明るくなるのを待って公園へ行ったが、時間は4時50分、まだ完全に
明けてなく、日が短くなったことを感じた。公園の入り口では「ミ-ン
ミン、ミン、ミン」と大きなセミの鳴き声が迎えてくれた、嬉しくなり
しばらく聞いていた。入口の階段はまだほの暗い、階段を昇っていても
違うセミの鳴き声が聞こえた。




私は都会病だが、夏も後半になってもセミの鳴き声が聞けないなんて
やっぱり淋しかった。早朝公園に来る人達は6時頃からだんだん増えて
くるので、まだほとんど人がいない。
静かな公園をゆっくり歩いたが、ところどころで違うセミの鳴き声が
聞こえたが、鳥は全く鳴いていなかった。いくら暑くても秋は近づいている
と感じたが、銀杏並木の1本がすでに黄葉していた。


