ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

記憶の彼方から

2021-07-17 01:15:17 | エッセー

 先日送られてきた尊厳死協会の雑誌をゆっくり見ていたら、「ウミハ

ヒロイナ、オオキイナ」の小学唱歌の歌詞と、広々とした海の写真が掲載

されていた。その写真を見ながら、思わず懐かしい海の歌を歌ったら

大昔の楽しかった事が蘇った。私が入学した時は「国民学校」と言われて

いたが、まだ入学した間もない頃に、何の催しか覚えていないが、学年全体

で学校放送を聞いたことがあった。その中でまだ入学したばかりの1年生

の私が、ただ一人選ばれ校内放送で歌ったのが、まだ覚えたばかりの

「海の歌」だった。

 確かその日は梅雨明けのとても暑い日だったが、マイクの前で一人で

歌った。幼い頃から童謡歌手だったので、ステージ経験が多かったので

まったく上がらず歌えたら、先生方に大層褒められた。

 放送室から長い廊下を歩いて教室に戻るとき、空が真っ青でとても暑かった。

教室に戻ると、先生やみんなが拍手をして迎えてくれ、ちょっと恥ずかし

かったがとても嬉しかった。梅雨明け宣言と、何気なく見た雑誌は、ありありと

まざまざと「記憶の彼方」の小学校1年生の頃を思い出した。

コメント
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