小学生の時終戦を迎えたので、戦争中の悲惨さ恐ろしさ、不自由さ
空腹感など決して忘れることはできない。その頃中学生だった夫は
小学生の私より、もっと過酷な経験をしていたようだ。
そんな私達は、日本史始まって以来戦争がない平和な長い年月に
自分達の人生のほとんどを重ねられたことに、「私達は良い時代に生
まれた」といつも感謝している。
元旦に能登地方に強い地震があり、その被害は大変多く毎日ニュース
で流れる画面を見て、本当にお気の毒でたまらない。
せめて少しでもお役に立てたらと、義援金をお送りしたが、ことに
ご家族を突然亡くした方は、本当に気の毒でたまらない。
天災はいつどこで起きるかも知れないが、高齢で長年色々な病気併せ
持つ夫は、比較的元気で暖かいベッドでもう眠っている。
それだけでも、何と有難い事だろう。被災なさった方々が、少しでも早く
以前の生活を取り戻されるようにと、祈った昨夜だった。