夏のCeretは青空が見えなくなるほどこのプラタナスの木の葉が屋根より高くおいしげる町で印象的でした。
冬の今はその葉も枯れ落ちさくらんぼの名所でもある活気がある頃とは正反対に雨にそぼつくうらぶれた感の町です。
ここは1930年頃からピカソ、ミロ、シャガールなどの画家が好んで滞在していた町でもあり今でもたくさんの小さなギャラリーがあります。
この町の中央にある彼らの作品が多く展示されたモダンミュージアムを再び訪ねてみました。
月曜日ということもあり客はぼくたち二人以外は誰もいなく中学生のグループがやってくるまで独占していたのです。
彼ら大御所以外にこの町を愛した画家たちが残した印象的な絵画がたくさんあり
特にこのプラタナスが青々と茂った街を題材に描かれた絵が好きでした。
生地を使ってアップリケになるいい題材でもあったのです。
そのほかにピカソがセラミックに書いた素描は動きがよく現れ素晴らしい ものでした。
またさくらんぼの花が咲く頃に訪れてみたいものです。