鞭を当てない体のコントロール法
若さと健康を保つためには、運動が大切ですが、そのために体を傷める人が多い
こともあるようです。それはそのやり方が違っているとか、その人に合っていない
からなのかも知れません。また、年齢と共に体の鍛錬法を変えて行くことが、私は
必要だと思います。高齢になっても「まだ自分は若くて元気だから大丈夫」と
毎日頑張っていた知人は、足、膝、腰などをを傷め、もう運動はほとんどでき
なくなりました。私自身はダンス教師でしたが、34歳でヨーガに出合い、それから
ヨーガの指導者になりました。
若かったので、かなりハードに鍛えていましたが、40歳代にダンスで膝と腰を
傷めたのがきっかけで、より自分の体に大変敏感になりました。
それは「これは体が嫌がっている」と、体の中の声が聞こえるようになったのです。
例えばテレビで見た体操を「これは良さそう」と、しばらく続けていると、それが自分
に合わない場合には、必ず体に違和感があったり、痛みを感じたりするのです。
どんな良い体操でも、それがすべての人に良い訳ではなく、まして年齢が増すごとに
そんな「体の中の声を聴きながら行う」ことが必要だと思います。
高齢の私は、毎日自分のための運動は欠かせませんが、年齢と共に少しづつ内容
を変えて行っているため、体のコリや痛みなどは全くありません。
毎日努力できるのは、最後まである程度自立して生きていたい目的で、今更鍛え
る気持ちは全然なく、もしも現状維持できればと、自分なり続けています。
まだ若いと思っている方も、運動のし過ぎで体をこわした事例も沢山あるので
あまり無理せずに、体の中の声を聞くようにしながら、注意深く体を動かしましょう。
個人差はありますが、1)ご自分の年齢に合った方法を見つけ、2)気長に無理なく
3)細く長く、4)苦痛ではない程度に、楽しみながら、長続きをしましょう。
次回は私が毎日行っているトレーニングをご紹介いたします。