袋田の滝、那智の滝と並び、日本三名瀑に数えられる華厳の滝。
日光山を開いた勝道上人によってその存在を発見されたとされ、
中禅寺湖唯一の流出口から、落差97mを一気に流れ落ちる姿は圧巻です。
華厳の滝エレベーターで滝壺近くの観瀑台へ向かいます。
高低差は100m、所要時間はおよそ60秒。
行儀よく左側通行で。
日光山より標高が高い分、気温もグッと低く感じました。
先ずは激しい水音が出迎えてくれます。
絶対的なスケール感を目の当たりにして、暫く言葉を失います。
観る者を圧倒する自然のパワーを感じずにはいられません。
岩壁からは伏流水が流れ出し、十二の小滝を形成。
直下する豪快さに加え、十二滝と呼ばれるその存在が、
滝全体に造形美をもたらしている気がしますね。
97mを一気に降りた後は、華厳渓谷の流れに変わります。
太古の華厳の滝は800mも下流にあり、浸食を続け現在の位置に移動した
と考えられているそうですが、余りに壮大な話しで想像すら付きませんね。
男体山の姿もバッチリ拝めました。紅葉はすっかり終わって
いましたが、平日にもかかわらず賑わっていましたよ。
団子を頂き、華厳の滝に別れを告げます。
勇壮な大自然の前では、人は謙虚な気持ちになれますね。
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華厳の滝エレベーター
栃木県日光市中宮祠2479-2
0288-55-0030