9月19日のよみうり新聞「カルチャー」覧に、作曲家の池辺晉一郎さんは、新型
コロナでプロ合唱団が追い詰められていて、そのためハミングだけの合唱曲の
作曲を依頼されたそうだ。抵抗感もありながら作曲なさり、ハミングだけの
合唱曲が3曲できた。それは実際に公演され、テレビの「題名のない音楽会」
で放映もされたそうだが、私も見たかったのにと、大変残念だと思った。
作曲して実感なさったことは、「改めて人間の声の素晴らしさ」で、特殊なマスク
を使用し、ソーシャルディスタンスを保ち、40人以上のメンバーで歌った。
その曲の言葉はクリヤに伝わり、声量も全く問題なかったそうだ。
これを読んで私はとても感動した。私もアマチュアの混声合唱団で何年も歌った
ことがあり、合唱の素晴らしさは十分理解しているからだ。
私が通っていた混声合唱団は、この二月に東京オペラシティで開催された
「シニア合唱TOKYOフェステバル」に友好出演した。オリジナル曲「魔女の唄」を
唄った。その曲は私が入団したのがきっかけで、先生が作曲して全団員で詩を
作ったのも懐かしい思い出になった。今はコロナで休んでいるが、またいつか復帰
して歌いたいと思っている。声は体全体で出すもので、若さを保つためにも、毎日
気長に「ヴォイストレーニング」を続けたいと思っている。