ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

嬉しいお便り、懐かしい思い出が蘇えって

2023-08-01 04:54:23 | エッセー
 先日ダンススタジオの元スタッフから「フレーヴォ・カポエイラ・パッソ」
というダンスに関する学術的な立派な本が送られてきた。
 その数日前に急に彼を思い出して懐かしくなり、ブログ投稿記事を付け
て手紙を出したので、そのお礼かとも感じた。「謹呈 小池能里子先生」と
伏せんがついていて、ブラジルの作者の専門的な翻訳本だった。
「彼はやっぱり優秀だな」と驚いてしまった。現在T君は
 東京学芸大学教育学部教授で、博士(スポーツ科学)だ。
 アシスタントだった彼が、得意で好きなダンスを専門的に研究し
大学教授になったとき、私はとても嬉しく、また大変誇らしかった。

 T君がダンススタジオへ入ったのは、デイスコダンスが大流行の頃
まだ大学生だったが、ダンスは抜群だと感じ採用した。
 後で聞いたらディスコダンス大会で優勝したそうで、まじめで教え方も
上手だったが、娘も大学生でアルバイトで教えていて、同じ年だったので
仲良しだった。ダンススタジオはいつも盛況で、ディスコを教える若い
スタッフが数人いて、ダンスパーティーの日は、梅丘北口前にあった
「梅丘ヨーガ教室」に全員が泊まった。それもみんながとても楽しそう
だったが、朝になると自宅までご飯を食べに来て、ワイワイがやがやと
賑やかでよく食べてくれ、私達も本当に楽しかった。

それ以来頻繁ではないが、交流は続いているが、手紙は手書きで
懐かしい文字だった、昨年と今年と続けてご両親が亡くなったそうだが
私達と同世代だったはずだ。手紙には「私の頭の中の小池先生は、40年
以上前に能里ダンススタジオでお会いした頃の小池先生なのです」
まだ彼の頭の中の私は、現役のダンス教師なのだと嬉しくなった。
「定年退職まで残り1年半余り、授業では学生達とと踊っていますが
体が言うことを聞いてくれません」、さらにぜひお会いしたいので、梅丘へ
お伺いしたいと書いてあった。懐かしい昔を思い出して、気持ちがふんわり
とほぐれた。娘も呼んでT君の最新の情報も聞きたいし、我が家で手料理
をいろいろご馳走したい。「また楽しいことができたな」と、すっかり
ご機嫌になって、すぐに返事を出すつもりでいる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする