ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

思いがけない出来事

2018-10-14 03:13:28 | エッセー
 気づいたら冷蔵庫のランプがずっと明滅していて、消してもまたすぐにつく
「変だな」と気づいて、冷凍庫を開けたら、何とカチカチのものがみんな
柔らかくなっている。すぐにメーカーに電話したら故障と分かった。
冷蔵庫の故障など一度も聞いたことがないし、確かまだ購入してから3年ほど
しか経っていないと思う。出張修理まで後4日間かかるそうだが、料理好きの私が
在庫する食材はかなり多い。娘に電話したらすぐに保冷剤入りの、かなり大きい
保冷ボックスを持ってきてくれた。老夫婦二人なのに、もしもの時のためと、料理好き
の私なので中身は限りなく多い。娘や息子に分けたり、とりあえずあまり好きでない
冷凍の魚は、すべて今日食べることにした。。

また驚くほど沢山あったのは冷凍シイタケと、ペットのための鶏肉だったが
シイタケと鶏肉を全部一緒に甘辛く煮た。豚、牛肉、ベーコン、ハム、生ハム
豆腐、油揚げなどは、とりあえず保冷庫に入れたが、そんなことで午前中は
すっかり潰れた。野菜類や果物までは入れられず、そのままの状態だが、甘酒
その他は娘に持たせたので、何とか整理がついた。
 お昼も夕食もテーブルの上の料理は一杯で、ビールを飲みながら食べたが
とても食べきれず、勿体ないがかなり処分した。

 冷蔵庫が使えないだけでこんなに大変なのだと痛感したが、これからはあまり
買わないようにすべきだと反省もした。冷蔵庫がない生活なんて想像もしたことも
ないが、あと3日間この状態を続けるのだと思ったら、うんざりしたが、最近冷たい
緑茶が好きになり、自分で作った抹茶をお湯で溶いて、氷を入れて飲むことができ
ない。まだ沢山ある果物と野菜、何とか工夫して捨てないようにしなければと
思った。冷蔵庫の故障だけで、こんなにパニクッている自分がいる。
 何事も起きない当り前の生活が、何と有り難いのだろうと、改めて感じた
真夜中だった。


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PCの壁紙を変えたら

2018-10-13 07:35:42 | エッセー
 今までまるで夢のように美しい海だったが、急に北海道の風景にしようと探し
ていたら、懐かしい美瑛が出てきた。随分昔のことだが旭川へ講演に行き、旭川
空港から近い美瑛を通った時、何と広大な素晴らしい風景だろうと、私は感動した。
美瑛に住んでいる愛読者だったTさんと、すっかり親しくなって、それから
何度も美瑛へ行って、温泉に泊まったり、ご自宅に泊めて頂いたりしたことも
あった。



美瑛を周るために度々訪れる私のためにタクシーでは大変だからと、Tさんは近くの退職した
男性二人に運転をお願いしてくれた。その一人の学校の先生だった方は「今良い空き家がある
のだが、もしよければ買っても良いと思っている。小池先生のために買おうか?」と、Tさん
に相談されたそうだ。私はびっくりして「いろいろなところに泊まるのが好きだから」と
お断りしたこともあったほどだ。春、夏、秋、冬と、それぞれ大好きな美瑛の、地元に住む
人しか知らないところにも案内され、いろいろな風景を十分楽しんだ。



 拓真館へ行って一目ぼれして買った写真は、まだカウンセリングルームに飾って
ある。ヘリコプターに乗って、美瑛や富良野の景色を楽しんだ楽しい思い出もあるが
高所恐怖症のTさんはどうしても乗りたいと言った。その間私は彼女の手をずっと
握っていたのも懐かしい思い出だ。何年かお付き合いしたTさんだったが、我儘な
私の「人間関係のルール」に合わなくなり、私の方からサヨナラしたけれど、未亡人
だったが、まだお元気だろうか?と、懐かしい思い出とともに、ちょっと胸が痛くなった。



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82歳、痛みがないことは凄いと思った!

2018-10-12 07:38:11 | エッセー
 昨夜の夕刊の大きな新聞広告には「65歳以上の全国で約1800万人の高齢者
が抱えているのが、「ひざ」の痛み。そんな膝痛をはじめ、腰、肩の関節痛に
誰もが悩みを持つ多くの方々のため・・・」それは一日一回飲んで効くと言う
サプリメントの宣伝だった。私の周りにもそんな人がたくさんいるが、ひざ痛の
ために歩行会を止めた人も何人もいる。

ダンス教師だった私は、使い方が悪かったためか、40代にディスコダンスで膝
フラダンスで腰を痛め、何時も痛い訳ではなかったが、確か60歳代まで、いつも
治療院に通ったり、整形外科に通ったりしていた。
そんなある日日本テレビで見た体操が「これ私に良さそう」とピンときて、すぐ
テレビ局に問い合わせた。それから茨城県牛久市の、有名なスポーツトレーナーの
先生の治療院へ約3か月間通って、治療を受けると同時に、その体操を習い、それ以来
その方法をほとんど毎日やった。自分でひざが治った体操は、ヨーガレッスンの準備体操
に取り入れて、今でも指導しているし、それから20年間以上ずっと続けているので、あれほど悩んだ膝痛は、今では全くなくなった。腰は膝程辛くはなかったが、やはり全く
今は痛くはない。
※我が家にダンススタジオを移転したパーティー

 さらに驚いているのは約3年間の「座骨神経痛」や、全く動けなくなくなり救急車
で搬送され、入院を2回もした「突発性頭位めまい症」まで、自分で治したことだ。
それらは体操や、「リンパ液や脳脊髄液をスムーズにめぐらす方法」を学習し、それを
自分なりに工夫し、毎日休まずやった結果だと思っている。
 それは「治療を受けずに、自分の持つ治癒能力を活性化して、自力で治したい」
と思う自分の意思だったが、こんな実例もあることも、ご紹介したいと思った。
 来月83歳になる私は、いろいろ努力した結果が「どこも痛くなく、まったく治療も
受けていないし、20年前より体調が良い」、見た目も、気持ちもビビッドなのです。
 もしも痛くてお困りだったら、いろいろ努力なさっては如何でしょうか?!
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魔女だからこそ「夫を8年間認知症優等生」のテクニック

2018-10-11 12:38:50 | エッセー
 廊下の電気が一つ消えていたので、夫に変えてもらおうとしたが、椅子に上って
電球を外したが、何とも足元がおぼつかない。元気ではあるが、やはり86歳と言う
年齢は争えない。梅丘育ちの夫は生粋の土地っ子で、近くの商店街のお店は無論全部
覚えているので、一か所だけなら買い物はできる。
 そのため外した電球を持たせて「00電気さんで、同じものを二つ買って、エア
コンのリモコンの電池交換してもらってね」と頼んだ。
 すると夫は買い物から帰ってきたが、そんな時私は必ず褒めたり、労った
りする。

 「踏み台出す?」と聞いたら彼は「大丈夫、この椅子で良いよ」と言って、椅子に
上り電球を二個変えてくれた。つけてみたら明るくなり、とても嬉しかった。
 「私そんなことできないもん、やっぱりあなたがいないとダメの、有難う」と
言うと、彼はちょっと嬉しそうだ。食事の準備の時でも、力がない私は、固い野菜類は
切れないこともある、そんな時は必ず手伝ってくれるし、高いところのものも取って
くれる。ちょっとしたことで、キャーキャー悲鳴を上げる私が面白いらしく「賑やかだね」
と、いつも笑っている。臆病、淋しがり、不器用、力がない私は、いつも夫に手伝って
もらうが、たとえ認知症でも、普通に会話できるし、やはりとても頼りになる存在だ。
 
 8年間たったの一度も怒らしたことがないのは、自分の天性が随分左右されて
いるが、無論心理カウンセラーの知識も活用し、「こうすれば機嫌がよくなる」
「癒される」「怒らせない方法」など、駆使するのは毎日のことだ。
毎日のように「ああ、幸せ」という夫が、何時もこんなに上機嫌でいられるのは
それなりのテクニックがある。そんなノウハウを本に書きたいと思っているが、最近
まったくお呼びがない。混声合唱団でも、私がきっかけで想定外に「魔女のうた」
ができた。それは来月の「世田谷合唱祭」で歌うことになった。
 昨夜もレッスン中に先生に、「元祖魔女」なんて言われたけど、全く心当たりが
ない訳ではない。ウフフ。
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台風の影響

2018-10-10 06:44:19 | エッセー
 昨日経堂行にバス停に行ったら、何となくいつもより明るい。
見回したらバス停の傍に立っていた、大きな欅の木がほとんど切られていて、私は
本当に驚いた。それにはこんな札が張られていた。

 駅前には大きな欅の木が何本もあった。昔梅丘駅には南口しかなかったが、北口ができる
ことになり、その欅を残すように住民運動が起きたほど、とても立派な大樹だった。
 その一本だけ離れてバス停の傍にあった大木。その根元から倒れそうになり、危険
なので切ったようだ。その大木はあまりに痛々しく、可哀そうで私は涙がこぼれそうに
なった。その間通りがかりの人も、驚いたように立ち止まり、切られた幹をなでていく。
 先日の強風は恐ろしいほどだったが、こんな大木が根元から倒れそうになるほど、
物凄かったのだ。昨日は悲しくてどうにもやりきれない気分だった。


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