「オン・アミツリタテイ・サイギャラン・ウン。」
この眞言を誦したり書写したりする事で
福楽 智慧や弁才 寿徳や色力
悲愛や色善などを増し
業障や病が消除され
来世において 九品浄土に往生できるとされます。
以下 ネットに投稿されていた体験談のコピペです。
+++++++++++++++++++++++++
兄が高校生、俺が中学生の時、兄が「自分の葬式の夢を見た」と言ったことがあった。
どういうのかと聞くと、テっちゃんの寺で葬式をやっていた。
(テッちゃんとは中学の理科教師で、俺も兄貴も理科を担当してもらった。
うちの割と近所に住んでいて実家が寺。テッちゃんもテッちゃんの父親も住職をしている)
物凄い量の花があって物凄く豪華な葬式で、
その真ん中に白黒でニッコリ笑う俺の写真があって、
「ああ。俺死んだんだな」ってわかったんだよ。
周りをみると凄い人で、100人とか超えていて、
俺って人気者じゃんって嬉しかったと言うので、
テッちゃんのところは宗派が違うし、
うちは貧乏だからそんな豪華な葬式もできないし、
友達100人て歌そのまんまじゃん、って二人で笑いあった。
それから6年くらいして、兄は就職して数ヶ月で事故で死んだ。
遠方での事故のため、後処理をするため両親はそっちの警察とかにいき、
俺と妹しか自宅にいなかったので、叔父が葬式の手配なんかをしてくれた。
父が電話で、
『若くして亡くなったし、もう息子のために何もしてあげられないから、
できるだけ立派な葬式をしてあげてほしい』
と叔父に告げた。
叔父は「わかった」と言い、個人レベルでは一番高い葬儀を頼んだ。
その上は社葬しかないという、その店で最高レベルの葬式で、
価格は300万超えていたらしくて、値段を聞いた母が本当に目を丸くしていたのも覚えている。
場所もうちから近いテッちゃんの寺でやることになった。
(余談だが、この時知ったんだが、宗派の違う寺で違う宗派の葬式をやることが可能らしい。
ちなみに、お坊さんは真言宗の人がきてくれて、
テッちゃんは御通夜でお経を読んでくれただけだった)
兄は高校は進学校で友人が少なかったが、大学に入って結構ハジけるようになり、
美術サークルなんかにはいったり幹事をやったりしていたので、
友達の友達から連絡がきたり、他の大学の人も後からきてくれたり、
それこそ友達100人レベルできてくれて、お香典も300万くらい集まったので、
結果として、そのレベルの葬式で正解だったのかもしれない、と後で思う。
なんか雑多な文章になったけど、
あの時 兄が見た夢っていうのは
案外本当の自分の葬式だったのかも、と後から思ったわ。