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開発の初めから順番に書いていってみる その28:外部設計(5)実際の外部設計

2007-04-13 08:07:17 | 開発ネタ

シリーズ「開発の初めから順番に書いていってみる」の続きです。
今、外部設計の段階で、要求仕様から、詳細設計までの間(ここを外部設計と、ここでは読んでいるわけですが)の手順は、以下の手順で行うと、流れに飛躍がなく説明がつくということを書きました。

(1)入出力の媒体をきめる。
(2)その媒体ごとにフレームワークを決定する。
   なければ、入出力方法を決定する。
(3)そのプロセスの起動方法を考える
   なければ、起動モジュールを考える。
(4)起動モジュールから、(2)の呼出し手順を考える
   →そうすると、処理部分だけ、のこるはず。
(5)その処理部分をどうするか、考える。
(6)そうすると、細分化された入出力、処理部分ができる。
   ここで、あわせたいものは、あわせる
   →特に画面を、いくつか合わせて1画面にすることが多い
(7)処理部分を、ワーカーさんに渡せるまで落とし込む。


前回までで、この内容について説明しましたが。。。




■実際には、このようにやっているわけではない

 実際には、入出力と処理部分に分けるという概念はあるのですが(富士通が公開している開発標準もUIとSSにわかれている)、実際には、このように、流れるように進んでいるわけではないですい。

 というのも、入出力と処理部分をわけて、入出力部分を全部、フレームワークないしは、共通化しないと、入出力部分を勝手にやられて(恣意的に作られて)こまるというのは、実感ではあるのですが、体系的に、意識されているわけではないということと、飛躍のない詳細化の手順が、担当SEの中で明確に意識されていないので、なんとなーく、仕事をこなしてしまうことになります。

 で、外部設計の実際は、こんなかんじです。

(あ)フレームワークの確認から、全体的なプログラムの書き方を決める
(い)画面の設計をする
(う)DBの設計をする、(その他外部の設計をする)
(え)プログラムを適当に詳細化し、詳細設計に持っていく

つまり、この間に明確なつながりがなく、そのことが、さまざまな問題を引き起こしています。




 ということで、次回から、上記の実際の外部設計の手順に照らして、今まで説明したことと比較して、どこに問題があるのかなどについて、書いていきます。
 副詞的世界という話も書いたので、それについても書きたいと思います。


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