上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

6月13日、「産業文化会館の再開を求める署名」9693人分を提出

2013-06-14 17:00:49 | 熊本市政
 6月13日、「産業文化会館の存続を求める会」の皆さんとっしょに、「産業文化会館の再開を求める署名」9693筆を市長に提出しました。
でも、市長は会ってくれず、高田副市長が対応しました。


参加者から、副市長に切実な声が届けられました。

・民謡や踊りをやっていますが、産業文化会館は便利なところにあるので、よく利用してきました。東京でも郵便貯金会館がリニューアルされたと聞いています。産業文化会館を生かしてほしい。
・市民は、「使えるものを壊すなんて馬鹿じゃないか」と言っている。
・県栄養士会でも、毎年年4回必ず使っていました。先日、産業文化会館の調査に参加しましたが。建物がしっかりしていることがよくわかりました。
・先日、産業文化会館の見学に参加して、今すぐにでも使える状態だということがよくわかって、「この建物を残さないといけない」と強く思いました
・市民劇場では、芝居の上演だけでなく、会議室もよく利用していました。
・障がい者団体のものです。私たちが、わずかなお金でできることを要望してもなかなかやってくれない。それなのに、こんな無駄遣い、許せない。
など、たくさんの意見が述べられました。
熊本市は、このような切実な声を真摯に受け止め、産業文化会館を速やかに再開すべきです。font>
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桜町再開発・花畑ひろば整備の予算凍結は解除すべきではありません。

2013-06-14 16:31:19 | 熊本市政
 6月12日の本会議において、この2か月間開かれてきた「桜町・花畑地区の付帯決議に関する特別委員会」の委員長報告が行われ、賛否が問われました。結果的には、日本共産党熊本市議団の3名を除く、多数の賛成によって凍結は解除され、桜町再開発事業と花畑町広場整備へのゴーサインが出された形になりました。日本共産党市議団として、私が質疑を行い、益田議員が反対討論を行いました。

【上野みえこの質疑内容】
*疑問だらけの桜町再開発事業、花畑町広場整備
① 産業文化会館は、32年前の建設時、総事業費が26億5000万円でした。ところが、改修費用はほぼ同額の26億円です。、なぜ建設費と同じ費用が必要なのでしょうか。
② 3月議会の時、花畑地区の広場整備は20億と説明されました。しかし、2カ月間の特別委員会では広場整備に要する費用が40億円にも上ることがあきらかになりました。それならば、3月議会で広場を提案した時に40億円と説明すべきだったと思います。
③ 民間のすすめる事業に300億円もの税金を投入する桜町再開発事業、40億円もかかる花畑町の広場整備、これだけの大事業であるにもかかわらず、市民にはその詳細がほとんど説明されておらず、意見も聞かれていません。政策決定段階での市民への説明責任や、市民の納得・合意を得ることが必要です。
④ 中心市街地に必要とされてきた芸術文化に適する「中規模ホール」は、産業文化会館が閉鎖をされた今ありません。1万人近い方々の署名の声に応え、5億円もかけて取り壊すのでなく、産業文化会館は速やかに再開すべきと思います。
⑤ 去る4月25日、(株)県民百貨店代表取締役社長・松本蒸治氏とくまもと県民百貨店労働組合執行委員長・児玉智勝氏の連名による要望書が届けられ、再開発時の仮店舗に産業文化会館を候補地として検討してほしいとお願いされました。要望書にあるように、1000人の雇用を守るため、市は積極的に応えるべきです。
以上、質問しました。

続く質問は以下の内容です。
①どんな広場を整備するのか、利活用の見通しもこれからです。ところが、5月8日の特別委員会には、広場整備の費用対効果は、来場者増加予測・年間34万人と説明されました。利活用見通しもこれからと言いながら、アンケートで寄せられたイベントをただ並べて、来場者が34万人も増加するというのは、あまりにも乱暴な予測です。
②市民への説明責任・合意形成については、オープンハウス、シンポジウム、パブリックコメントという説明ですが、まるで帳面消しです。特別委員会でも、行き当たりばったり、納得のいく説明とはとても言えない状態でした。今回の特別委員会には、市民から、公聴会開催の陳情も出されていました。説明会・公聴会を開き、説明責任を果たし、意見を真摯に聞いていくべきではないでしょうか。
③東京都清瀬市では、約500席の中規模ホールを持つ「清瀬市民センター」が、市民の文化活動の拠点として、1976年に建設されましたが、舞台装置その他、昨今のIT化や利用形態に対応しきれなくなって、外装・内装ともに一新され、座席もすべて作り変え、増築リニューアルの大規模改修が行われました。その費用は、建物を新築すれば45億円かかるものが、リファインによって20億円の事業費で入札にかけられ、10億円で落札されました。そして最終的には、500席のホールが12億円で生まれ変わりました。このように、今や建築技術の進歩によって、少ない経費でたいへん効率的にリニューアルを行うことができます。先日、再度産業文化会館の中を見学してきましたが、水分が多くカビている地下を除けば、地上部分のほとんどは、そのままの状態でも十分使えます。27億円もの改修費用は過大と思われます。大切に使う気さえあれば、もっと少ない費用で生まれ変わらせることもできます。本市でも、公共施設の長寿命化計画が作成されています。産業文化会館についても、公共施設を市民の財産として大切に使う観点で、リファイニングについて研究し、再開費用26億円は、再度検証すべきと考えます。
④県民百貨店の申入れの件では、「広場整備で解体するから、産業文化会館は使えない」ではなく、市として、1000人の雇用を守るために、積極的な対応をすべきです。
 
また、MICE整備の利用見通しは、福岡国際会議場の年間利用を上回る予想となっています。人口70万の熊本市が、九州の経済・文化の中心で人口150万人の福岡市を上回るようなコンベンション開催ができるとは考えられません。
                                                     以上

引き続き、産業文化会館の再開を求めていきたいと思います。
みなさまのご協力を!
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