4月17日、私の所属する「総務委員会」の議会閉会中審議が行われました。
3月議会に、熊本市が2014年度から2018年度までの5年間に実施していく「第5次熊本市行財政計画基本計画(案)」が提案されましたが、当初予算の審議もあり、十分な論議の確保が難しいことや、重要な問題でありながら説明が不十分であることなどから、継続審議にしていたものです。
17日は、「第5次熊本市行財政改革推進計画」についての集中審議が行われましたが、私以外にはほとんど意見を述べませんでした。
【第5次熊本市行財政改革推進計画の問題点】
①市民のための改革になっていない
・「市民ニーズに対応した質の高いサービスの提供」を目標に掲げながら、
現状でも、行財政改革の取り組みが進んでいると感じる市民の割合」は25%、「効果的・効率的に市政が運営されていると感じる市民の割合」は19.9%と、極めて低く、行財政改革について市民は知っていないと思われる。
・今回の第5次計画の作成に当たって、市民の声が全く聞かれていない。
市民アンケートなし、パブコメへの意見はゼロ
②「市民ニーズに対応した」と言いながら、メニューには「さくらカードの改悪」などが含まれており、市民の意見に全く逆行
・市民の意見は聞かず、勝手にサービスを切り捨てている。
・どのような効果があるか、明らかにし市民の意見こそよく聞くべき。
③「民間にできることは民間にゆだねる」を基本とし、何でもかんでも民間に丸投げでは、市民サービスは低下するばかり
・第5次計画では、総務事務・窓口業務や、ファミリーサポートセンター・市民会館・図書館などまで新たに民間委託の対象にしています。
市民会館の舞台業務などの専門性をどう確保するのか、ベビーシッター事件の直後でもありファミリーサポートセンターの安全確保は大丈夫か、
民間委託は、さまざまな不安と懸念事項があります。
・また、民間委託の問題についても、利用者の声は十分聞かれていません
④「確固たる財政基盤の構築」と言いながら、400億円もつぎ込むようなMICE計画は推進、40億円の広場整備
・橋梁・市営住宅・市有建築物・公園施設・学校等の長寿命化計画は作成しながら、耐用年数を50年以上も残した産業文化会館は、さっさと取り壊してしまうムダ遣い
・公共施設マネジメントを新規計画に加えました。来年度、施設白書をつくり、再来年度に「方針及び計画策定」となっていますが、方針も出ないままに、MICE建設にはゴーサインというのは矛盾です。
さいたま市などでは、アセットマネジメント計画をつくり、「今後の新規施設建設は原則しない」という方針です。
熊本市も、新規施設建設も含め、マネジメント計画には反映するということなので、MICE整備は今後の行財政に大きく影響すると考えられます。
・MICE整備によって、財政が厳しくなり、さまざまな市民サービスが切り捨てられては困ります。
④市役所の人的な面での問題では、
「職員の専門性の確保」、「市民に喜ばれる仕事をし、モチベーションが上がるようにすること」、「雇用と雇用条件の確保」を要求しました。
そのためにも、熊本市の行財政改革は、市民の立場に立った市民ニーズに沿った改革であることが必要です。
市民の声をよく聞いて、ムダづかいをせず、住民サービスの向上を図ることが必要です。
⑤そのほか、行政のルールという点では、「公契約条例の制定」なども要望しました。
以上のような意見を述べ、市民の立場に立った行財政改革を進めることを求めました。
3月議会に、熊本市が2014年度から2018年度までの5年間に実施していく「第5次熊本市行財政計画基本計画(案)」が提案されましたが、当初予算の審議もあり、十分な論議の確保が難しいことや、重要な問題でありながら説明が不十分であることなどから、継続審議にしていたものです。
17日は、「第5次熊本市行財政改革推進計画」についての集中審議が行われましたが、私以外にはほとんど意見を述べませんでした。
【第5次熊本市行財政改革推進計画の問題点】
①市民のための改革になっていない
・「市民ニーズに対応した質の高いサービスの提供」を目標に掲げながら、
現状でも、行財政改革の取り組みが進んでいると感じる市民の割合」は25%、「効果的・効率的に市政が運営されていると感じる市民の割合」は19.9%と、極めて低く、行財政改革について市民は知っていないと思われる。
・今回の第5次計画の作成に当たって、市民の声が全く聞かれていない。
市民アンケートなし、パブコメへの意見はゼロ
②「市民ニーズに対応した」と言いながら、メニューには「さくらカードの改悪」などが含まれており、市民の意見に全く逆行
・市民の意見は聞かず、勝手にサービスを切り捨てている。
・どのような効果があるか、明らかにし市民の意見こそよく聞くべき。
③「民間にできることは民間にゆだねる」を基本とし、何でもかんでも民間に丸投げでは、市民サービスは低下するばかり
・第5次計画では、総務事務・窓口業務や、ファミリーサポートセンター・市民会館・図書館などまで新たに民間委託の対象にしています。
市民会館の舞台業務などの専門性をどう確保するのか、ベビーシッター事件の直後でもありファミリーサポートセンターの安全確保は大丈夫か、
民間委託は、さまざまな不安と懸念事項があります。
・また、民間委託の問題についても、利用者の声は十分聞かれていません
④「確固たる財政基盤の構築」と言いながら、400億円もつぎ込むようなMICE計画は推進、40億円の広場整備
・橋梁・市営住宅・市有建築物・公園施設・学校等の長寿命化計画は作成しながら、耐用年数を50年以上も残した産業文化会館は、さっさと取り壊してしまうムダ遣い
・公共施設マネジメントを新規計画に加えました。来年度、施設白書をつくり、再来年度に「方針及び計画策定」となっていますが、方針も出ないままに、MICE建設にはゴーサインというのは矛盾です。
さいたま市などでは、アセットマネジメント計画をつくり、「今後の新規施設建設は原則しない」という方針です。
熊本市も、新規施設建設も含め、マネジメント計画には反映するということなので、MICE整備は今後の行財政に大きく影響すると考えられます。
・MICE整備によって、財政が厳しくなり、さまざまな市民サービスが切り捨てられては困ります。
④市役所の人的な面での問題では、
「職員の専門性の確保」、「市民に喜ばれる仕事をし、モチベーションが上がるようにすること」、「雇用と雇用条件の確保」を要求しました。
そのためにも、熊本市の行財政改革は、市民の立場に立った市民ニーズに沿った改革であることが必要です。
市民の声をよく聞いて、ムダづかいをせず、住民サービスの向上を図ることが必要です。
⑤そのほか、行政のルールという点では、「公契約条例の制定」なども要望しました。
以上のような意見を述べ、市民の立場に立った行財政改革を進めることを求めました。