上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

誕生日

2018-12-25 14:14:07 | 日記
今年の誕生日は、人生60年の節目の年となりました。
家族が、還暦を祝ってくれました。
市長選挙もあり、延び延びになっていた孫の七五三も併せてお祝いしました。
フェイスブックやメールなどでのたくさんのお祝いメッセージ、ありがとうございました。
親しい友人たちから、お花のプレゼントもいただきました。
心のこもったお祝いの数々、重ねてお礼申し上げます。
積み重ねてきた学びを、今後に生かして、引き続き市民の幸せのために頑張りたいと思います。




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熊本城ホール整備費450億円を7億円、熊本城見学通路10.5憶円が7.5憶円の増額補正は認められない!

2018-12-25 13:46:41 | 熊本市議会
開催中の熊本市議会も、最終版となりました。
12月25日の予算決算委員会・しめくくり質疑では、補正予算として提案された「熊本城ホール整備費」450億円を7億円、「熊本城見学通路」10.5憶円が7.5憶円もの増額について、問題点を指摘しました。
いずれの案件も、事前に議会へ説明もされず、突然の予算提案。

熊本城見学通路は、6月議会に補正予算として提案された10億5,000万円の事業費が2倍近い18億円に膨れ上がり、内容も全く違ったものとなるものでした。
このような重大な変更が議会に、検討段階での説明がなされず、予算を提案することなど絶対に許されません。
追加された熊本城域へのトイレ設置は1億7,200万円、トイレにこんな事業費が必要でしょうか。

熊本城ホールの保留床取得予算が7億円増えることについても、何の事前説明もなく、バリアフリーや、舞台の幕・バトンを数本加えるのに何億円もかかると言われても、耳を疑います。

簡単に、7億、8億と事業費を増やすことに、「必要だから」の一点張りで、必要性にうなずけません。
金銭感覚を疑うようなやり取りに終始する始末です。
市政にのムダは許さない!議会の役割がますます重要です。

質問は、以下のとおりです。


【質問全文】(やり取りの中で変更した部分もあります)
はじめに、熊本城ホール整備における保留床取得費用の増額についてお尋ねいたします。
 7億1000万円の保留床取得費用の増額補正は、各種機能強化のためとのことです。
1、 ユニバーサルデザインとしてトイレ・水回り等の追加、エレベータープラン変更、サイン追加、賑わい・演出・安全としてエントランスロビーの機能追加、各ホールの演出機能追加、安全対策、シビックホール・メインホールの品質機能追加などがどうして必要なのか、その理由をご説明ください。
2、 開業まで1年となった今になって、なぜ機能追加が必要となったのでしょうか。いつの時点でその必要性の判断されたのでしょうか。事業計画の段階で、求められるニーズに対し、必要な設備や内容の検討が足りなかったのではないでしょうか。
3、 今回の補正予算は、事前に議会や市民への説明が行われていません。補正予算として提案する前に、必要性を検討している段階で、議会へもその内容を説明し意見を求めるべきではなかったでしょうか。
4、 さまざまな催事に対応するための音響照明の演出機能追加として、メインホール・シビックホールに、電源の二重化、LED照明器具の追加、スピーカー追加など2億1200万円が提案されています。これらの機能追加で、想定催事件数がどのような利用促進につながるのでしょうか。学会・国際会議、総会・大会、コンサート等、それぞれにどういう利用促進効果を見込んでいるのか、具体的にご説明ください。
5、 安全対策の機能追加として、メインホール2階堰の手すり追加、3階の避難器具が3カ所に追加されていますが、追加前の安全対策は、各階どのように行われていたのでしょうか。追加の必要性を具体的にご説明ください。
6、 品質向上としてメインホール・シビックホールにバトンや幕、中継の対応や音響機能確保として追加されていますが、どういう内容の催しを年間何回行うために、このような機能の追加が必要となるのでしょうか。
7、 メインホールのバトンが6本、文字バトン・幕・巻取電動機が1組、中継用端子盤5面の追加、鉄骨量を79トン追加すること、シビックホールの道具バトンを4本、袖幕・幕を2組、床材をビニールシートに変更することに、合わせて1億8600万円必要となることを、具体的に説明してください。
8、  メインホール・シビックホールの残響時間はどれくらいですか。
9、 熊本城ホール整備は、多額の税金を投入する事業であり、徹底した情報公開と議会や市民への説明責任が必要ではないでしょうか。
 市長ならびに経済観光局長にお尋ねいたします。

(答弁)

 売買契約前の事業計画段階にも、さまざまな機会に、市民や専門家の意見を聞いて、設計に反映させてきたと答弁されました。しかし、平成28年12月の売買契約以降も、障がい者団体や地元の音楽関係者、舞台専門家等との意見交換を実施し、それらの意見を踏まえ機能追加を図ったとのことです。
 しかし、いずれの機能拡充も、契約以前に十分に意見聴取を行い、検討検証しておくべきことです。なぜ、契約前に十分行われなかったのでしょうか、経済観光局長に伺います。

(答弁)

 そもそも、熊本城ホールの機能や仕様は、平成26年3月に策定された「熊本市MICE施設整備基本計画」を定めていく過程の中で、MICE施設のあり方について、議会では特別委員会での集中した議論も含め、かなり詳細に議論され、MICE施設のコンセプトや施設整備の基本方針が定められていました。それから2年9カ月の期間を置いての契約ですから、その間に十分な検討ができていたはずです。この2年9カ月間、何を検討されてきたのでしょうか。

(答弁)

21世紀の時代にユニバーサルデザインは当たり前、追加で検討することではありません。施設の機能性や利便性は、それ以上にホールを整備するにあたっては、基本中の基本です。ほころびに継ぎを充てるように、契約の後に7億円も事業費を追加するような変更が必要だというのは、契約前の検討が不充分であったことを示すものであり、大きな問題です。

続けます。設備の追加で催事の幅が広がると言いながら、利用件数がどれだけ増えるのか具体的に説明されませんでした。
そこで市長に伺います。ホールの機能拡充、催事の幅拡大に、1億8600万円、2億円近くも増額しながら、それによる利用増の検証されていないのは問題です。予算を増額するにあたり、その必要性と合わせ、費用対効果をきちんと説明すべきではないでしょうか。

(市長)

 今回の補正予算に提案された機能追加がなぜ必要となったのか、その理由の検証がきわめて不十分であることを指摘しておきます。
 先ほど、メインホール・シビックホールの機能追加の内訳は説明いただきましたが、ユニバーサルデザインで、多機能トイレを1カ所追加・手すり追加や授乳室等の改善に1億900万円、エレベーターのプラン変更に2700万円、サインの追加に4300万円、階段やドリンクコーナーの変更・追加に3900万円、デジタルサインの追加に3900万円、エントランスロビーの変更に4800万円、照明・演出機能の追加に2億1200万円、安全対策1100万円など、他の部分の変更についても、これだけの変更がどうして必要なのか、その費用対効果など、きちんと説明すべきです。
もともと、熊本城ホールの保留床価格は、民間事業者が取得する保留床価格の2倍でした。その点について、過去に私がお尋ねした時、熊本城ホールの部分はグレードが高いと説明がありました。そのグレードの高い施設をまたまたグレードアップしなければならないことに市民が納得するでしょうか。

(答弁)

本市のMICE計画は、前市長の時代、平成23年3月議会に「熊本市コンベンションシティ基本構想」の策定予算が提案されて以来、平成26年3月には「熊本市MICE施設整備基本計画」が策定され、7年近くにわたり、論議が重ねられてきました。しかし、開業まで1年を切った今になって、機能追加が必要だという提案は、計画の熟度の低さに唖然とします。
 しかも、9月議会で指摘した利用見通しは、8月末時点で仮受付・手続き中合わせて初年度4カ月のメインホールは5件しかありませんでした。今経済委員会に報告されたのは、11月末時点で各種ホール合わせて20件なので、メインホールの利用は10件程度ではないでしょうか。誰もが心配するような利用見通しになってしまうのは、計画の熟度が低いからではないでしょうか。熊本城ホールが施設整備先にありきで、すすんできたことに大きな問題点があることも指摘しておきます。

 続けて市長にお尋ねいたします。
 機能追加のための各関係者の意見聴取は、ユニバーサルデザインに関することを除けば、今年5月には終わっています。意見を踏まえ、機能の追加が必要となったことをなぜ、6月議会や9月議会で報告されなかったのでしょうか。

(答弁)

 市長は、「議会や市民への情報提供と説明責任は必要と考えている」と答弁されましたが、7億円もの事業費増となる変更は、予算の提案という最終段階でなく、検討段階での議会への説明と意見聴取が必要ではなかったでしょうか。

(答弁)

そんなお答えでは、だれも理解できません。
口先だけの「情報公開と説明責任」では困ります。市民の大切な血税を使っていくという自覚が必要だと思います。

続いて、熊本城見学通路整備費の増額について伺います。
今回の増額補正は、見学通路の安全対策・バリアフリー対策、文化財・景観への配慮、集客対策のためであると説明されています。
1、「熊本城復旧基本計画」に基づく「仮設見学通路工事費補正予算」が提案され、議決されたのが今年6月議会でしたが、この時点でのもともとの計画で、安全対策・バリアフリー対策、文化財・景観への配慮、集客対策は、どのように検討されていたのでしょうか。
2、6月に議決された補正予算に、7億5000万円の増額が必要だとわかったのは、いつでしょうか。
3、新たな安全対策・バリアフリー対策、文化財・景観への配慮、集客対策の内容や必要性をどのように説明されますか。また、それはどのような場で検討され判断されたのでしょうか。
4、これらの必要性について、なぜ検討段階で議会や市民への意見聴取を行わなかったのでしょうか。
5、10億5000万円から18億円への事業費の増額は、2倍にまではなってはいませんが、2倍近い大幅な増額を事業費がかかりすぎるとは思われませんでしたか。事業費の精査状況についてご説明ください。
6、これだけの増額の検討に議会の意見を聞くことなく、補正予算として提案していることをどのように思われていますか。補正予算提案の前に、議会への説明を行い、意見を聞くべきではなかったでしょうか。
7、基本計画に基づく見学通路工事費補正予算が提案された時は、「仮設見学通路」として説明されていたものが、議会に諮らず「特別見学通路」に変更されたのはなぜでしょうか。
市長ならびに経済観光局長に伺います。

(答弁)

 市長、局長、いずれの答弁も、全く説明になっていませんので伺いますが、
 6月補正の提案時点でバリアフリー対策などの取り組みを検討して整備経費10億5000万円を計上したが、7月以降に遺構調査や地盤調査に基づき設計をすすめたと言われましたが、補正予算は、遺構調査や地盤調査を踏まえた設計に基づき提案すべきではなかったでしょうか。経済観光局長に伺います。

(答弁)

6月補正に提案された事業費がいかにいい加減であったかと思わざるを得ません。十分な精査も行わず議会へ補正予算を提案したことは、大いに反省すべきです。
 検討段階で議会や市民への説明を行わなかったという点はお答えがなかったので、市長に伺います。
 補正予算議決後の6月末に、設計者より基本設計書が提示され、7月以降に障がい者団体への説明会が開催され、基本設計に基づく事業費の精査が行われています。その内容は、トラス構造・ラーメン構造から、アーチ構造・リングガーダー構造へと構造形式が大幅に変更され、長さやルートの変更、加えて予定になかった1億7000万円のトイレの設置など、多岐にわたる大幅な変更です。7月以降に国土交通省・文化庁・県・市で構成する熊本城復旧推進調整会議に仮設見学通路進捗状況の報告が行われていますが、これはいつでしょうか。この時点で、議会への説明はできなかったのでしょうか。

(答弁)

 9月に見学通路の公開時期が議会で説明されました。せめて、この時点で、今回の補正につながるような内容の説明をすべきではなかったでしょうか。

(答弁)
 
 10億5000万円が18億円へと、予算が2倍近くになるような大幅な変更を、何ら議会に説明しないまま、突然に補正予算をして提案したことは、議会軽視も甚だしいと言わざるを得ません。
 熊本城ホールの保留床代金ならびに熊本城見学通路の増額については、内容もさることながら、予算提案の手続きも極めて不十分であり、絶対に認められません。予算の提案や執行のあり方についても、今一度姿勢を正していただくようお願いして、質疑を終わります。
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