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ハンセン病患者の人権

2018-08-02 19:36:40 | 時評
世の中には数々の人権侵害があって、もちろんどれも許されるものではありませんが、ハンセン病患者に対する人権侵害ほど苛酷なものはないと考えます。特に人権の尊重を基本理念とする日本国憲法が施行された後も大っぴらに続けられた人権侵害という点では、ハンセン病患者に対する隔離や断種・堕胎が随一でしょう。
彼らは病気という憂き目に遭っているのですから、本来なら労わられるべき存在でしょう。もうひとつ、憲法学者とか弁護士とか人権に敏感であるべき専門家からも見過ごされたという点でも他に例をみないものです。私も菅直人厚生大臣の時代に問題化するまで気づきませんでした。
その罪滅ぼしから、毎年授業で専門家を招いてこのテーマを語ってもらっています。学生の反応も良好です。

ところで昨夕の朝日新聞に、療養所のひとつ・長島愛生園にあった高校に野球部があって、部員たちが様々な工夫で外のチームと交流試合をしていた昔(青森まで遠征)が紹介されていて、何だか少しほっとしました。
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