人生修行の旅

「笑って、野垂れ死ぬ!!」
そのために、この人生をどう生きて、この命を何に使うか?人生一度きりの生き方を実験中!!

ロンドンパラリンピックの旅⑧~指を失ったマダム~

2012年09月21日 | 
 横に空いていた2席に座ったイギリスのマダム二人。

何かの拍子にドリンクを落としてしまった。

イギリスの代名詞の一つといえば、「ジェントルマン」である。

前の席の下に手を伸ばしてとってあげた。

サンキューという微笑みとともに、渡したジュースの受け取る指がないことに気付いた。

私は一気に興奮して、

「もしかして、登山家ですか?」

とまくし立てると、「No」の返事。どうやら、子供の時に

何かでなくしてしまったらしい。(英語が修行中のため、聞き取れず)

ちょうどロンドン行きの飛行機の中で読んでいた本(沢木耕太郎 著「凍」)の中に手足の指を失っても登り続ける

女性登山家が出てきて、感銘を受けたために興奮して聞いてしまったのだ。

間違ったのも“縁”ということで、この指を失った女性登山家の話をしたら、

「すごい!!」と感心してくれた。




これがきっかけで、そのマダム達とその隣に居合わせたドイツの女性とも仲良くなり、

ともに応援することになった。

日本の選手が試合をすると、

「カモ~ン、ジャパ~ン」とよく響く声で応援してくれた。

マダム達もドイツの女性も“歌”に関わる仕事に就いていた。

道理で声がよく通るはずである。

勘違いから仲良くなり、一緒に応援を通して仲良くなる。

隣に座ったのも“縁”と思って、思いきって声を掛けたことで、

ロンドンパラリンピックの応援が楽しくなっていく!!
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