悲しさ寂しさをこらえての数十日(数えれば丁度2か月前)5月22日、投与続けていた薬の効果が薄れた判断で別の薬の点滴がされた日であった。46時間点滴も前回と変わりない。点滴当日は元気なれど翌日あたりから食欲不振になり約1週間は薬の副作用と思われる体調不調が続き徐々に回復して行くのが通例で、今回もそれだろうと本人も私も信じて数日を過ごしていたが、食事を口にしないと言うより口内炎で刺激が強く食べられないし、食べても味も判らない状態になって27日夜、急きょ病院へ~即入院。
食べられないから体力の衰えは甚だしく日々元気を無くしていくのが目に見えて辛い。
「家に帰れるかしら?」 と 弱々しいながら真顏で私に問いかける。 苦しい瞬間でもあったが細くなった腕をさすりながら~「それには食べれるようになって体力をつけなちゃね」 と大丈夫と大きな声で励ます事も出来ず、駄目だとも言えない複雑な立場での答えしか言えなかった。
火葬の日 コース外の自宅であったが霊柩車に自宅周りを通って貰い、せめてもの思いを叶えた積り~通じているかな?
徹夜の看病、苦しさと闘う姿、静かに息を引き取る瞬間、それから始まる葬儀の諸事。
短日間、短時間で諸々の事に携わらなければならない自分。4人の子供、そして6人の孫、親戚、友人の協力でどうにか成し終えました。皆に感謝です!ありがとう!!
花の好きだった登紀子 花に囲まれた祭壇で、納棺も花いっぱいに包まれて
花か登紀子か見間違えるほどに綺麗に化粧されて良かったね。
写真も花をバックに選びました。
先に逝った親友の紀(のり)ちゃんと再会して騒いでいるかな?
僕の居場所を確保しておいて下さい。