自分の気持ちをコントロールするため、ヨーガ指導者としての精神的な
方法と,ヒーラ―としての方法がある。認知症の夫を満10年間以上
穏やかでやさしく介護するためには、私の修行程度では不足らしく
時にはどうしようもない気分になる。文章を書く、料理をする、外出
するなど、映画を見るなど、気分転換はかなり巧みだが、さらに不快な
事が起きると、平常心を保つことが無理になる。
そのために長年工夫し、そのノウハウが散りばめてある。
そんな時私を癒してくれるのが、可愛いペット的な存在で、それは
寝室から夫の介護ベットの隣に移したリビングルームの、私のベッド
サイドへ連れてきた。もう30年間以上前に、一目ぼれして買った妖精
ドールだが、衣装が古くなり10年ほど前に、横浜に住んでいたその
人形作家のお宅に伺い、衣装を着せ替えて貰った。
そのときもう一人気に行って買った妖精と、ニュージランドで
買った羊と、小さな熊達だ。今朝も「お早う」と戯れたが、そんな時
気持ちがフワーッとほぐしてくれる、私の大切な存在だ。