令和3年9月5日(日)
ランタナ
街の至る所に、紫陽花によく似た大きな葉の上に小さな
小手毬の様な、しかも色とりどり花を集めて咲いている。
大通りの花壇に水をやる奥さんに声を掛けた。
「この小さな綺麗な花、沢山咲いてますね、、、」
「この花はランタナで、この葉ッパを擦るととても良い
匂いがします。但し茎には棘が在るのでご注意下さい」
ホントですねー、、、ハーブのようです」
「此処に青い小さな粒が在るでしょう、これが種でやがて
黒くなって風に運ばれドンドン増えます、繁殖が強いので
そこら中にランタナが、、、、、」
「どうも有難うご座いました」
ランタナ : 和名、七変化
クマツツラ科の落葉小低木で原産地は中南米、
種蒔き期は4月頃、開花期は5月~10月頃と長い。
花の色は白、ピンク、赤、黄、橙など豊富
花言葉 : 協力、合意、心変わり、厳格
和名の七変化は、白・黄・橙・赤の様々な色をつけ次第に
変化していくことに由来する。
この花の開花時期はとても長く生命力が在り、放って置い
てもよく育つ。花はアジサイに似るが別の品種である。
果実は青色から黒く変色し有毒。 鳥には無毒なので鳥が
他の場所へ運んだり、風雨等で飛散する。
少し蔓状になった茎は横に這い、茂みを作り繁殖していく。
中南米原産のランタナ、今では世界中の帰化植物となり定
着している。
日本では小笠原諸島、沖縄諸島に移入分布し、今では日本
全国の至る所に分布している。
東南アジアでは厄介な雑草として問題化している。
最近では「要注意外来生物の100種」に指定されている。
とても綺麗で可憐な花だが、、要注意外来生物ですか?
今日の1句
秋風にランタナの花逞しき ヤギ爺