上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

新日本婦人の会熊本支部で、桜町・花畑ウォーク・・・市民感覚を欠いたまちづくりの実態を見る

2021-04-03 07:27:51 | 街の風
4月2日、新日本婦人の会熊本支部による「桜町•花畑ウォーク」が行われました。
桜町・花畑地区は、現在大規模な工事が行われて、大きく変わろうとしています。
産業文化会館の解体に始まり、現在進行中の工事まで含めて、総額41億円の税金がつぎ込まれます。
まだまだ使えた産業文化会館解体のムダ。
仮の広場から、今整備中の広場まで、何回も工事をやり直したムダ。
花畑広場に大きな穴を掘って地下通路につなぐのに5億2,000万円も使うムダ。
花畑公園のリニューアルにも実施。
シンボルプロムナードの特殊舗装をわざわざ剥がして新しい舗装にするムダ。
全く傷んでいない辛島公園の施設を全部壊して作り替えるムダ。
辛島公園の石は剥がして緑地にし、花畑広場に石を貼るムダ。
しかも、1日最大617,000円という高額使用料では、市民が気軽に借用する訳にはいきません。税金で整備しながら市民が使えないことも、大きなムダです。
新型コロナ禍、外からの観光客も来ないのに、誰のために41億円も使っているのでしょうか?
完成すれば、サクラマチマンションのラウンジから見下ろす広場はきれいかもしれません。

熊本城ホールも見学しました。
コロナ禍の利用減やキャンセルに苦労している熊本城ホールは、開業から1年半で3億7,000万円の税金補填をすることになりました。
整備に莫大な費用のかかる大型ハコモノは、完成した後も思わぬ費用負担が発生することを目の当たりにしました。
ホールや会議室、どこも最新の設備で、とても立派なものですが、こちらも利用料金が高くて、市民が気軽に利用できるものではありません。企業には利用されているということでした。

今進んでいる熊本市の上質なまちづくりは、コロナ禍に苦しむ市民の暮らしや事業者の状況とは相入れない、異質なものです。
税金でやっている事業なのに、恩恵を受けるのは儲かっている企業のような感じです。
整備費用による恩恵、利用する恩恵、いずれも企業では、「公の仕事」と言えるのでしょうか?
市民の視点でのまちづくりが必要だと思います。










コメント
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