お天気も良いので、高尾山へ急に行きたくなった。ネットで調べたら
梅丘から63分で高尾山口駅へ到着する、すぐに身支度して家を出た。
足が弱くなった夫はだんだん外出ができなくなると思うと、元気な
内に二人で出歩きたいと思う。高尾山は行き慣れているので、そう歩く
距離は長くないから大丈夫と思った。
高いところからの景色を少しだけ見てから、歩くのは無理なのですぐ
帰るつもりだった。時間お昼少し前あまり人がいないので、近くのお店
に入れるかどうかを、夫を待たせて確認に行った。
するとは外を眺める席がとれた、景色を眺めながらまたビールを
楽しんだが、そんなとき夫は実に幸せそうだ。
空は晴れたり曇ったりしていたが、写真を撮ろうとしたら、隣の席の
若い女性が「撮りましょうか」と立ち上がり撮ってくれた。
隣の席を見たら、まだおそばを食べている途中だったことに気づいた。
申し訳なくて丁寧にお礼を言ったが、夫と一緒だと時々親切にして頂く
ことがあるが(やさしい人が多いのだ)とても嬉しくなった。
高尾山はまだ紅葉していなかったが、帰りの登山鉄道は凄く並んでいて
驚いた。帰宅は3時少し前、今日も機嫌のよい夫、きっとまた元気でいて
くれるだろう。それにしても・・・小さな親切を受ける度に、私も誰に
でも親切にしたいと思う。老夫婦二人で歩ける幸せを、心の中でそっと
神様に感謝した日だった。