上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本市議会・北口和皇議員の暴言は、「不当要求行為に相当する」

2015-09-18 12:22:00 | 熊本市議会
 3月16日、市役所議会棟・特別応接室で行われた熊本市の食肉センター機能移転に係る関係業者間の販売委託契約調印式に出席した北口和皇議員が、長時間にわたる暴言を吐き、調印式が流れました。調印式を不成立にした北口議員の傍若無人ともいえる罵声は、出席者の心身に影響を及ぼしかねない恐怖感を抱くとして、「熊本市議会議員のパワーハラスメントについて」という陳情書が市長ならびに市議会議長へ提出されました。それを受け、市議会の議会運営委員会は、北口議員の言動が不当要求にあたるかを、市が設置する「不当要求行為等防止対策会議」で調査することを市長に求めていました。
 9月9日、その調査報告書が出され、14日に市議会議長へと報告されたものです。報告書では、北口議員の言動は「不当要求行為に相当する」と結論付けられています。

北口和皇議員の言動は「不当要求行為等防止対策会議設置要綱」第2条1・3・4に照らし「不当」、しかも常態化
(1)「暴力行為等社会常識を逸脱した手段により要求の実現を図ろうとする行為」に相当する。
(3)乱暴な言動により職員に身体、精神等への不安を抱かせる行為」に相当する。
(4)「社会常識を逸脱した手段により、行政執行を妨げる行為」に相当する。
という3つの点で、「不当要求行為」に相当すると断定しました。

【職員ヒアリングでの意見】
・極めて不愉快な思いであったが、このような北口議員のやり方・言動はこれまでも数えきれないほど経験してきた。
・職員を自らの部下、若しくはそれ以下のように認識していると感じ、不快感を持った。
・日常的に同様のことが常態化しており、職務へのやりがい、意欲を喪失している。

政治倫理審査会・懇談会でも、「議員としての品性を欠いたあるまじき行為」と断定
 熊本市政治倫理条例に基づく附属機関である「政治倫理審査会」は、市長の諮問を受け、懇談会を開き、北口議員の暴言問題と市執行部の対応についての議論を行いました。
 北口議員からの聞き取り・意見書も踏まえ、意見がまとめられました。

【懇談会の意見(抜粋)】
・声を張り上げて机を叩く、また一方的に話をするなど、議員として品性を欠いたあるまじき行為。
・議員の適性が疑われる。
・今回の議員の言動が議会のチェック機能にあたるのかは甚だ疑問。
・議員の管轄外領域である民間企業間の契約行為をも妨害している。
・従前の政治倫理基準に照らしても問題にし得る案件である。


今後は、対策会議の結論をもとに、熊本市議会としての責任ある対応が求められます。
北口和皇議員の不当な要求行為は、食肉センターの契約を不成立に終わらせたことにとどまらず、長期間かつ多岐にわたっており、議会として全容を徹底して解明し、責任ある対応を行うことが求められます。
議会運営委員会あるいは特別委員会を設置するなどし、徹底した調査と論議が求められます。
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「戦争法案」  特別委員会での強行採決は許されない暴挙!

2015-09-18 09:35:49 | 国の政治
9月17日、参議院安保法制特別委員会で、安倍政権は、国民の圧倒的世論を振り切って、委員会での強行採決を行うという暴挙に打って出ました。

違憲性が明白な法案を、国民世論に耳を貸さず、国会の多数だけによって、審議を一方的に打ち切るというルール違反のやり方で採決に持っていく、こんなやり方はどこの世界でも通用しません。

昨日の委員会の速記録では(本日赤旗の1面に掲載)、可決されたという記録にもなっていません。可決そのものの有効性も問われる異例の事態です。

戦争法案を何としても葬り去るまで、みなさん、ともに頑張りましょう!

昨日は、午後の辛島公園座り込みに続き、同じく辛島公園で夕方から強行採決を受けての抗議集会も開かれました。
闘いは続きます。


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