ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

年月はうたかたのように・・・

2020-09-13 06:58:15 | エッセー

 今朝も早く起きて、午前中にすべてのことが終わり、出好きなので午後から

出かけることにした。夫は家にいる日だが、雨が降ったので一人で出かけた。

 新宿、渋谷、経堂、下北沢、ちょっと遠出して、銀座か六本木と考えたが、小さな

買い物があったことに気づき渋谷にした。バスに乗ったら、道路は凄く混んでいて

渋谷まで45分もかかった。

駅に近いそのお店には、私の欲しいものはなく、またバスで梅が丘へ帰った。

バスを待っている間に、工事の状況を見たが、駅前はかなり整理されていて、バスの

動きもスムーズだった。待ち時間に写真を撮ったが、私がよく通った渋谷周辺

の雰囲気は、まるで変わっていた。時代は大きく動いて、渋谷はすっかり変わった。

 

すると何故か突然、幼い子供達を連れて、西武デパートへ行った大昔の日を思い

出した。開店時間だったため、入口に店員が大勢並んで、「いらっしゃいませ」

と挨拶をされ、子供達は大変驚いて、固まって動かなくなったことを・・・

 子供達も孫ができた年齢になり、昔の渋谷を知っている人は、だんだん少なく

なるだろう。時の流れと街の変遷はあまりにも早い。

 

 

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大きな黒い蝶を見て

2020-09-12 06:33:44 | エッセー

 ATMへ行っての帰り道、細い道を曲がったら、大きな黒い蝶がいた。

こんなところにこんな大きな蝶々がいるなんて、と思いながら歩いていたら

何故か傍に飛んできて、私の日傘に入ってきて、思わず悲鳴を上げた。

嫌いではないけれど、元は毛虫なのでとても怖いからで、絶対に触れない。

             

 驚いて思わず日傘を放り出したら、飛んでいったけど、私は怖くて胸が

ドキドキした。こんな街中にあんな大きな黒い蝶々がいるなんて・・・

 ネットで調べたら「くろあげは」というそうだが、自然は大好きだけれど

虫は怖いから、植物は育てられない。街中を飛ぶことは滅多にないそうで

希少価値尚があるのに、怖がってゴメンね。

 

 

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色々考えた真夜中

2020-09-11 03:12:14 | エッセー

 昨夜は久しぶりにエアコンを切ってベッドへ入った。トイレで目覚めたのは1時半。

空には細い三日月が光っていた。朝までグッスリ眠れた経験は、長年生きていて

たったの二度ほどしかない私。何故かすっかり目が冴えて、過去から現在までの

さまざまなことを思い出したが、昨夜見たある番組に関わっていた。

 それは「食べること」で、私は生まれつき肥満体質で、子供を二人産んでかなり

肥ったが、またソシアルダンスを始めたら、以前のように標準のスタイルに戻った。

 ダンス教師になってから、ヨーガと出合い「これを仕事にしたい!」と、即感じ

熱心に続けたら、2キロ減ってそれをずっとキープしていた。

※あるセミナーの講師をし、その時額入りで送って下さった写真

 ところが55歳になってから、体重はジリジリ増え初め、いくらコントロールしても

増えて行った。ふつうは痩せると言われる高齢になっても、気にしなければすぐに

増える、そのため、長年体重と対峙しながら生きている。もしも好きなものを食べたい

だけ、飲みたいだけだとしたら、きっと病気になりもう死んでいるはずだ。

 今自分に求めているものは、「見苦しく年齢を重ねたくないこと」だと思う。

そのため、食生活、運動、美容にも毎日心しているが、これなど単なる自己満足だが

誰のためでもなく、これは私自身の美意識のためだ。

 シワ、シミ、タルミなど増えるのは年齢と共に、いくら努力してもどうすることも

できないだろう。

※ダンススタジオパーティ 娘と

 でも、歩き方や姿勢は、努力でかなりコントロールできるはず、とさまざまな

方法を考え毎日それらを必死ではなく、楽しみながら行っているが、結果は後

からついてくるはず。長年バランスの摂れた食生活を送っているので、多分長生き

するかも知れないが、ホンネでは夫を送ったらすぐに死にたい。

 そのため、「私が怖がらないように、すぐに迎えに来てね」と言って、時折夫を

困らせているが・・・などと夜中に綴ったけど、まだ眠れそうもない。

 コーヒーを飲みながら、これから本でも読むつもりだ。

※59歳最後の夜 自分へのご褒美パーティ 親友と夫

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家庭生活は女性に負担がかかる

2020-09-10 09:38:52 | エッセー

 高齢の私は主婦の仕事の料理、買い物、お掃除、洗濯、家計の管理、夫の介護と

健康管理、人間関係の付き合いまですべて一人でやっている。

  それは夫が認知症だから仕方がないが、最近ため息が出るほど疲れる。

仕事人間だった私は、30年間以上そのほとんどを、プロの人を雇って依頼していた。

 夕食を済ませたら、夫はすぐにベッドに入り、そして7時のニュースを見て、また

ベッドからテレビを見ているだけ。夫には定年があるが、妻には定年がなく生きて

いる限りはそれを続けるのが当然と思っていた。でも、夫は認知症だから仕方ないし

いつも「有難う」と言ってくれる夫だけれど、なんて女性は割りが悪いのだろう。

 そのため、老妻になると、昼はお弁当か外食でとか、時には夫に食事の支度してと

言うそうだが、最近そんな気持ちが凄く理解できた。食べてすぐに横になる夫、これ

から食事の片づけをする私。さらに寝ている夫をもう一度起こして、夕食後の薬を

飲ませなければならない。男性も育児に参加する時代になったが、そうしたくても

できない職業の男性もいる。でも若い世代でも、妻は仕事をしながら、健気に育児や

家事をがんばっているケースが多いようだ。

 考えれば私はすごく重労働だ、私の年齢では介護を受けている人も多い。

足元がおぼつかなくなり、すべてがスローリーで、他人を苛立たせているケースを

よく見るが、私はそうなりたくないから、人一倍努力しているのだが。

 子供にほとんど頼ることなく、すべて自分でやっているが、子供達はそれが

当然と受け止めているのか、思いやりや気遣いはみじんも感じられない。

 「愚痴や文句は言わない、幸せの方向を向いて、今の幸せを感謝して」「私は幸せな

介護をしている」と、絶えず自分をコンロールしているが。

 でも、この状態は何時まで続けられるのだろう?かなり家庭的な私だけれど、最近疲れ

やすくなり、改めて考えた夜だった。

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早朝の75分

2020-09-09 06:27:47 | エッセー

 目覚めたのはまだ薄暗い4時45分、もう少し寝ていたかったのに、すっかり

意識は覚醒している。(まだ早いから今朝は朝のレッスンを丁寧にやろう)と

思ってエアコンを消して窓を開けた。私の朝のレッスンは約40年行って

いるが、頭のてっぺんから手足の体の末端まで、ソフトな全身運動かも知れない。

※インド、リシケシのメディテーションホール

 

瞑想、チャクラマントラ法、セルフ・ヒーリング法など、精神面のトレーニング

もすべて丁寧に行った。瞑想状態になると途端に聴覚が敏感になり、さまざまな

音が飛び込んでくる。ふだんは聞こえない電車の音、今朝は鳩が鳴いていた。

 インドのメディテーションホールにいる気分にはならなかったが、朝から気分は爽快だ。

今日もとても暑そう、夫はすでに目覚めてテレビをつけた。

 今日はどんな一日になるだろう。

※私が宿泊したヨガニケタンアシュラムの内部

※なだらかな山の中腹 林の中にあった質素なコテージ(現在はない)

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