちゃったよ!」
俺「うん?」
母「突然起きてきたと思ったら、刀はどこだーって言って暴れてんの!ヤバいよ!」
完全にパニックの母親に寝ぼけ頭の俺。
状況はさっぱり分からなかった。
とりあえず居間に行ってみるとめちゃくちゃに荒らされててビックリしたよ。
それで息の荒い父親に「俺の刀をどこにやった?」って胸倉を掴まれた。
俺はもうビビりまくりで「そ、外の小屋に置いてあります!」って。
父親は俺を突き飛ばすとズカズカと玄関から出て行った。
母親が慌てて玄関のカギを閉めてた。
外からは暗い中小屋を物色する音が聞こえる。
そもそもおかしな話なんだよな、誰も被害を受けてない父親には刀のことなんて何も話してない。
父親は刀の存在自体知らないはずなのに、俺の刀とか言っちゃってるし。
ここまで考えてやっと父親がなんかに取り憑かれてるんじゃないかって発想に思い当たった。
外では刀を見つけたであろう父が「あけろ!」と暴言を吐きながらドアをガンガン叩いてた。
悩んだ挙句、俺は物理的に父親を気絶させることにした。
冷静な判断ができれば通報するなりしたと思うんだけど、
このときは非常に腹が立っていて父親をぶん殴ってやりたかった。
俺は松島へ旅行に行ったときに買った木刀を装備して勢いよく玄関のドアを開けた。
ドアを開けると、勢いよく開いたドアにぶつかった父親が尻餅をついていた。
父親は手にしっかりと刀を持っていた。鞘から抜いた状態で。
錆びているとはいえマジもんの刀。突然怖くなってしまい「うひっ!」とか変な声が出た。
父「何をするか!!」
俺「ひいい!!」
父親は刀を振り上げて思いっきり切りかかってきた。死ぬかと思った。
俺は目をつぶってビビりながら木刀で必死のガード。
ゴキッって変な音がした。
恐る恐る目を開けると刀が見事にポッキリ折れていた。
俺は刀で切られそうになったっていう恐怖のあまりその場でゲロをした。
父親はポカーンとしてた。
「俺は?へ?夢?」みたいな感じで父親も寝ぼけたようにパニック状態になっていた。
母親が出てきて俺達を落ち着かせてくれた。
父親はなんだか寝ぼけたようにフラフラと布団に戻っていった。一応正気ではあったようだった。
俺は恐怖のあまり寝ることをあきらめた。
母親も結局寝なかった。
俺は次の日朝一番で警察に連絡をした。
刀を見つけた経緯を話すと、
とりあえず鑑定をするから日程が決まるまで持っていてくれって言われた。
冗談じゃない。もうこの刀と夜を共にしたくなさ過ぎて電話しながら号泣。
俺「この刀マジ呪われてんですよぉ・・・」
みたいな感じで。
今思うと恥ずかしすぎる。警察の人もドン引きだったんじゃないかな。
話していくうちに、
とりあえず事情を詳しく聞きたいということだったので
俺は刀を持って警察署へ行くことになった。
警察署に行くとすぐに担当の人が来て話を聞いてくれた。
折れているのを見ると、「これはもう処分だろうなあ」って言ってました。
急を要する用がない場合は処分の手続きが済むまで家で預かってもらわなければならないとも言われた。
マジで本当にそれだけは勘弁してほしかったので、泣く泣くこれまでの経緯を説明。
悪夢の内容から父親の変貌まで。
警察の人は「それが本当なら殺人未遂だなぁ(笑)」みたいな反応。
子供だからって全然取り合ってくれなかった。
早く預かれるように善処してくれること、
急を要する理由としては前例がないことから上の人に聞いてみること
この二つを約束して結局は刀を持ち帰ることになってしまった。
俺は絶望のうちに家に帰った。
家に帰ってからは刀を置いて図書館に行った。
勉強をする為でなく、本を読むためでもない。寝るためだ。
机に突っ伏しての昼寝だったけど、何時間も熟睡することができた。
夕方になるころに図書館の人に起こされた。
ついでにここは寝るところじゃないって怒られた。
ケータイを見ていると謎の不在着信が入っていた。
恐る恐る折り返してみると警察だった。
警察「俺君のケータイで間違いありませんか?警察の物ですが」
俺「はい」
警察「先ほどの刀の件ですが、こちらですぐに預かることになりましたが問題ありませんか?」
俺「え!?は、はい」
警察「では今から回収に伺いますので家で待っていてください。」
俺「へ!?は、はい」
こんな感じの会話をした。
あまりの対応の早さに正直驚いてた。
慌てて家に帰ると家の前にパトカーがすでに止まっていた。
いつの間にか帰ってきていた兄が玄関でオロオロしてた。
ついでに言うと数名の野次馬もいて気分はあまりよろしくなかった。
警察「俺さんで間違いありませんね?」
俺「はい」
警察「この刀はこちらですぐにでも処分させていただきますが構いませんね?」
俺「は、はい」
警察「では処分が済みましたらまた連絡しますね。」
物凄い手短に話をして警察は刀を持ってとっとと帰って行った。
あまりの対応の早さに唖然とするばかりだった。
そのあと兄にこれまでの経緯を説明。
話している途中でイライラしてきたので兄の顔面にストレートを入れる。
そこから兄弟初の取っ組み合いのけんかになった。
兄が思い出したようにオークションを見ると結局落札されていなかった。
開始価格から結構な高値だったのが原因だと思う。
その日の夜、家族が集まってから家族会議をした。
これまでの経緯を整理した。
みんなの見た夢の発表が主な感じだった。
父親は暴れた件について父親は
なんとなく覚えているけど、刀が折れるまで夢を見ているような感じだったそうだ。
そんな話をしている中
玄関のライトが付いた。
もちろん玄関には誰もいない。
もう家族全員ガクブル。
刀はもうないのになぜ?
思い当たる節はあった。だって玄関で呪いの刀折っちゃったじゃん。
俺の考えでは刀に籠っていた怨念とかが折った拍子に刀から解放されちゃったんだと思った。
父親が塩持ってこいって言って、家族全員で家じゅうに塩をばらまいた。食塩だけどね。
そこからはうちは幽霊屋敷と化した。
ラップ音が鳴りやむことなく、鏡には変な影が映りこみ、誰もいないのに足音がしたり
焦げ臭いにおいがしたり、カーテンが揺れたり、兄がユートピアしたり・・・
兄が入浴中に風呂のドアのすりガラスの向こう側に人影を発見。
大声を出して助けを求めるも誰にも声は届かなかったらしい。
意を決して扉を開けるが、案の定誰もいない。
その場で全力でユートピア。
ユートピアの奇声は家じゅうに響き渡ってた。
俺達はたまらず家を飛び出した。
その日は車で15分くらいのビジネスホテルに泊まった。
ホテルでは何事もなく朝を迎えることができたんだけど、
車に戻ると車の窓の内側に赤い手形がついてた。
赤い手形とかテンプレすぎるでしょwwとか兄と話してたけど、内心死ぬほど怖かった。
ホテルを出た俺たちはすぐさま近所の神社へ直行した。
朝早い時間だったのにもかかわらず、神主さんが快く迎えてくれた。
事情を話すと
神主「いやー、そこまでいくと私の手に負えるかどうか・・・・」
俺「お願いです!助けてください!」
母「思い出の詰まった家なんです!」
父「まだローンが半分も残ってるんです!」
神主「とりあえず車の手形を見に行きましょうか」
俺達は駐車場に止めてある車へ向かった。
神主「いや、すごく嫌な感じがしますね。
一旦戻って応援を呼びましょう。」
俺達は神社に引き返してお茶とおかしを頂いた。
その間神主はあちこちに電話をしていた。
すると続々と他の神社の神主らしき人たちがやってきた。
中には「あの車は何だ!」と怒鳴りながら入ってくる人もいた。
総勢9名の神主とそのお手伝いの人たち。
中々の壮観だった。
その中の一人が俺と父親に悪いものが憑いてしまっていると言ってきた。
そりゃあんだけいろいろ起きていれば憑いていないほうがおかしい。
俺と父親は本堂?に通されて神主二人掛でお祓いを受けた。
20分くらい何事もなく過ぎたけど、心なしか気分が晴れた気はした。
俺たち二人がお祓いを受けている間に車のお祓いも他の神主たちの手によって行われていた。
神主3人が木の棒に紙が付いたやつとか、葉っぱとかを一生懸命振っていた。
こちらも20分くらいで終わったが終わるころには神主たちはめっちゃ息切れして疲れてた。
車のお祓いが終わった時点で一旦作戦会議が行われた。
まず俺には中年男の霊が、父親にはおじいさんの霊がついていたらしい。
いずれも外国人だろうとのことだった。
車には2人の子供の霊がいたらしい。こっちは日本人だそうだ。
なんで日本人が?って思ったけど、強い霊が集まっていると他の関係ない霊も惹かれてしまうとかなんとか。
そしてこの後にはいよいよ家に向かうことになった。
家に着くと神主の一人が吐いた。
他の神主も気分が悪そうだった。
神主A「これは想像以上ですね。これをほおっておくわけには行きませんが・・・」
神主B「いったん戻ってしっかりと準備をしてからまた後日出直しましょう。」
神主C「ご家族の皆さんもそれで構いませんか?」
父親「わかりました。」
家の状態は想像以上に悪いらしく、明日また出直すことになった。
ちなみに次の日は学校の予定だったが、父親に休んでいいと言われた。
俺達は除霊済みの車でまたビジネスホテルに泊まった。
次の日の朝、いよいよ家の除霊がはじまった。
家の周りを白い紙で囲って、即席の神棚みたいなのを玄関の前に用意して、
それはもう大きな儀式だった。
車の除霊の時に使った木の棒や葉っぱを神主さんたちが必死に振り回す。
家の外壁のあちらこちらにお札をペタペタと張っていく。
ここでいったん休憩を挟む。
何でもこれでやっと準備ができたとのことだった。
その後神主が二人家の中に入っていった。
中で何をしてたのかは分からないけど1時間くらいして出てきた。
説明だと無事済んだとのことだった。
後は家の中のお札さえはがさなければ大丈夫と。
ちなみに経費はもちろん高くつき、父親は頭を抱えてた。
俺達は神主たちに散々お礼をして家に入った。
家の中では基本的に一部屋に1枚、廊下とかトイレには数枚って感じでお札が貼ってあった。
結局あの刀が何だったのか、おじいさんがなんで持っていたのか、謎は残るばかりだった。
後でその話をしたときに兄が
「もし本当に外国人を大量に斬った刀だったとしたらさ、DNAとか出ちゃうと
外交的にもいろいろまずいんじゃね?
そう考えると警察の素早い対応にも頷けるよな」
って言ってて怖くなった。
その後定期的に神主さんがお札を張り替えに来るけど、目立った怪奇現象は無くなりました。