上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

子ども劇場高学年例会「12人の怒れる男たち」

2023-09-15 23:23:23 | 日記
9月14日、熊本県立劇場の演劇ホールで、子ども劇場の高学年例会がありました。
東京芸術座の「12人の怒れる男たち」が上演されました。
高学年になった孫と2人で参加しました。
ニューヨークを舞台に、陪審員に選ばれた12人の男たちが、18歳の少年が犯人とされる殺人事件に関わり、有罪か、無罪か、少年の命を巡って、議論を交わします。有罪になれば死刑という事件に対し、初めは有罪11人、無罪1人という判断が、1人の陪審員の主張によって変わっていき、最後には全員一致で無罪の判断になるものです。
アメリカやイギリスで採用されている陪審制は、全員一致を原則としています。
1人1人の陪審員の性格はもちろん考え方、置かれた状況、人間模様もふくめて、作品に描かれた1幕1場のお芝居は、さまざまな問題を投げかけてくれます。
元々は、アメリカのテレビ番組だった作品が、映画になり、リメイクされ、世界で上演されています。
日本でも、今回は東京芸術座でしたが、さまざまな劇団によって上演され、私もいろんな劇団の舞台を見てきました。
今回は、5年生の孫と鑑賞しました。
帰る時に、終始熱心に観ていた孫に、「どうだった?」と聞くと、「おもしろかった」という感想が帰ってきました。
作品もとてもよかったのですが、「12人の怒れる男たち」という作品を「よかった」と言って観てくれるようになった子どもの成長に感動しました。
生の舞台の感動は、広くて深いことをあらためて感じました。
こんな機会を、1人でも多くの方に持っていただきたいと思います。



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