ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

雪の日曜日

2020-03-29 09:19:16 | エッセー

 昨日は一歩も家から出なかったが、ニュースを見たらまたコロナ感染者がもっと

多くなったようだ。私達は免疫能力が強いと思っていたが、さすがに不安になった。

無論今日も外出しないつもりだったが、ガラス戸を開けたら、何と雪が降っていて

夫と二人でしばらく眺めた。すると、突然大昔のことを思い出した。

それは結婚した年の4月確か二日のことだったが、渋谷駅で待ち合わせたその日に

雨が雪に変わり、薄着の私はまだ来なかった彼を、改札口で震えながら待っていた。

 10分ほどしてやっと来た彼に、「凄く寒かったんだから」と言ったら「ごめんね」

と謝って、自分が着ていたコートをサッと脱いで私に着せて、近くの喫茶店に入った。

 

その時入った喫茶店がとても暖かくて嬉しかったし、熱いコーヒーが美味しかった

ことなど、今でもありありとイメージできる。最近とみに記憶力が悪くなり困って

いるのに、なぜ65年も前のことはハッキリ覚えているのだろう?

 昨日地方の友人からのメールは「命を支え合う相手がある事は最高の幸せ」また

友人夫婦の名言は「お互いに、はよ死ねと言いあいながら、最後までくっついてい

るのが良いのよ」だそうだが、私絶対にそうは思わないけれど・・・

コメント
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