東京多摩借地借家人組合

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地主の相続発生で大手不動産代理人が一方的な契約書を送付

2014年10月07日 | 賃貸借契約
 板橋区の仲宿に住む佐藤さん(仮名)は父親が住むこの借地上の建物を相続した。この借地は、父親が生存中はその権利を主張し、前回の更新時には更新料を支払わずに頑張ってきた。

 今回、同様に相続が発生した地主の代理人の大手不動産会社から連絡が入った。その内容は「4年後に更新の時期が来るが前回の更新時に更新料を支払っていない。石神井川拡幅工事の際に堅固な建物に建て替えたのは無断増改築である。地代の値上げ」等を盛り込んだ更新契約書を送付するので証明捺印し、送り返すように求めてきた。

知り合いの紹介で組合事務所に相談に来た。更新料の支払いは契約書に記載されていないので支払う必要がないこと、地代の値上げについてもその根拠がはっきりしないことなどを説明した。
「心配で睡眠不足でしたが少し安心しました」と佐藤さんは語った。(東京借地借家人新聞より)
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