ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

気持ちがリフレッシュした小旅行

2022-10-25 15:50:28 | エッセー

 夫がデイホームへ出かけたので、今日は私の自由時間だ。映画を見よう

と近くの映画を調べたが、私の好みに合わない。(さてどうしよう?)と

考えていたら、「奥さんの夢を見たから電話した」と、留守電に入って

いた知人を思い出した。昨日は忙しくて電話できなかったと、電話を

しようとを思ったら、急にSさんに会いたくなった。

 Sさんは我が家を30年間以上手伝ってくれた人で、家庭内のことも

最もよく知っている人だ。今は新松田の広い家で一人暮らしだが

加齢のため足や腰が悪くなって止めたが、時々電話で話し合う仲だ。

 連絡してから身支度してすぐに家を飛び出した。

 梅が丘10時2分、途中で急行に乗り換えて新松田には11時18分着。

彼女は私より2歳年上で、杖をついていたが未だに健康そのものだそ

うだ。二人で駅前のお店で食事しながら、さんざんおしゃべりしたが

私達は気が合うのでお互いに何でも話せるので、本当に楽しかった。

 帰りは松田駅から新宿行のロマンスカーにしたが、ロマンスカーは

ブルーで一番後ろの車両で、2人しか乗っていなかった。

 車掌さんにどこから来たのか聞いたら、御殿場だそうで「富士山号」

このカラーは初めて乗ったが、ロマンスカーは大好きなので嬉しくなった。

 

車窓からは里山や林が見えて、わずか1時間あまりだが、旅行気分に

なれて幸せな気持ちになった。外を眺めながらいろいろな事を考えたが

高齢なのに健康で行動が素早く、色々な面で私ほど幸せな人はあまり

いないのではと改めて思った。すると、自分の心の中でくすぶっていた

「うつうつとした感情」は、雲散霧消していたが、何とも単純だと思う

でもそんな自分が大好きだ。新宿に着いてロマンスカ―を撮っていたら

後ろから来たさっきの車掌さんが「有難うございました」と、声をかけて

くれ、また嬉しくなった小旅行だった。

コメント
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