ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

 瞑想は心のエネルギーと気づいた朝

2017-12-09 07:25:00 | エッセー
 これって自己満足?自己欺瞞?と考えることがある。それは夫の長年にわ
たる介護についてだ。その他家庭の仕事、自分の健康と若さをキープするため
向上させるための勉強など、私は毎日一所懸命生きている。
 それが楽しいから?目標があるから?やり甲斐があるから?と自問自答して
みると、ある意味でかなり無理をしているような気がする。
 決して要領は悪くないけど「ピュアだから騙されないか心配」と言われるほど
他人を疑うことなく、責任感も強く、まじめで一所懸命な私。
 時間を縫って、自分の気分転換の方法を実行したり、何とかその意欲が落ちない
ように工夫しているのは、我ながら何と健気なのだろうと思う。

 ホンネではすべて投げ出して、もっとのんびり、ゆったりとしたいと思うこと
もあるが、そうすると私の「健康、積極的、快活、介護」のイメージがガラガラ
と音を立てて崩れるだけではなく、夫の症状はかなり悪くなるに違いない。
 妻としての幸せを十分与えられ、最も良き家庭人だった夫を、最後まで見守るの
が私の重要な役目だ。それはプロとして、夫を絶対に怒らせず、いつも笑っていて
明るい毎日をキープさせなければならない。家にいると寝ていばかりいる夫を
上手にコントロールし、リハビリにもなる家事を手伝わせたり、コンサートや、散歩
に連れ出すよう努力している。人一倍感情の起伏が激しい私が、周囲が感心するほど
夫の平常心を保ち、その瞬間はふつうの人と変わらないように見える夫。
 それは、私の努力のほかならない。そんな自分の感情を穏やかに保てる最大の元は
決してプロ意識だけではなく「長年続けている瞑想」だった、今朝初めて気づくと
同時に、私はやはりヨーガの指導者なのだと思った。


コメント
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