ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

深大寺植物園へ

2022-10-23 17:25:15 | エッセー

 深大寺植物園へ行こうと思ってネットで調べ、梅が丘を9時26分に新宿

行に乗り下北沢と明大前駅で乗り換え、つつじが丘に着いたのは30分後

だった。電車を調べて乗ると、時間を実に効率よく使える、バスに乗り

換えて深大寺植物園へ着いた。日曜日なので混むと思ったが、そうでも

なく園内は静かだった。お目当ての池には見たことがなかった、まるで

器のような植物があり、その花から葉が広がっているのを興味深く眺めた。

 夫は脚が弱くなったので心配したが、最近妙に元気なので誘ったが

園内にはところどころにベンチがあるので、時々休みながら歩いた。

 雑木林には子供の頃よく見た、もぐらが掘ったような土が盛り上

がっていた。澄んだ空気、明るい日差し、美しい空、風も全くなく

本当に素晴らしいお天気だった。薔薇園はとてもきれいで、夫は大喜び

だったが、多分夫がここを歩けるのは最後ではないかと思った。

でも逡巡したが、思いきって来てよかったと思った。

 植物公園内を散策しながら通り抜け、深大寺方面に歩くのは相当な

距離だったが、夫は休み休みだが元気に歩いてくれた。

 有名な深大寺そばを昼食にし、2人で昼間からビールを飲んだが

その間夫は「幸せだね」と何度か行った。そう長く生きる訳ではない

私達老夫婦は、何時も「これからはできるだけ楽しく生きようね」と

話しているが、何もかも忘れてしまう無邪気で子供のような夫。

昔娘は「パパはまるでママの保護者のようだね」とよく言った。

 今は立場が逆転しているが、秋晴れが素晴らしく、バラがとても

きれいで幸せな日だった。

 

 

コメント
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