「プレイヤー」藤原竜也×仲村トオル 作:前川知大 演出:長塚圭史
「プレイヤー」を再びみる。各役者や筋書きの展開がとっても良い。なので二回見ても、飽きのこない舞台であった。
笑う部分も多かった。
家で見ている分には大笑いして良い部分が多々あったが、劇場内だとそうはいかない。
「スーパーマンだって、相当変なかっこうしているよ。(要約)」
のセリフ部分で、シアターコクーン(8/16)では、会場内で笑いが爆発されていた。
内容的に心理学や民俗学を超え、集団ヒステリックや新興宗教や多くの内容をからみ合わせて、最後は藤原竜也さんが良いとこ取りのような芝居であった。
前回見たときも、怖いと思う部分があったが、今回は、コロナ・ウイルスの拡大といった「1×3 3×3 9×9 …(現時点では、ヨーロッパ)」事態が起こる中、内容こそ違えども、プレーヤ(死の伝達者)が「1×7 7×7 49×49…)に現実感を覚え、怖さは半端ではなかった。
怖かった^^でも、見てよかった^^
2017年8月16日/東京 Bunkamuraシアターコクーン
作 前川知大
演出 長塚圭史
藤原竜也
仲村トオル
成海璃子
シルビア・グラブ
峯村リエ
高橋努
安井順平
村川絵梨
長井短
大鶴佐助
本折最強さとし
櫻井章喜
木場勝己
真飛聖
wowow公式HP 【ストーリー】
ある公共劇場のリハーサル室に俳優やスタッフが集い、戯曲「PLAYER」の稽古が行なわれている。刑事の桜井を演じる道彦(藤原竜也)、環境保護団体代表で瞑想ワークショップの指導者・時枝役の悟(仲村トオル)、時枝の助手・神崎を演じる恵(成海璃子)、妻子を失い瞑想ワークショップに参加している大河原役の和夫(木場勝己)らも参加し、演出家・東(真飛聖)が演出している。
物語は「行方不明の女性・天野真が遺体で見つかるが、彼女は肉体を失った後も意識として存在し続け、友人の口を借りて自分の想いを伝え始める。真相を追う桜井を前に、彼女を死に導いた時枝は、死者との共存こそが物質文明の行き詰まりを打開し世界を変えるのだと主張する」というもの。死者の言葉を「再生」することと、台本のせりふを「再生」することが意識の中で重なった俳優やスタッフたちは、やがて戯曲の中の倒錯した死生観に感覚を浸食されていく。