賑やか好きの淋しがり、外交的で人が大好き、ホンネではいつも誰かと一緒に
いたい、生まれついての性格はこの年齢でも変えがたい。
心理のプロとして自分の内面は熟知しているし、そのコントロール法は、数限り
なくあり、それで長年その状況に合わせて生きてきた。しかし、しかしである。
コロナウイルス事件で、私の日常はすっかり乱れ、研究会、シニアスクール
混声合唱団、その他がすべて中止になった。この2週間の予定がすっかりなくなり
私は料理に没頭していて、外出は控えなかったが、毎日会話をするのは夫だけ。
認知症10年目の夫を介護しているので、それなりのストレスはあるが、これほど
感じたことはなかった。昨日下北沢へ出かけ、帰りの電車の中で突然気がついた。
そ れは「誰にも会えないストレスかも」と・・・
数えてみればおよそ50人の人達と会う予定が、全部キャンセルだったからで
親しい人はその一部だが、都会の雑踏が大好きな私は、人がそれほど大好きなのだ。
今朝はテレビの白鳥を見て夫が「あれアヒル?」と言ったので、「アヒルと白鳥の違い」
を私が実際にやってみて、朝から二人で大笑いした。私はいつも朗らかでなくては、夫の
精神状態に悪影響があるのだ。改めてその必要性を感じた「私自身の明るさ」だった。