ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

夫は生きた実験台かも?

2024-01-16 06:48:51 | エッセー
 長年認知症の夫を只の一度も怒らせないのは、怒りが心身に及ぼす
はんぱでない悪影響を熟知しているからだ。心理のプロだからこそできたが
穏やかで幸せな状態で毎日暮らせるように、色々と工夫している。
 寝てばかりいる夫を誘って、散歩がてら遊歩道を歩いてから、スーパー
へ行ったが、足が痛いわけではないのに、時々休まなければきついようだ。。

 夫がいろいろな病気がありながら、91歳の今も食欲もあり元気なのは
やはり生命力が強いのだろう。精神科の主治医は「もしかしたら奇跡に
近い状態だと思う」と言われた。夫の状態から、内科の主治医の先生に
大学病院での検査をお願いしたが、高齢のため躊躇したようだ。
 でも、昨日訪問医療に来て、夫の元気さを認め紹介状を書いて下さり
予約がとれた。カリウム過剰症のため、毎日工夫して料理しているが、
「美味しく食べられて幸せ」言ってくれるような状態で介護したい。

前の差し歯をなくしたのは4回目、すぐに歯医者さんでお願いしたが
年始のため時間がかかるようでまだできていない。いずれにしても、これ
ほどいろいろな病気がありながら、元気なのは皆さんが驚いてくれる。
 妻としては幸せなままで、少しでも長生きして欲しいと思っている。
大学病院での検査は金曜日、またカテーテル手術を受けることはできる
だろうか?長年の介護経験から、きっと冠動脈が閉塞していると私は
感じるのだが・・・大げさに表現すると「夫の命は私が握っている」
かも知れない。

コメント
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