ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

輝いて生きるために老化と賢く付き合う(16)

2020-09-08 07:04:57 | エッセー

鞭を当てない体のコントロール法 

 若さと健康を保つためには、運動が大切ですが、そのために体を傷める人が多い

こともあるようです。それはそのやり方が違っているとか、その人に合っていない

からなのかも知れません。また、年齢と共に体の鍛錬法を変えて行くことが、私は

必要だと思います。高齢になっても「まだ自分は若くて元気だから大丈夫」と

毎日頑張っていた知人は、足、膝、腰などをを傷め、もう運動はほとんどでき

なくなりました。私自身はダンス教師でしたが、34歳でヨーガに出合い、それから

ヨーガの指導者になりました。

 若かったので、かなりハードに鍛えていましたが、40歳代にダンスで膝と腰を

傷めたのがきっかけで、より自分の体に大変敏感になりました。

 それは「これは体が嫌がっている」と、体の中の声が聞こえるようになったのです。

例えばテレビで見た体操を「これは良さそう」と、しばらく続けていると、それが自分

に合わない場合には、必ず体に違和感があったり、痛みを感じたりするのです。

 どんな良い体操でも、それがすべての人に良い訳ではなく、まして年齢が増すごとに

そんな「体の中の声を聴きながら行う」ことが必要だと思います。

 高齢の私は、毎日自分のための運動は欠かせませんが、年齢と共に少しづつ内容

を変えて行っているため、体のコリや痛みなどは全くありません。

 

毎日努力できるのは、最後まである程度自立して生きていたい目的で、今更鍛え

る気持ちは全然なく、もしも現状維持できればと、自分なり続けています。

 まだ若いと思っている方も、運動のし過ぎで体をこわした事例も沢山あるので

あまり無理せずに、体の中の声を聞くようにしながら、注意深く体を動かしましょう。

個人差はありますが、1)ご自分の年齢に合った方法を見つけ、2)気長に無理なく

 3)細く長く、4)苦痛ではない程度に、楽しみながら、長続きをしましょう。

 次回は私が毎日行っているトレーニングをご紹介いたします。

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