ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

Perfume X Docomoの、なにがすごいのか?(やっぱりライゾマ)

2017-11-09 13:38:48 | Weblog
ここ

実行せよ。実現せよ。FUTURE-EXPERIMENT.JP
https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/future_experiment/index.html


リアルタイムで見れなかったあ~
で、「何が凄いの!」といっている人がいるようなので、
ちょっと解説してみる。




■まず、1万キロ離れると、光の速度で行っても遅れるという事実を認識しよう!

 このため、単純に1万キロ離れたところの画像を合成しても、
 みんなばらばらになる。

 そこで、時間を合わせる技術(時刻同期)が必要になる。Ethernetだと、下参照

車載 Ethernet ネットワークにおける時刻同期
AUTOSAR、IEEE、TSN の中で、いかにバランスをとるか?
https://vector.com/portal/medien/cmc/press/Vector/Ethernet_Timesync_Automobil-Elektronik_201608_PressArticle_JP.pdf

 で、この時刻同期を取った場合、1箇所でも画像が遅れれば、その画像は飛ばして
表示されることになる。

 今回の、Perfumeの画像には、全フレームそろっているように見える。
 それだけ、通信回線が安定しているということ。
 一般の通信回線だと、HDでも5Mbpsは必要になる。
 4Kだと30MBps~

 しかし、この転送速度を出すだけでは、この画像を作れないのだ!




■画像処理をめちゃくちゃ早く行わなければならない!!

 画像処理に時間がかかっていると、画像がとまってしまう。

 つまり、圧倒的に早い速度で送り、表示までの間の時間差をつくり、
 その時間差の間で、処理を完了させるか、

 数コマづつ、定期的に遅れさせて、そのコマ数の時間で処理させる
  この場合、処理時間を均一にして終わらせなければならない。

 いずれにせよ、短時間で、安定的に、画像の抽出・合成が出来ないといけない。

 たぶん、あらかじめ「ストーリーは出来ていて」それで合成している
 とはいえ、転送してきたデータを、解凍して(たぶん、まさかRAWでは送らないだろう)
 それを画像処理して切り出して、合成して1コマ分をつくるのに、
 これだけの速さで行うって言うのは、

  かりにFPGAやGPUを使ったとしても
  すごい、処理スピードなわけ(技術なわけ)・・・
  そして、画像処理は完全自動化していないといけない

 なので、圧倒的に速い転送スピードか、ものすごい安定した通信が
 求められる。5Gは、両方満たしているんでしょうね。 




■なぜ、Perfume?→裏方に、ライゾマティックスなのだ

 これを実現するには、あらかじめ「ストーリーは出来ていて」という
 状況だと思う。ということは、ストーリーどおりに正確に踊ってくれない
 と、これは実現できない。

 やっぱりこれには、紅白で安定した実績のあるPerfumeさんなんでしょう・・・

 っていうか、ここまでのことをやれるのは、ライゾマさんでしょうと思ったら

https://twitter.com/rhizomatiks/status/928289233839591424


 演出・システム開発、ライゾマさんなのね、やっぱり!(^^;)




■でも、限界も・・・

 一部、隠れてしまうところがあった。

 さすがに、短時間で切り抜き、溶け込ませるのには、現在の技術では
 限界があるということだろう。

 これには、人工知能をつかって、背景を載せかえるような技術が必要になる。

 それは、

  先生、せんせい、それは(adobe)Sensei

「それを求めるなら、ライゾマでなく、チームラボです。AIだから」という意見は無視します。

【あわせて読みたい】
世界が注目!現代アートの新四皇!?チームラボ、ライゾマ、タクラム、ザ・ユージーン アート×テクノロジ
https://matome.naver.jp/odai/2149753218143150701


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AIを作っている人と使っている人で意識の差があることを発見!

2017-11-09 00:47:09 | Weblog
詳しくは、あとで書き直す。
とりあえず、忘れないうちにメモ。

AIを作っている人は、
 AIのテスト、品質保証
  →単体テストは昔のC0,C1のようなホワイトボックスで品質保証。
 データによる予測の変動
などを気にしている。たぶん、自動運転などへの応用を意識してる人だと思う。

でも、今AIを使っている人の多くは、自動運転などではなく、
画像認識だと思う。これらの人たちは、APIとして使う。
 APIのテストは、JUnit等のユニットテストを、外からデータをいれて行う。
   →つまり、ブラックボックステスト。
 ブラックボックスなので、API利用者は、それがMLのプログラムか、
 ルールベースかは関係なく扱う。

 むしろテストより、見積もりが立たないことのほうが問題だと思う。


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