乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

八坂神社・石見神楽奉納『鈴神楽』ちはやふる 玉の御すだれ 巻き上げて 神楽の声を きくぞうれしき

2014-07-19 | 古典全般(奈良〜江戸時代)




 
 
 
 今年は祇園祭の宵山に行きました。
 八坂神社では石見神楽『鈴神楽』『天神』の二演目を楽しませて頂きました。
 写真は『鈴神楽』です。
 人が多く、後ろの方から立ち見でしたので、写真は片手で撮っています。
 大変ぶれておりますがお許し下さい。
 
「ちはやふる 玉の御すだれ 巻き上げて 神楽の声を きくぞうれしき」

 度々楽しませて頂いております写真家のS様のページで、何度も読ませて頂いた舞歌です。
「ちはやふる 玉の御すだれ 巻き上げて 神楽の声を きくぞうれしき」
 日本の調べって美しいですね。

 

「神楽」
 天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸(あまのいわと)にお隠れになった際、天宇受女命(あめのうづめのみこと)が岩戸の前で舞ったのが起源とされています。
 この踊りは神々を大いに楽しませたことから、「神楽」と呼ばれるようになったと伝えられているそうです。
 正式名称は『神楽』というそうですが、芸能の総称として使われる「神楽」と区別するため、『鈴神楽』とも呼ばれているそうです。
       (岩見神楽宇野保存会様HP引用)





2014京都・祇園祭 
八坂神社・石見神楽奉納

 ◆日 時  2014年7月16日(水) 18:20~21:30

 ◆場 所  八坂神社・能舞台 [京都市東山区祇園町北側625]

 ◆料 金  観覧無料  (※御花歓迎)

 ◆出 演  久佐西組神楽社中 [島根県浜田市金城町]

 ◆内 容  18:20~18:30  島根県人会 会長挨拶
                        
        18:30~   鈴 神 楽 
                 「ちはやふる 玉の御すだれ 巻き上げて 神楽の声を きくぞうれしき」     
        18:45~   天    神 
                 「東風吹かば匂いおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」

    
        (19:15~   大 江 山
        (20:30~   恵 比 須  
        (20:50~   大    蛇  (終了21:30予定)

     
        



 
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32:『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)再読 上中 七月~十二月、下 編雑 菊池貴一郎著

2014-03-03 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 29: 『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫) 27版


 東洋文庫  50
 平凡社東洋文庫

『江戸府内絵本江戸風俗往来』
 袋綴活字 (二段組・石版刷  二冊本)

 菊池貴一郎著





 2012年4月14日に読了した『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)
 今回は
  上中 七月~十二月 133~220
  下編 雑     221~254
  解説       285~296
を楽しむ。

 9版、20版、27版(1994)
 異なる図書館でお借り致すたびに、版発行が違う。
 何度読んでも面白い『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)はそろそろ手元においておかねばと感じる。

 七月~十二月も興味深かったが、伝統芸能に多少興味のあるわたくしにとっては 下 編雑の内容は興味がある。
 見てみたかった物も多い。
 武家娘の琴の音などが耳に響くようで、誠に哀れみを感じるものもあった。
 
 下写真は『絵本江戸風俗往来』より 読売の様子 ▼
 

 

 

 今回も簡単な題名記録などだけで失礼申し上げます。





 以前に読んだ記録(写真つき) 9版
    ↓
 57: 『絵本江戸風俗往来』菊池貴一郎著 鈴木棠三(とうぞう)編 東洋文庫50

 
 女中芝居見物






 鈴木棠三とうぞう編
 静岡県生まれ。國學院大學国文科卒業。國學院大學講師などを務め、近世の文芸を中心として多くの著書・編纂を残した。
俗語 語源散歩 東京堂 1961
ことわざ歌留多 東京堂 1961
しゃれ 東京堂 1961 「日本語のしゃれ」講談社学術文庫
ことわざ処世術 東京堂 1962
なぞの研究 東京堂 1963 のち講談社学術文庫 
対馬の神道 三一書房 1972
安楽庵策伝ノート 東京堂出版 1973
今昔いろはカルタ 世渡りの知恵・ことわざ 錦正社 1973
近世紀行文芸ノート 東京堂出版 1974
ことば遊び 1975 (中公新書) のち講談社学術文庫 
日本年中行事辞典 角川書店 1977.12 (角川小辞典)
私家版金具屋年代記 1978.6
日本俗信辞典 動・植物編 角川書店 1982.11
狂歌鑑賞辞典 角川書店 1984.8 (角川小辞典)
日本のなぞなぞ 万葉から江戸時代まで 1986.10 (岩波ジュニア新書)
醒睡笑研究ノート 笠間書院 1986.12 (笠間叢書)
説話民謡考 三一書房 1987.12
鎌倉への道 三一書房 1988.6
俳諧の系譜 その笑い 1989.5 (中公新書)
語源散策・相合い傘 創拓社 1990.7
藤岡屋ばなし 江戸巷談 正続 三一書房 1991-92 のちちくま学芸文庫 
中世の笑い 秋山書店 1991.12
日常語語源辞典 東京堂出版 1992.6
言葉と名前 秋山書店 1992.12








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29: 『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)再読  1月~6月まで

2014-02-18 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 29: 『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫) 20版

 2012年4月14日に読了した『絵本江戸風俗往来』(東洋文庫)をもう一度丁寧に読む。今日はこの本と格闘して楽しんでいるが、今のところ、6月(133ぺーじまで)。只今、夕刻の6時前なので、本日中に読み終えるのは、無理かもしれない…。


 以前に読んだ記録(写真つき) 9版
    ↓
 57: 『絵本江戸風俗往来』菊池貴一郎著 鈴木棠三(とうぞう)編 東洋文庫50



『絵本江戸風俗往来』メモ
 
 1月
 正月:恵方に向かって、水を汲む。 
 発風呂:湯屋の二階
     二階の石榴口も負わす
     ↓
     桜湯 
 初結;髪結床
    廻り  (『髪結新三』はこちら^^)
 歌留多遊び; 四十八字とは無関係の物あり
        ことわざなど  例「はなより」「だんご」
 
 2月から6月
 興味深いことが多くかかれているが時間の関係上省略。


 ただし…
 3月 「御女中芝居見物」 のみ 写真  (72,73ページ)
 







 東洋文庫  50
 平凡社東洋文庫

『江戸府内絵本江戸風俗往来』
 袋綴活字 (二段組・石版刷  二冊本)

 菊池貴一郎著




 鈴木棠三とうぞう編
 静岡県生まれ。國學院大學国文科卒業。國學院大學講師などを務め、近世の文芸を中心として多くの著書・編纂を残した。
俗語 語源散歩 東京堂 1961
ことわざ歌留多 東京堂 1961
しゃれ 東京堂 1961 「日本語のしゃれ」講談社学術文庫
ことわざ処世術 東京堂 1962
なぞの研究 東京堂 1963 のち講談社学術文庫 
対馬の神道 三一書房 1972
安楽庵策伝ノート 東京堂出版 1973
今昔いろはカルタ 世渡りの知恵・ことわざ 錦正社 1973
近世紀行文芸ノート 東京堂出版 1974
ことば遊び 1975 (中公新書) のち講談社学術文庫 
日本年中行事辞典 角川書店 1977.12 (角川小辞典)
私家版金具屋年代記 1978.6
日本俗信辞典 動・植物編 角川書店 1982.11
狂歌鑑賞辞典 角川書店 1984.8 (角川小辞典)
日本のなぞなぞ 万葉から江戸時代まで 1986.10 (岩波ジュニア新書)
醒睡笑研究ノート 笠間書院 1986.12 (笠間叢書)
説話民謡考 三一書房 1987.12
鎌倉への道 三一書房 1988.6
俳諧の系譜 その笑い 1989.5 (中公新書)
語源散策・相合い傘 創拓社 1990.7
藤岡屋ばなし 江戸巷談 正続 三一書房 1991-92 のちちくま学芸文庫 
中世の笑い 秋山書店 1991.12
日常語語源辞典 東京堂出版 1992.6
言葉と名前 秋山書店 1992.12








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26:『豆腐百珍』福田浩・杉本伸子・松藤庄平著 1998年 とんぼの本 味覚シリーズ

2014-02-08 | 古典全般(奈良〜江戸時代)




   26: 『豆腐百珍』





 福田浩/著 杉本伸子/著 松藤庄平/著
 とんぼの本 味覚シリーズ
 1998年

 新潮社の『豆腐百珍』を読了。
 松下 幸子先生の本には【とうふふわふわ】および【たまごふわふわ】と書かれていて、その言葉のリズムが好きだったが、本書では【ふわふわ豆腐】と記されていた。
 写本はで非常に読みやすい。
 朝日新聞社の現代文に掻き起こした物を読む予定だったが、図書館で借りて下さったのが、とんぼの本だった。
 開けて見ると百種類の豆腐料理が再現されている。
 巻末には豆腐のふるさとである中国での豆腐食文化が冷静な目でとらえられ記されている。書かれている内容にいちいち納得した。

 さて『豆腐百珍』
 私も作りたい料理がいくつか出てきた。
 その共通点は

     葛湯を使う料理、多し
     白みそ、山椒、ごま、くるみなどを練り合わせて使う。
     湯豆腐の上に鯛を置き、鯛を取り出して(とはいえ、私の場合は捨てませんが)豆腐をメインに酒と楽しむ。
     焼き豆腐はバーナーではなく、本用に焼くと格段うまい。

     97-100の絶品豆腐料理も再現してみたい。

 豆腐料理が100取り上げられていたが、豆腐の四季な我が家では豆腐料理のレパートリーが多い。
 従って、100に載ってない料理もいくつか手がけている。
 これらは私のオリジナル豆腐料理だ。
 料理は遊び心が必要だと常々思う。コレって一般的に言われているね^^
 料理は科学だと書かれていたページを読んだ事がある。ほんとだなぁって、感心した☆

             おわりん

 




「尋常品」より《結び豆腐》
「通品」より《青豆豆腐》
「佳品」より《釈迦豆腐》
「奇品」より《玲瓏豆腐》
「妙品」より《包み揚げ豆腐》
「絶品」より《真のうどん豆腐》
江戸料理と『豆腐百珍』 福田浩
尋常品
一  木の芽田楽
二  雉子焼田楽
三  あらかね豆腐
四  結び豆腐
五  はんぺん豆腐
六  高津湯豆腐
七  草の八杯豆腐
八  草のけんちん
九  霰豆腐
十  雷豆腐
十一 再び田楽
十二 凍豆腐または高野豆腐
十三 速成凍豆腐
十四 摺り流し豆腐
十五 押し豆腐
十六 金砂豆腐
十七 ぶっかけうどん豆腐
十八 敷き味噌豆腐
十九 飛龍頭
二十 濃醤
廾一 ふわふわ豆腐
廾二 松重ね豆腐
廾三 梨豆腐
廾四 墨染豆腐
廾五 よせ豆腐
廾六 鶏卵豆腐
通品
廾七 焼豆腐
廾八 揚げ豆腐
廾九 おぼろ豆腐
三十 絹ごし豆腐
卅一 揚げ田楽
卅二 竹輪豆腐
卅三 青豆豆腐
卅四 やっこ豆腐
卅五 葛田楽(祇園豆腐)
卅六 赤味噌の敷き味噌豆腐
佳品
卅七 なじみ豆腐
卅八 苞豆腐
卅九 今出川豆腐
四十 一種の黄檗豆腐
四一 青海豆腐
四二 浅茅田楽
四三 海胆田楽
四四 雲かけ豆腐
四五 線麪豆腐
四六 シベ豆腐
四七 薯蕷かけ豆腐
四八 砕き豆腐
四九 備後豆腐
五十 小竹葉豆腐
五一 引きずり豆腐
五二 うずみ豆腐
五三 釈迦豆腐
五四 瞿麦豆腐
五五 沙金豆腐
五六 叩き豆腐
奇品
五七 蜆もどき
五八 玲瓏豆腐
五九 精進の海胆田楽
六十 繭田楽
六一 簑田楽
六二 六方焦着豆腐
六三 茶れい豆腐
六四 糟入り豆腐
六五 香魚もどき
六六 小倉豆腐
六七 縮緬豆腐
六八 角飛龍頭
六九 焙炉豆腐
七十 鹿子豆腐
七一 うつし豆腐
七二 冬至夜豆腐
七三 味噌漬豆腐
七四 豆腐麪
七五 蓮豆腐
妙品
七六 光悦豆腐
七七 真のけんちん
七八 交趾田楽
七九 阿漕田楽
八十 鶏卵田楽
八一 真の八杯豆腐
八二 茶豆腐
八三 石焼豆腐
八四 犂焼
八五 炒り豆腐
八六 煮ぬき豆腐
八七 精進の煮ぬき豆腐
八八 骨董豆腐
八九 空蝉豆腐
九十 えび豆腐
九一 加須底羅豆腐
九二 別山焼
九三 包み揚げ豆腐
絶品
九四 揚げながし
九五 辣料豆腐
九六 礫田楽
九七 湯やっこ
九八 雪消飯
九九 鞍馬豆腐
百  真のうどん豆腐
下ごしらえ
  【一】丸くする 水気を切る
  【二】焼く 田楽用の串を刺す
  【三】細く切る 結ぶ
薬味いろいろ
豆腐の故郷を訪ねて 福田浩

料理・解説 福田浩
レシピ 杉本伸子
撮影 松藤庄平





なんと多彩な豆腐料理の数々――江戸時代のベストセラー料理本、ここに甦る!

冷奴も湯豆腐もおいしいけれど、それだけじゃもったいない! 江戸は天明期、今から二百数十年も前に刊行された『豆腐百珍』。日常のお惣菜「尋常品」から料亭風の逸品「絶品」まで、六ランクに分類して紹介された豆腐料理百品のすべてを、実際に再現し、食べてみました。詳細レシピ付。豆腐の故郷、中国紀行も収録。

発行形態 : 書籍
シリーズ : とんぼの本
判型 : A5判
頁数 : 127ページ
ISBN : 978-4-10-602167-1
C-CODE : 0377
ジャンル : 実用書
料理・食生活
発売日 : 2008/01/24
編集者のことば
1,470円(定価)






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『重訂 解体新書』杉田玄白 著 大槻玄沢 訳 文政9年(1826年) 池長孟コレクション 神戸市立博物館

2013-11-12 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 『重訂 解体新書』杉田玄白 著 大槻玄沢 訳 文政9年(1826年) 池長孟コレクション 神戸市立博物館









 先日『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』の後、神戸市立博物館常設展を楽しませていただきました。
 その中に興味深い展示物が多くありました。
 写真の『重訂 解体新書』もその一つです。

     『重訂 解体新書』
      杉田玄白 著 大槻玄沢 訳
      文政9年(1826年)
      池長孟コレクション
      神戸市立博物館常設展示


 神戸市立博物館常設展示を読てみますと、貴重な、そして主婦のわたくしには楽しい展示物が多くあります。結構なお時間を楽しませていただきました。ありがとうございました。   

 京都大学附属図書館様が富士川文庫『解体新書(重訂)』(上写真とは違う表紙)を所蔵されており、公開されてくださっております。ほんの一部を読ませていただきました。ありがとうございました。

 


『重訂解体新書』とは
  出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/12 16:26 UTC 版)より
『重訂解体新書』(ちょうていかいたいしんしょ または じゅうていかいたいしんしょ)は、杉田玄白らが出した解剖学書『解体新書』を大槻玄沢が訳し直した書。寛政10年(1798年)の作。刊行は文政9年(1826年)。文章13冊と図版1冊よりなる。


 池長孟氏とは
 ウィキペディア(Wikipedia)より
 池長 孟(いけなが はじめ、1891年〈明治21年〉11月24日 - 1955年〈昭和30年〉8月25日)は、日本の教育者、美術品収集家。旧姓井上、号は南蛮堂。
 神戸市出生。京都大学卒業後、池長通の養子となり池長性に改姓。
 育英商業学校の校長をつとめる傍ら南蛮美術の収集を行い、1940年(昭和15年)、池長美術館を開館したが、戦局の悪化から同美術館は1944年(昭和19年)に閉鎖された。戦後の1951年(昭和26年)、戦災を免れた美術館の建物とコレクションを神戸市に寄贈した。これをもとに開館した市立神戸美術館は後に統合され神戸市立博物館の中核となった。小川安一郎設計のアールデコ建築は、神戸市文書館として使用されている


『解體新書』(かいたいしんしょ、解体新書)とは
 ウィキペディア(Wikipedia)より
『解體新書』はドイツ人医師ヨハン・アダム・クルムスの医学書"Anatomische Tabellen"のオランダ語訳『ターヘル・アナトミア』を江戸時代の日本で翻訳した書。西洋語からの本格的な翻訳書として日本初。著者は杉田玄白。安永3年(1774年)、須原屋市兵衛によって刊行される。本文4巻、付図1巻。内容は漢文で書かれている。


 ヨーハン・アーダム・クルムス(独: Johann Adam Kulmus 、1689年3月23日 - 1745年5月30日)
 ウィキペディア(Wikipedia)より
 ドイツ(プロイセン)の解剖学者。杉田玄白や前野良沢らが翻訳を行った『解体新書』の主原著である『ターヘル・アナトミア』(独: Anatomische Tabellen 、『解剖学図表』、1722年)の著者である。従妹に詩人・喜劇作家のルイーゼ・ゴットシェット(Luise A. V. Gottsched)がいる。



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『中世の古文書 -機能と形-』国立歴史民俗博物館

2013-10-12 | 古典全般(奈良〜江戸時代)


  『中世の古文書 -機能と形-』
   



 ただいま、千葉県の国立歴史民俗博物館で『中世の古文書 -機能と形-』が展開されている。
 行きたい!
 行って自分の目で観てみたいが、主婦のわたくしには千葉は遠い。
 なので、図録を送って頂くことにした。

 くわしくはわからないが………感じたがままに記録したい。

『中世の古文書 -機能と形-』を開けると、気品が漂う美しい文字。
 文字の間の、空間。
 美しい繊維質の感じられる、紙。
 墨色
 書のリズム
 それぞれが個性的な花押
 届いて間がないので、まだ読んでない。だが、開けてすぐに図録に魅せられた。

 少し文字を拾ってみる。
 読める文字、読めない文字…
 美しい本なので、開き癖 はつけたくない。
 だが、決めた。
 本が開ききっても良い。開き癖は覚悟して、この本の向き合う時間を見つけよう。
 鉛筆片手に、読める部分から読んでみよう…。
 半年一年後には今より多く読めるか…。楽しみが増えたこの喜びは大きい。
 美しく気高い古文書を前に、意欲は高まる。

『中世の古文書 -機能と形-』の中には「北野縁起絵」が載せられている。
 
 図録の「北野縁起絵」は左下
 個人的には「北野縁起絵巻」は以前からたいへん好きなので、ページを繰って「北野縁起絵」を見つけた時の嬉しさは、頂点に達した。

 興味深い企画がたいへん多い千葉県の国立歴史民俗博物館へは、夫にお願いして、近い将来に夫と一緒に行きたい。
 その折、東京も合わせての博物館美術館鑑賞三昧をしたい。
 
 

 

 






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69: 『北斎漫画 1 江戸百態』画 葛飾北斎 青玄社 

2013-09-22 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 69: 『北斎漫画 1 江戸百態』

 画 葛飾北斎
 青玄社


 見たものだけを書くのではなく,下調べをして描かれていたことがわかる。
 やたら詳しい鳥居に驚く。


 鳥山石燕

 上の絵図を見て,思い出したこと…

 民俗学関係の本では「サンカ」について書かれたものも多い。
 山に住む民と、村人は、普段は交わることがほとんどない。

 山に住むサンカは岩屋などの穴を住まいとする。
 村人は祭儀の折り、山に住む民に農作物を持って、赤い漆塗りの器のセットを借りに行ったという。
「器を貸して下さい。」
とかなんとか,穴の外から言う村人。
 内側からの返事は無い。
 けして姿を見せることはないが、翌日には穴の外に器のセットをおいておいたという。

 この器は漆塗りで、古くから山の民は漆の技術を身につけていたのだという。
 以前何冊か読んだ民俗学関係の本を思い浮かべながら,天才というべき北斎をゆっくりと味わっていた。

 

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
 19世紀に西欧を怒涛のごとく巻き込んだジャポニズム-その波頭こそ、江戸末期から明治にかけて出版された絵手本『北斎漫画』だった。描きも描いたり、葛飾北斎の「すべて」といって申し分のない主題、モチーフ、描法が詰まった、全15編、総ページ970、およそ4000カット。
 本シリーズは原本を人物に風俗(第1巻)
 自然描写(第2巻)、想像の世界(第3巻)とテーマ別に完全収録したリメイク版。
 クールジャパンの代名詞、いまや世界言語となった「MANGA」の原点がここにある。

【目次】(「BOOK」データベースより)
 序 北斎に学ぶ/第1章 人物絵鑑/第2章 日常茶飯/第3章 動態活写/第4章 百具百景/第5章 北斎漫画を読む





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68;『妖怪萬画』 (第2巻 絵師たちの競演編) 和田京子 (著) 青玄社 2012年

2013-09-22 | 古典全般(奈良〜江戸時代)




 
 役者絵  歌川国貞
 わお! 昔の 中村芝翫
 中村芝翫 はその昔、和歌山の海に船まで出して迎えられた大御贔屓がいらっしゃったという。(どこかの博物館で見た浮世絵展示の解説による)
 わたくしは先日おなくなりになられた芝翫 丈や勘三郎さんが今も心に残る。
 画に描かれた【芝翫】という文字に反応した。
 描かれた【形】はたいへん美しい。

 
 火間蟲入道 鳥山石燕

 
 鳥山石燕―

 和田京子 (著)
 1500円+税
 2012年

 青玄社 公式HPより引用▼

内容詳細
日本では古くから描かれてきた妖怪画。不安や畏れといった心の闇に根ざした妖怪画の歴史は、日本人の心性の歴史でもある。本書では文化が熟爛した江戸時代中期から、時代が揺らぎはじめる後期、そして激動期の幕末から明治初期に描かれてきた妖怪画を約150点収録。

目次
第1章 妖怪なんて怖くない(鳥山石燕―『画図百鬼夜行』ほか/ 北尾政美―『夭怪着到牒』/ 勝川春英―『異摩話武可誌』/ 葛飾北斎―『北斎漫画』)/
第2章 絵師たちの百鬼繚乱(喜多川歌麿―「化物の夢」/ 葛飾北斎―「百物語お岩さん」ほか/ 歌川広重―「平清盛怪異を見る」ほか/ 伊藤若冲―「付喪神」/ 高井鴻山―『雨中妖怪図』ほか/ 歌川国貞―『七変化壱本足(芝居絵)』ほか/ 歌川国芳―『頼光公舘土蜘作妖怪図』ほか)/
第3章 妖怪画の文明開化(月岡芳年―「新形三十六怪撰源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」ほか/ 河鍋暁斎―『暁斎百鬼画壇』ほか)













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65:『日本書紀巻十 一 誉田天皇 応神天皇』/『誉田宗庿縁起』(こんだそうびょうえんぎ)共に一部

2013-09-11 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 65:『日本書紀巻十 一 誉田天皇 応神天皇』/『誉田宗庿縁起』(こんだそうびょうえんぎ)  一部




 
『箱根権現縁起 誉田宗縁起』(続々日本絵巻大成 伝記・縁起篇7)から『誉田宗庿縁起』を読もうと思い、三巻分全てを複写させて頂く。
 詞書を起こそうと思ったが、釈文すら難しい。
 仕方が無いので家族に相談すると、日本書紀を教えてくれた。

 今回は岩波の日本古典文学大系(赤)日本書紀上
 362ページ 日本書紀巻十
 一 誉田天皇 応神天皇
 
【誉田天皇】は ほむたのすめらみこと 
【応神天皇】は おうじんてんわう(と普通に読む)

「ほむたのすめらみこと」 を、十回言ってみる。
 まるで、呪文のように聞こえる。
 横で、夫があきれ果てる。
 阿呆で、ごめんぴょん!

【歳次庚辰の冬十二月を以て】が
      ほしかのえたつにやどるとしのふゆしはすをもて
【摂政】が まつりごとふさねをさめたまふ

 ここでまた「まつりごとふさねをさめたまふ」を十回ニ十回と唱え、「ほむたのすめらみこと」と「まつりごとふさねをさめたまふ」がこだまする。
 食事中も忘れず唱えていた。
 だが、落語の水たまりをとんではお使い物を忘れるなんとかみたいに、皿を洗う頃には忘れていた。

 

『誉田宗庿縁起』(こんだそうびょうえんぎ)

『誉田宗庿縁起』とは
 絵巻。3巻。大阪・誉田八幡宮(はちまんぐう)(羽曳野(はびきの)市誉田)蔵。欽明(きんめい)天皇の勅命によって誉田八幡の宗廟(そうびょう)を応神(おうじん)天皇の御陵前につくった由来と、誉田八幡大菩薩(だいぼさつ)の霊験を描いたもの。古来武家の尊崇を集めた各地の八幡宮には八幡宮縁起絵巻の存するものが少なくないが、とくに誉田八幡宮は、八幡宮の主神である応神天皇(誉田別尊)の御陵近くに建てられた宮で、武家時代の信仰がことに厚く、同時に『誉田宗縁起』の存在も有名である。なお本絵巻は1433年(永享5)将軍足利義教(あしかがよしのり)が当宮に寄進したもの。
 日本大百科全書(小学館)より 引用


「【▽皇▽尊/天=皇】すめら‐みこと」とは
 天皇(てんのう)を敬い尊んでいう語。すべらみこと。
「天朝(すめらみこと)許し給はず」〈皇極紀〉
 goo辞書より 引用


「庚辰(かのえたつ、こうしん)」とは
 庚辰(かのえたつ、こうしん)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの17番目で、前は己卯、次は辛巳である。陰陽五行では、十干の庚は陽の金、十二支の辰は陽の土で、相生(土生金)である。
 西暦年の下1桁が0・5(十干が庚・乙)の年の3月が庚辰の月となる。ただしここでいう月は、旧暦の月や節月(清明から立夏の前日まで)を適用する場合もある。
 ウィキペディアより 引用


 
 日本書紀巻十  一 誉田天皇 応神天皇
 上を見るように、このページの最後は【を】で終わり、次のページに続いている。
 一 誉田天皇 応神天皇だけで 全部で20ページ
 恐るべし!日本書紀☆

 夏の終わりに 四日間開かれた法○寺学でお知り合いになった殿方のお一人は、日本書紀を教えておられるとおっしゃっていた。
 ならばわたくしも少しは読もうと考えたが、これではお手上げ。
 このページだけで、小一時間を費やした。

 これではとうてい『誉田宗庿縁起』(こんだそうびょうえんぎ)には辿り着かない。
 ずいぶん昔に「日本書紀」読了の夫は、横で相変わらず笑みを浮かべている。
 これ、手ほどきが無いと、わたくしには無理だわ☆
 一ページとはいえ、全てにつき合ってくれた夫に、心から感謝。
 阿呆で、ごめんぴょんぴょん!

 わたくしは絵巻物が読みたいんだと、自分に言い訳し、先を急ぐことにした。
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62: 『新発見 洛中洛外図 屏風 狩野博幸』(大江戸カルチャ-ブックス)

2013-08-24 | 古典全般(奈良〜江戸時代)


  62: 『新発見 洛中洛外図 屏風 狩野博幸』(大江戸カルチャ-ブックス)

 

 2007年03月

 著者/編集  狩野博幸 金井杜道

 青幻舎


 400年前の京を一望。華麗なる都の群像。徳川二代将軍秀忠の息女・和子が天皇家に輿入れのページェントを鮮やかに描いた新発見の屏風。入内行列の華やかさや、町衆の賑わい、都の大寺・大社を手に取るように描いた貴重資料。圧倒的迫力の大図面。

 

 近年、オリジナル・復元品を問わず、洛中洛外図屏風 のような屏風の数々を見る機会に恵まれている。

「洛中洛外図 屏風」の中にも当時の京都の往来の様子などが細やかに描かれる。
 
 貴賎を問わず行き交う人びと、芸能を楽しむ人びと、諍いを起こす様子、職人、商売人など、いきいきと描かれる。
 
 ざわめいた京の松中で建物の掛けに隠れ落ち合う男女二人。いわゆるデート(逢い引き)^^
  ↓ 見つかってないつもりらしいので、ここで意地悪して、二人をみなさんに披露したい☆
    ブルーの矢印んとこですよ^^
    こんなことして…、わたくしって、おばさん^^::   m__m
 


 あ!そうだ。
「うりうりがうりうりにきて…」って早口言葉があったでしょう。
 当時は瓜がかつがれて移動され、往来道ばたで瓜が広げられていて、切り売り瓜だったみたいですよ。
 本書絵図(『新発見 洛中洛外図 屏風 狩野博幸』)に出てきました。

 重要なとことは本書でクローズアップして解説し絵下さっています。
 それ以外にも目をこらして注意深く見ていると、たいへん面白く感じます。

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61;『妖怪萬画』 (第1巻 妖怪たちの競演編) 和田京子 (著) 青玄社 2012年

2013-08-24 | 古典全般(奈良〜江戸時代)


 
 白:はじっかき    赤:馬鹿(うましか)



 61;『妖怪萬画』 (第1巻 妖怪たちの競演編)

 

 

 

  (第1巻 妖怪たちの競演編)
 Yokai Manga Volume 1 : Parade of Monstrous Creatures

 和田京子 (著)
 1500円+税
 2012年

 青玄社 公式HPより引用▼

なぜ、怖いはずの妖怪が、かくも愛嬌たっぷりに描かれたのか?
日本美術史の最後の砦、妖怪画のなぞを解く。

その大衆性や、戯画的、あるいは風刺的表現が見られることから、これまで美術史のなかでなかなかテーマとしてとりあげられることがなかった「妖怪画」。ところが、日本では古くから子供から大人までが親しんできた裾野の広い分野であり、自然信仰や各地域の伝承といった日本固有の土着文化や宗教と密接に関わる重要な主題でもある。本企画は、美術史のなかで本流としては語られてこなかった「妖怪画」の系譜をあらためて見直すことで、日本美術の持っているある笑いや遊びといった特徴的な側面を再考の契機となる。

平安時代から明治初期にかけて描かれた妖怪画(絵巻物)を豊富に掲載し、その大衆性や戯画的表現から、これまで美術史においてはほとんど試みられることのなかった妖怪画の祖型をたどり、その系譜を読み解く。

序文:辻惟雄
収録作品:『百鬼夜行絵巻(松井文庫)』/鳥山石燕『画図百鬼夜行』/吉光
『百鬼ノ図』/『化物尽絵巻』/土佐光起『百鬼夜行之図』ほか。


 大阪歴史博物館 特別展『幽霊・妖怪画大全集』やどこかしこの書物などで見た絵が多く、とても楽しい。

 片手でもてる文庫本タイピだが、編集が上手く、絵巻を続けて載せられていて、ページをひらひらと前後させると、それはもう絵巻物の世界に飛び込むことができる。

 なかなか楽しい本だと思う。

 ご興味のある方は、お気楽にどうぞ楽しんでみてくださいマセマセ。

 

 

 

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59: 『江戸戯画事典』  清水 勲 編著 臨川書店  (資料6枚)

2013-08-12 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 59: 『江戸戯画事典』  清水 勲 編著 臨川書店








 12コマで仏の道を説く 『一休骸骨』延宝3年(1675)




 百面相 『顔づくし落ばなし』 


清水 勲 編著
臨川書店
A5判上製・288ページ(図版約400点、口絵カラー2頁)
定価3,990円(本体3,800円) 

江戸戯画の世界を漫画史の視点で読み解く

葛飾北斎・歌川国芳・歌川広重・河鍋暁斎ら著名人から、無名絵師の手によるものまで、洒落と諷刺に富んだ総400点超の江戸時代の戯画作品を、鳥羽絵/狂画/草画といった当時の用語と、キャラクター/コマ表現/ナンセンス漫画といった現代の漫画用語で分類・解説する。江戸戯画の世界を漫画史の視点で読み解く、新たな試み。

【目次】
口絵(カラー)/ はしがき
第部 江戸戯画の世界
 戯画本と戯画浮世絵
第部 江戸戯画―用語からの分類
 1、描写精神・画論を説くための用語
 2、遊び絵・想像画の戯画風表現に使われる用語
 3、冠詞的戯画表現用語
 4、接尾語的戯画表現用語
 5、笑い絵(戯画春画)
 6、近代以降に生まれた江戸戯画用語
第部 江戸戯画―表現からの分類
 1、鳥羽絵の世界
 2、江戸の戯画本
 3、江戸の戯画キャラクター
 4、江戸戯画のコマ表現
 5、江戸のナンセンス漫画
 6、江戸の鳥獣戯画
 7、江戸の諷刺画
江戸戯画史年表/江戸絵師略歴/参考文献/索引
(データーは全て臨川書店公式HPより)




 

 八月初旬から読み始めていた『江戸戯画事典』をようやく読了。
 たいへん興味深く楽しめる物であった。
 だが、事典と題名にもあるように、中程には用語がずらり、説明がずらりといった具合に並んでいる。
 また、図の南房が打ってあるのだが、番号には違う図が載っており、ページを十枚ほどめくると説明に相応する絵が出てくることが度々あった。
 これは校正者の問題かもしれない。
 事典に対しての図が無い場合ももちろん多い。

 以上の様に書いているが、『江戸戯画事典』は大変に楽しい。
 今まで阿智他こちらの展覧会で見たことの有る絵が結構多くあることに気づく。
 するとその図は本書から飛び出てきて、わたくしの心とてをつなぐ。

 幕府を批評したもの、民衆を描いたもの、役者や遊女…
 今回感心したのが 鳥羽絵
 これはデッサン力は長けているのに、ひょうきんで肩すかしをくわされた間がある。

 図に載せられた絵の表現や詞書を丁寧に読み遊んでいると、相当な時間がかかる。
 簡単で楽しい本だが、それだけに読了後に満足感が味わえる。
 ご興味のおありになられます方は、是非どうぞ☆







 

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177: 『古典文法質問箱』 大野晋  角川ソフィア文庫 角川書店 1998年 302ページ 

2012-12-10 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



 177:『古典文法質問箱』

角川書店,
(角川ソフィア文庫)

302 ページ ¥ 980

1998 年

古典文法の基礎から細部に至るまでのあらゆる疑問にたいして、例文に即して具体的、平易に答える。古典文学を読み解くための頼りになる道案内84項。短歌・俳句を詠む折にも役に立つ知識、満載。


『古典文法質問箱』を読了。
 一冊の本にずいぶん長い日々を要した。

『古典文法質問箱』の裏表紙には

  A 初めて、また改めて古典を読んでみようと思う人、短歌や俳句を作ろうとするするひとたちに役立つ……
  と、説明されいるが、読み進めた最後 あとがきになって
  B 実際に現場で直面する高校生の質問・疑問に答えられるようにと、(高校古典専門教師に)質問を募集し、それに対する答えをここにまとめました 
  AとBでは 対象が大きく違うよ
  
  裏表紙に目につくように
    初めて、また改めて古典を読んでみようと思う人、短歌や俳句を作ろうとするするひとたちに役立つ…… 
 なぁんて気楽に書かれているから、読み始めて、中にはまどろっこしい質問があったりして、案外 難しい箇所が多いのです。 
 わかるところは必要ないでしょうってくらいの簡単な質問。或は、其の逆。あくまでもわたくしには、こういった逆が曲者、文学部に行っとけば良かったなと後悔させる一冊(笑)

 長くなるので、内容は省略
 
 他の方で 「大野晋の『古典文法質問箱』にやられる」 なんてタイトルで記録されている方がいらっしゃった。
 うんうんホントだねとうなずきながら拝見させいただき、納得した。
 


『古典文法質問箱』読後 息子の高校の頃の副教。 京都書院の『国語便覧』を楽しむ。
 内容充実満載…
 今読んでいる絵巻物迄が載っている
 うっとり
 集中して読んでいたので、夕刻四時の『仮名手本忠臣蔵』を見るのも忘れて本と遊んでいた。
 


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143:『庭訓往来 句双紙』より「庭訓往来」一部 新日本古典文学大系 52 岩波書店 1996年

2012-09-27 | 古典全般(奈良〜江戸時代)


 143: 『庭訓往来 句双紙』より「庭訓往来」一部



庭訓往来     /句双紙
テイキン オウライ/  クゾウシ

(新日本古典文学大系 52)

山田 俊雄,入矢 義高,早苗 憲生 校注

岩波書店

4,515円

1996年5月28日

『庭訓往来 句双紙』  岩波書店データーベースより
手紙文の形で社会生活に必要なさまざまなことばを手習わせることを目的のひとつとした『庭訓往来』,禅修行者にとっての座右の書でもあり,また心の指針を与えてくれる成句集として広く一般にも愛好された『句双紙』.室町から江戸時代にかけて圧倒的に普及し,日本人の言語生活の基層をかたちづくってきた作品2編.




 昨年、某講座で『女庭訓』の一部を読んだので、『庭訓往来 句双紙』より「庭訓往来」一部を読む。

「庭訓往来」は割合に大きく影印が載っており、見やすい。

 ほぼ漢字といったところだが、現代の活字がなくとも読めることに驚く。

 読んだのは僅か「三月十三日状」まで

 結構面白い。

 よみがなのつかない漢字の古文書に入った今、「庭訓往来」はかなりタイミングがいいと感じるが、読みたいものが多く困ってしまう。

「仁勢物語」(上のみ)、「東海道中膝栗毛 」(発端まで)もノートに書いて途中でストップしたまま。絵巻物に夢中なのも困ったものだ。

 自分なりにぼちぼち楽しんで行きましょうか~~


 アクシデントが起り時間がとれず記録もままならない。

「庭訓往来」の一部もずいぶん前に読んだもの…^^::

 今回も題名のみにて失礼申し上げます。



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89: 『面白いほどよくわかる 平家物語』 (学校で教えない教科書) 金谷俊一郎 著

2012-06-12 | 古典全般(奈良〜江戸時代)



記録だけ  

    89: 『面白いほどよくわかる 平家物語』 (学校で教えない教科書)




 金谷俊一郎 著 (東新ハイスクール講師)

 日本文芸社

  272ページ ¥ 1,470

 2011.12

 面白いほどよくわかる平家物語 全段をコンパクトに現代語訳、すらすら読める丸わかり『平家物語』

 目次
『平家物語』の世界
巻一 祇園精舎~内裏炎上
巻二 座主流し~蘇武
巻三 赦文~城南之離宮
巻四 厳島御幸~三井寺炎上
巻五 都遷~奈良炎上
巻六 新院崩御~横田河原合戦
巻七 北国下向~福原落ち
巻八 山門御幸~法住寺合戦
巻九 生きずきの沙汰~小宰相身投げ
巻十 首渡し~大嘗祭之沙汰
巻十一 逆櫓~重衡被斬
巻十二 大地震~六代被斬
灌頂巻 女院御出家~女院死去




 何となく『面白いほどよくわかる 平家物語』を読む。

 面白いほどよくわかるって書いてあるけれど、棚に置き去りにして一ヶ月余。

 ちんたらちんたらと読む。

 歴史上の人物名が多く、歴史嫌いのわたくしには、むんずかしい!


 ところが目を輝かせて読む部分あり。

 それは能楽と歌舞伎にまつわる部分。

 平家物語をもとにつくられた能楽と歌舞伎は現在でも多く演じられている。

 これはたまらん!面白い☆俊寛などが出てくると,燃えた!

 


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