ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

ソフトハウスにおけるここ数年の格差社会について

2017-02-20 20:15:45 | Weblog
ここ数年(1~2年くらいかも?)で、ソフトハウスに
大きな格差が生まれようとしているように感じているので、
それについて思ったことをまとめる。




■格差社会前:中規模ソフトハウス(従業員:15~60人)の存在
 まず、ソフトハウスは売上高と技術的先端性の2軸を取ると、
大きく3つに分割できる。


(1)1プロジェクトあたりの売上高小(1000万以下)
   既存・汎用的技術中心

 数年前は、中小ソフトハウスはJavaとかPHPとかでフレームワークを
使った案件が取ってこれた。なので、この受託を取ったり、中小企業の
小売業、製造業相手のIT化などの仕事をしたりしていた。
 技術が好きな人が社長さんになったりして、その「コンピューター」
技術談義に花を咲かせるなどという・・・のどかな時代があったものでした。


(2)1プロジェクトあたりの売上高小(1000万以下)
   先端、専門技術中心

 もっとも、この時代(っていっても、数年前なんだけどね)にも、専門・先端技術
をやっている中小やベンチャーはあって、画像処理とか、ハードよりの組み込みとかを
していたかんじ。

(3)1プロジェクトあたりの売上高大(1000万以上)
   既存・汎用的技術中心

 これがいわゆるSIerをトップとした中小下請構造
 最底辺はSES・派遣の場合と、受託(偽装請負含む)の場合もある
 SESのほうが、社員に給料を払ってから、入金までのサイトが短いこと、
 大きな残業の場合は、ある程度発注側が負担してくれることなどから、
 小規模でも受けやすい(2、3人を送り込む100万台の案件~)

 この上にSIerがあって、まあ、5次請け、6次請けとかあったわけだ。

※なお、組み合わせ上、

  1プロジェクトあたりの売上高大(1000万以上)
  先端、専門技術中心

 という案件も考えられるが、ここで分けるほど大きな案件はあまりない。
 先端といっても、本当の先端というよりは、既存技術。

 大きなプロジェクトの場合、先端技術を導入してリスクをとるということを
しないことがおおきな原因だけど、そもそも、日本は新規開発が少なく、保守
にお金がかかっている現状、この市場に投資する余裕がない・・・ってことも
あると思う。

※時間が流れると、技術も流れていくので、それにともない、この図も
 平行移動する。なので、既存技術をやっている人たちも技術改革の影響
 をうけるんだけど、「ある時点で区切ってみると」いつもこんなかんじ。




■今起こっている格差

 ところが、2~3年前から、急激な変化が起こった。



 一つはAIとIoT。
  これは、コンピューター技術でも、いままでのフレームワーク
  の延長ではないし、ソフトとハードの融合がものすごく、専門知識
  が結構いるようになった。

 もう一つは、大規模システムの開発失敗
    みずほはなかなか出来ない、
    マイナンバーも結局・・・
    東電託送・・・
  等など、大規模案件で、納期どおりうまく開発できなくなった。

 世間的には、前者が大問題と思っているかもしれないけど、
 実は、後者のほうが大問題。予算が決まっている、でも、納期どおりでない・・・

 ・・・どうなったか・・・
  単価を下げて、人をあつめた。

 ・・・どこから・・?
  はじめのうちは、組み込みや、中小ソフトハウスからだった。
   →中小ソフトハウスは、この段階で単価が下がった。
    その前はめちゃくちゃ単価が高くなったので、まさに急降下ってかんじ。

  でも、それでも集めきれなくなり、一般の人を募集するようになった。

  それとフリーランスの人。この業界、50代、60代の人たちが若かった
 ころは時代が良かったので、お金になったけど、いまいろいろ大変で、
 フリーランスになる人が多い。そして環境的にも、首都圏コンピューターとか
 レバレッジとかでてきて、フリーの人たちも働きやすい環境になった。

  そこで、こまったのは、中小ソフトハウス。フリーランスの人は、1人月50万で
 請ける。その値段では、中小ソフトハウスは採算取れない・・・けどやる?
  この場合、中小ソフトハウスは、上のほうに行くことになる。

  右横、つまり、先端技術のほうにいけるか・・・
  これ、中小ソフトハウスの偉い人は、コンピュータ技術好きだから行きたくて
  行ってしまう。Raspberry Piとか、ディープラーニングとか
  でも、Raspberry PIにはすぐにつながらないし、ディープラーニングやっても
  うまく学習してくれない。それなりの技術はいるのよ・・・

  なので、右横に行くと、失敗する。

 結局、中小ソフトハウスは存立できなくなってきている。

 ただ、大規模プロジェクトが失敗してくれているおかげで、マネジメント部門
 (PMO)に人が必要で、そこに押し込めば、何とかお金は確保できるので、
 やっていけている。

 今後はプロジェクトの規模が小さく、多くなってくるので、PMの需要が多くなる
 と思う。そこに食い込めば、一時的にはやっていけるかもしれないけど・・・
 全体的には、中小ソフトハウスは減ってくるかな?




 もともと、ベンチャーや専門技術の会社は、そんなにない。

 そこで、今の状態だと、中小ソフトハウスが減って、上のほうに行く
 大規模下請け会社と、中小企業間の仕事を請ける、小規模やフリーランス
 となって、中間層は減っていく・・・そんな気がしています。

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VISCUIT,ScratchのあとはUNREAL ENGINE?

2017-02-20 16:39:27 | Weblog
 中学生などで、VISCUIT,Scratchをやったあと、ゲームつくってみたい!
 という要望が結構あるようだ・・・

 その先っていうと、やっぱり、同じビジュアルプログラミング言語(グラフィカルプログラミング言語)という意味で、UnityのUNREAL ENGINEかなあ・・・?

WHAT IS UNREAL ENGINE 4?
https://www.unrealengine.com/ja/what-is-unreal-engine-4

ほかにも、unity ビジュアルプログラミングでググってもらうと、いろいろあるけど・・

PepperはChoregrapheがビジュアルプログラミングだけど、Pepperはロボットであり、(今のところ ^^;)ゲーム機ではない・・・

とすると、UNREAL ENGINE?
勉強しなければ・・・ってか、その前にUnityやらねば・・・

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AzureやIISでファイルサイズの大きいものをアップロードしたとき404エラー

2017-02-20 12:40:14 | ネットワーク
メモメモ

【Azure】PHPのフォームでファイルサイズの大きいファイルをアップロードすると404がでる件
http://unvent.jp/dev/azure/dev/azure/%E3%80%90azure%E3%80%91php%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A7%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%84%E3%83%95%E3%82%A1/


ファイルアップロードの制御をIIS7も行っていることが判明。
しかもIISの許容しているファイルサイズをオーバすると強制的に404に飛ばす仕様らしい

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システムテスト自動化カンファレンス2017

2017-02-20 10:20:52 | Weblog
システムテスト自動化カンファレンス2017
2017/03/19(日)13:00 〜 19:00
https://testautomationresearch.connpass.com/event/50928/

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