会員の大半が 自身、あるいは身内に人身、家屋家財の被害を蒙った3月11日の東日本巨大地震被害!! 安否消息連絡の取れない数日を過ごした後、徐々にその被害の甚大、あるいは想像をはるかに超す津波が明らかになり~見るも無残な街の光景を見て~初めて命が助かったのが幸いと思わざるを得ない感情を知る人は多かったと思う。<o:p></o:p>
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私自身も我が店、我が住まいまで津波が押し寄せようとは、あの激しい地震を体験しながらもその時点では考えられないでいたが~隣近所の人々が一人二人と避難し始め顔見知りが視野から居なくなった時点で 「逃げた方がいいかも?」 とその気を起こして取り合えず身近の大事なものを早急にまとめて逃避開始。<o:p></o:p>
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その途中、背後で 「すぐそこまで水が来ているぞ!」 の大声を聞いた時点でも半信半疑の行動であったが~逃避途中にある街中を流れる山口川 扇橋 に差し掛かった時、川の水が急激な速さで盛り上がり道路に溢れんばかりの勢いを目にして初めて足早な行動に変わった事をはっきり覚えている。 <o:p></o:p>
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それまでは家内は退院して間もない快復仕切らない時、私は歩行もままならない腰痛時、のろのろ逃避がこの川を境にして一変したと察する。
約20日の避難所生活。
早め早めの交渉行動が自宅修理に功を奏して自宅に戻る事が出来ました。でも階下で生活するまでは大変な作業が続いた事はどこの被害家庭でも同じ思いをしたと思います。<o:p></o:p>
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被害を受けた会員は多かったですが人身被害はまぬかれて、日が経つと共に相互の連絡も取れて、取れ合った時点で今年の計画行事は中止に決定となりましたが…ある程度落ち着きを取り戻した時点で、役員会合を持つようになり、世間も徐々に復興に向け動き出し、進むにつれて、気持ちにも変化が生じ、何よりも友鱗会の親船 佐々木釣具店 【平進丸】 がいち早く復旧~稼働出来た事が幸いして、船長の協力もあって、競技釣り大会ではなく、この辛い時期、気分転換を兼ねて釣りをしたい会員だけでも釣りをやろうと言う事になって釣りリクレーションを実施。8月、10月に計4回の会を開催。
おかげで私も参加、嫌な日常を一時の忘れる時間が持てました。しかも、数年釣る事が出来なかったタコも、アイナメの大物も更には震災で施設から大海に躍り出たと思われる銀鮭も物にする事が出来ました。カレイも大量に釣ったと言う実感も味会う事も出来ました
参加した会員も私と似た感覚で楽しんだ事と思いますが、釣りに行きたい気持ちを持ちながら震災復興にかかわる仕事に携わっている会員は参加出来なかった事は残念。
会としては年会費等も徴収する状態ではないながら役員会、釣りの会合を持てた事で総会は例年通り開催する運びになって19日第38期総会を例年通り料亭【おかめ】行いました。 17名の参加で賑やか和やかに歓談~二次会、三次会と盛り上がりました。今回は大会がなかった為、表彰式は行う事がが出来なかった替り、賞品を用意してビンゴで1番ビンゴ引き当て者を優勝者に見立てて~優勝者挨拶の一幕を繰り入れる場面も演出。 来季の英気を培いました。
復旧なった平進丸