ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

6月6日って、何の日?金星太陽面通過?じゃなくってWorld IPv6 Launch!!

2012-06-01 16:04:38 | トピックス
もちろん、金星太陽面通過の日でもあるんだけれど、それより

World IPv6 Launch
http://test-ipv6.jp/ipv6launch.html

の日。IPV6を使っていく日。

これに伴っての話

「World IPv6 Launch」に備えてIPv6対応を
http://www.atmarkit.co.jp/news/201204/17/w6l.html


とか


ドコモの一部スマホでIPv6サイトが利用できない可能性 6月6日以降
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1205/30/news104.html


で、IPV6でおかしくなった場合

連載 IPv6 入門 - 第三回 IPv6 の無効化方法
http://blogs.technet.com/b/jpntsblog/archive/2010/06/17/ipv6-3.aspx


P.S IPV6でおかしくなったとしても、「金星のせいだ!」と言い出しそう・・・


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組み込みソフトウェア向け品質作りこみガイドESQR解説

2012-06-01 09:02:25 | トピックス
SDM公開講座「現代ソフトウエアエンジニアリングの俯瞰図
の第8回


組み込みソフトウェア開発を見える化する
組み込みソフトウェア向け品質作りこみガイドESQR解説

を聞いてきたのでメモメモ




■組み込みソフトウェアの見える化
  中身(構造)の見える化
  動きの見える化
    :
    :
  品質の見える化
    品質目標
    品質計画・・・評価尺度、目標値←ここ
    品質状況

■実態把握調査から
  不具合の件数:20件以上が3分の1強(なしも4分の1弱)
  不具合発生製品率・・30%以上が25%強
  1製品あたり5件以上が4分の1弱
  不具合原因
     40%はソフトウェア起因→ソフトがクリティカル
  対策費
  なし40%以上、50%が1億未満だが、2億以上も数パーセントある
  不具合発見工程=下流、入れ込んだ工程=上流
    →手戻りがおこる
  ソフトウェア開発の課題:設計品質の向上、開発コスト、期間
  再発防止:ソフトウェア開発プロセスの見直し
    →ただ、実際には期間が短くてできない

■ESQR概要
  客観的な品質指標→参照手法(参考値)

  背景・目的
    具体的な品質指標が不在
      どの程度の品質が必要?
      レビュー・テストをどれだけすればいい?
    →指標を用いて可視化

■ESQRの特徴
  1.求められる品質レベルに応じた品質管理
      4段階の品質レベル
  2.定量的品質管理
  3.品質評価指標の標準化・共通化
      話が合わない:行数とか→共通化

  レベルに応じたシステム管理:システムプロファイリング
    4つのシステムタイプ

  定量的品質管理
   1.システムプロファイリング
   2.プロジェクトプロファイリング
   3.品質目標設定
   4.品質コントロール

  プロジェクトプロファイリング
    作る側の事情を加味し、システムプロファイル結果を補正
    (表現があいまい)
      :
      :
    (ほか、いろいろあったが省略)

  品質評価指標
    プロセス品質:品質確認作業の十分性
    プロダクト品質:成果物のできばえがよいか、悪いか
   品質評価指標目標値=参考地+補正値

  品質コントロール
    対象製品     適切な指標で状況を可視化
      特性を考慮 ↓
    評価指標目標値  目標値達成に向けてコントロール  


 品質評価指標の標準化、共通化
    プロセス品質評価指標
    プロダクト品質評価指標
    基礎指標
    

 主な品質基礎指標
   コード行数:コメント/空行を含む
   開発工数:間接作業を含む
   レビュー工数:参加人数*レビュー時間
   テスト項目数:単体テストは含んでいない
     :
     :
   (以下省略)
  

  プロセス品質評価指標
   品質確認作業(レビュー、テスト)の十分性を評価する指標
     作業充当数:相対的な工数
     作業実施率:開発量に対する比率

  プロダクト品質評価指標
   成果物のできばえを評価する
     ドキュメント品質評価指標
       ドキュメントボリューム品質評価指標
          -ドキュメント量比率
       ドキュメントバランス品質評価指標
          -記述内容バランス
     コード品質評価指標
       コードボリューム品質評価指標
          ファイル行数
          関数の行数
       コード特性品質評価指標
          制御文記述率
          コメント行記述率
          コーディングルール逸脱率
     テスト品質評価指標
       テスト十分性品質評価指標
          テスト密度
          不具合収束率
       動作完全性品質評価指標
          不具合修正率

   品質レベルに応じた評価指標参考値

■品質評価指標
  仕様レビュー作業充当率 レベル1で2%
  設計レビュー作業充当率 レベル1で2%
  コードレビュー作業充当率 レベル1で2%
  テストレビュー作業充当率 レベル1で2%

  テスト作業充当率 レベル1で30%

  仕様レビュー作業実施率 レベル1で7.2
  設計レビュー作業実施率 レベル1で7.2
  コードレビュー作業実施率 レベル1で3.6
     :
     :

  要求仕様バランス・・内容のバランス
     :
     :
  ファイル行数 レベルに関わらず2キロくらい
  関数 160以下にしましょう
  制御文記述率 難しくなるほど、小さくなる
  コーディングルール逸脱 高いほど、少なくないといけない
     :

■ESQRの使い方
  システムプロファイルを決める
     人的損失
     損失額
  プロジェクトプロファイリング
     補正係数を決める
  品質評価指標の選定と目標値の設定
     品質評価指標の選択
       レビュー作業充当率
       テストボリューム率
     品質目標値の設定
  品質コントロール
    実際の開発フェーズでの指標値の測定と評価
       レビュー作業充当率
       テストボリューム率

■実際の活用に当たって
 注意点
  ESQRで提示した指標をすべて利用する必要はない
    自部門の目的に適した指標を選択・追加して利用
      →事前の問題箇所の分析把握

  参考値をそのまま利用しない
    自部門の実力やシステム特性
      →負荷の少ない開発実績データ収集の仕組み
   
  数値に振り回されない→数値の達成は目的ではない
    コントロール重要
    不具合件数との併用
    レビュー・テストは量でなく、質も重要
      →不具合を十分に検出、不具合件数が減少


■まとめ
・製品に求められるシステム品質の把握
・定量的な品質計画と品質コントロール
・品質実績データの収集と品質評価指標の整備
・品質向上のための管理サイクル

 本体の目的は・・不具合の削減
  レビューテストは、不具合の検出
   不具合を作りこまない
  不具合の現象による作業効率向上の実感が必要

 不具合の根本原因の分析対策

 不具合の根本原因
  起因箇所
  作りこみ箇所、作業
  作りこみの原因
  生産物の不備の原因
  検出漏れの原因
   何で、どうして→どうすれば

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