ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「認知症の壮絶な介護」をしている信友を労わりたくて

2019-01-30 07:10:45 | エッセー
心臓を病んでいたご主人を、自宅で何年か介護していたが、多分3年ほど前から
認知症になっていたようだ。ご主人は内向的な人で、家に寝ているだけで、決して
デイホームなどには行かなかった。自分の意見は曲げず、大分前から難聴で、家庭で
も筆談で対応をしていた。友人がいない間には、大音響でテレビをつけるようで
近所からクレームが多くなったそうだ。認知症と診断されたのは、夫より5年
ほど後だが、今の介護は想像を絶するほど、大変過酷な状態で、本当にお気の毒だ
と思っていた。それに比較すると、我が夫は本当に優等生だ。

 先日も熱を出して症状が悪化して、緊急搬送されたが、この状態では入院できる
部屋がないと返されてしまった。下着も大量、布団もベッドもどうしようもない
状態らしい。でも決して愚痴をこぼさない友人、私は気の毒で仕方がなかった。
 入れ歯を全部出してしい、固形物は全然食べられず、食事はいつもスムージーだ
そうで、「そのため私も栄養満点よ」と、いつも笑っているけれど、スムージー
では美味しいはずがない。我が家の今日のお昼の食事(そぼろ丼)をお弁当にして
差し入れようと準備しメールした。

 さらに自家製だしの味噌汁と、昨夜の残りだが多めに作った、イタリー風サバの
煮込み、デザートのポンカン、我が家製の抹茶と、お三時にと焼き栗も添えた。
 本当に感謝とメールが着たけど、食べることは、単なるエネルギーの供給だけでは
なく、リラックスと癒しに大変効き目がある。それは誰でも美味しいもの食べると
「あー幸せ」と思うのは、食べることは生きるための第一欲求だから。
信友が少しでも癒されればと心から願っているが、壮絶な介護はいつまで続くのだろうと
思うと気の毒でならない。
コメント (1)
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