上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「熊本港を考える集い」

2011-09-02 21:48:41 | 議会活動
 2日夜、パレアで「熊本港を考える集い」が開かれた。松岡徹県議が県政の大きな無駄遣いとして、6月議会で指摘し、見直しを要求している問題です。1973年につくられた県の港湾計画によって整備が進められ、これまでに約1600億円が投入され、今後もさらに約550億円をつぎ込んでいく計画となっています。しかし、地盤がゆるく、固い地盤にプリンとゼリーが乗ったような形になっており、今でも大きなゆがみが生じており、また土砂の堆積を取り除くのに毎年7億円も必要という、無駄に無駄を重ねるような港です。しかも、それだけの事業費をつぎ込みながら、コンテナ船の入港はたった週1回で、周辺は大勢の釣り客でにぎわっています。インターネットの釣り情報では、「穴場」と紹介されています。
 私は、熊本市議会の「中心市街地活性化特別委員会」に所属しています。熊本市は、熊本城周辺や中心商店街から熊本駅周辺に至るまでの広大な地域を指定し、「中心市街地活性化基本計画」を策定し、交通センター周辺や駅前などの再開発事業等を種々に進めています。10月に熊本駅前にオープンする図書館などの入った「森都心プラザ」を中心にした駅前東A地区再開発事業は3棟のビル(最大のものは35階建ての超高層分譲マンション)を建設し、総事業費を市の予算で211億円も投入します。熊本城内には大型観光施設として「城彩苑」が50億円の事業費(運営費含む)で建設されました。今後も産業文化会館を取り壊して建設する花畑町再開発、交通センター周辺に市が入って3000人収容の大型コンベンション施設を建設する桜町再開発など、大型の再開発ビルを次々に建設しようとする計画です。この壮大な「熊本市中心市街地活性化基本計画」が総事業費1991億円ですから、熊本港への2000億円を超える投資がいかに法外なものであるかわかります。
 無駄を削って、住民の「いのち・暮らし」優先に、その思いを新にしました。
いよいよ5日より、9月の定例議会が始まります。皆さんの思いをしっかり議会に届けるために頑張ります。
コメント
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