地下水を守り、次世代へ
「地下水を守る熊本の会」が発足
地下水を守るために、今、市民が声をあげるとき
2月19日、熊本市中央区の県民交流会館パレアで「地下水を守る熊本の会」が発足しました。
準備会の地下水現地調査の報告、「熊本の地下水の現状と課題」の学習があり、意見交換。設立趣意書や役員、今後の取り組み等が確認されました。
ご一緒に、地下水を守っていきましょう。
「地下水を守る熊本の会設立趣意書」から
熊本市の水道水は100%地下水で賄われています。熊本の地下水は「命の水」です。人口約74万人を擁する都市で水道水の全てを地下水で賄っているところは他に例がありません。「世界に誇る地下水都市・熊本」と言われる所以です。
熊本の地下水は、阿蘇を源とする白川中流域(大津町、菊陽町など)の水田等から地下にしみ込んだ雨水が長い年月をかけて熊本市などに至っています。
特に白川中流域は、熊本地域の最大の地下水涵養域となっています。白川中流域の水田地帯の涵養量は年間9千万㎥と見込まれ、熊本市水道局の年間配水量8千万㎡を上回る量です。
ところが、熊本地域の最大の地下水涵養域に世界最大の半導体企業TSMCの第一工場が進出し、さらに第二工場も菊陽町に年内着工することも明らかとなりました。しかも、TSMC進出に伴う白川中流域(涵養域)への開発ラッシュで地下水涵養域が大幅に減少することが危惧されています。全国をみると四日市の半導体工場からPFAS汚染の事実も明らかになっています。
市民の中では、「このままで熊本の地下水は大丈夫だろうか」地下水の枯渇・汚染の不安が大きく広がっています。
市民のみなさん、今、市民が声をあげる時ではないでしょうか。
1970年代の「住宅公団健軍団地建設問題」「戸島塵芥埋め立て地問題」の2つの市民運動は、市政を動かし、「地下水保全都市宣言」(1976年)「地下水保全条例」(1977年)の制定につながりました。市民が声をあげ続けることが熊本の地下水を守る確かな力です。市民が力をあわせて、孫子の代まで熊本の世界に誇るすばらしい地下水を守っていきましょう。
市民が力をあわせて「世界に誇る地下水都市・熊本」を守るため「地下水を守る熊本の会」をここに設立します。
2024年2月19日
「地下水を守る熊本の会」が発足
地下水を守るために、今、市民が声をあげるとき
2月19日、熊本市中央区の県民交流会館パレアで「地下水を守る熊本の会」が発足しました。
準備会の地下水現地調査の報告、「熊本の地下水の現状と課題」の学習があり、意見交換。設立趣意書や役員、今後の取り組み等が確認されました。
ご一緒に、地下水を守っていきましょう。
「地下水を守る熊本の会設立趣意書」から
熊本市の水道水は100%地下水で賄われています。熊本の地下水は「命の水」です。人口約74万人を擁する都市で水道水の全てを地下水で賄っているところは他に例がありません。「世界に誇る地下水都市・熊本」と言われる所以です。
熊本の地下水は、阿蘇を源とする白川中流域(大津町、菊陽町など)の水田等から地下にしみ込んだ雨水が長い年月をかけて熊本市などに至っています。
特に白川中流域は、熊本地域の最大の地下水涵養域となっています。白川中流域の水田地帯の涵養量は年間9千万㎥と見込まれ、熊本市水道局の年間配水量8千万㎡を上回る量です。
ところが、熊本地域の最大の地下水涵養域に世界最大の半導体企業TSMCの第一工場が進出し、さらに第二工場も菊陽町に年内着工することも明らかとなりました。しかも、TSMC進出に伴う白川中流域(涵養域)への開発ラッシュで地下水涵養域が大幅に減少することが危惧されています。全国をみると四日市の半導体工場からPFAS汚染の事実も明らかになっています。
市民の中では、「このままで熊本の地下水は大丈夫だろうか」地下水の枯渇・汚染の不安が大きく広がっています。
市民のみなさん、今、市民が声をあげる時ではないでしょうか。
1970年代の「住宅公団健軍団地建設問題」「戸島塵芥埋め立て地問題」の2つの市民運動は、市政を動かし、「地下水保全都市宣言」(1976年)「地下水保全条例」(1977年)の制定につながりました。市民が声をあげ続けることが熊本の地下水を守る確かな力です。市民が力をあわせて、孫子の代まで熊本の世界に誇るすばらしい地下水を守っていきましょう。
市民が力をあわせて「世界に誇る地下水都市・熊本」を守るため「地下水を守る熊本の会」をここに設立します。
2024年2月19日
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